星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

KKT ROCKET COMPLEX × FMK RADIO BUSTERS Presents「SOUND BLOW vol.2」@熊本DRUM Be-9 V1


出演:怒髪天×the pillows

詳しいことはよくわからないけれど、熊本県民テレビ(KKT)の番組のひとつである「ROCKET COMPLEX」と、

FM熊本(FMK)の番組である「RADIO BUSTERS」の、コラボイベントが「SOUND BLOW」


その2回目のゲストが怒髪天ピロウズらしい。



そして、ピロウズとFMKは10年来の付き合いがあって、「RADIO BUSTERS」という番組が始まるときに、さわおさんがその番組ロゴを制作されたらしい。

(詳しくはこちら→http://www.fmk.fm/rb/the-pillows.html


とにもかくにも、増子兄ぃには足を向けて寝られないバスターズとしては、この対バンは見逃せない。

でも熊本・・・遠っ!


最初は行くのをあきらめたが、ライブ翌日の休みがなんとか取れそうなのと、同じ日に大阪であるライブの先行に外れたこともあって、今日の熊本行きが決定。

これも運命だろう。





熊本駅から市電(路面電車)で約15分。通町筋で降りてから徒歩7分くらい。

場所を確認してから、近くのアーケード街に行って「こむらさき」というラーメン屋で熊本ラーメンを食べた。

おいしかった!


せっかく遠征しても、ほとんど観光する時間がないので、せめておいしいものを食べなくちゃ。




熊本のDRUM Be-9は3月に移転し、新築の3F建てビルになって3つのライブフロアがあるそうだ。

今日のライブは1FのDRUM Be-9 V1(ドラムビーナイン ブイワン)であり、3/4にオープンしたばかり。

大フロアで、キャパは700くらいらしい。


ちなみに2Fは中フロアで3/5オープンしたDRUM Be-9 V2。

3Fは4月にオープン予定の小フロア、DRUM Be-9 V3。


すごいなあ。熊本に引っ越したくなっちゃう。


移転する前は、とても小さなライブハウスだったそうだ。


ビルの右の壁側に、120個くらいの小さいコインロッカーがあって、開場前から使えるから便利。

中にも100個くらいあり、今日は荷物預かりも中でされていた。

(次来るときのために詳しく記述 笑)




整理番号順に並んで待機。周りは民家なので静かにせねば。

今日はかなり暖かく、半そで1枚でも全然寒くない。

17時開場と早い設定だったが、機材調整が遅れたとかで15分遅れで入場。




フロアは4段くらい段があって、うしろのほうも見やすそう。ステージも天井も高いし。

最前ブロックはもういっぱいだったが、なんとかその1番うしろに入れた。


隣に来た男の子が、外で並んでいたときに何度か出会った子だったので、目が合って会釈したら彼も気づいてくれた。

地元の子だけど、4月から東京の大学に行くらしい。

中学生の頃からピロウズが好きだったが、なかなか熊本に来てくれなかったので今日初めてライブを観ると。

怒髪天も初めてらしいので、「絶対楽しいから!」と売り込んでおいた。




開演、かと思いきや、主催のそれぞれの番組のキャスターの方が前説に登場。

「絶対カメラで写真を撮らないで」とかの注意をされて、いよいよ開演。







ステージにはボーカルマイクがなかったので、怒髪天からだとすぐわかった。

気合を入れなおす。


SEが流れて怒髪天登場。今日も兄ぃの櫛は飛んでこず(笑)



以下、MCは順不同、あいまいです。







怒髪天


01.オトナノススメ
02.労働 CALLING
03.マン・イズ・ヘヴィ →N・T・C 
04.ロクでナシ
05.武蔵野流星号
06.スケアクロウ(ピロウズのカバー)
07.ドンマイ・ビート
08.NO MUSIC, NO LIFE
09.ビール・オア・ダイ
10.酒燃料爆進曲
11.ド真ん中節



セットリストの曲順はあやふやです。だけど、ようやくセトリが書けるくらい曲がわかるようになった〜(感涙)→1曲間違っていたので訂正しました。まだまだ修行が足りません。



●いきなり“オトナノススメ”


ばんばばばんばばんばんばばばば♪


乗り遅れるな〜〜、必死で踊ってついていく。



●熊本にこんなに人がいるのを初めて見た!前に熊本城でライブをやったときは城しかなかったのにー、と増子兄ぃ。


「今日はピロウズのおかげで、こんなにたくさん集まってくれて。」(笑)


「でも、ピロウズのやつらはもう帰したから。そんなんじゃダメダメって(笑)

今4人で腹筋させてるよ。」(爆)



ピロウズをよく知っているやつはわかっていると思うけど、ピロウズファンは俺の方に足を向けて寝れないんだよ!」



ははー、おっしゃるとおりでございます(ひれ伏す 笑)


ピロウズのギターにとPeeちゃんを紹介したのが増子さん。

それにPeeちゃんの高級アパートで「the pillows」のバンド名を決めた1989年9月16日にも、その場に増子さんが居たという(笑)


いやそれより何よりも、札幌で別のバンドをやっていたさわおさんに、初代ベースの上田さんが「一緒にバンドをやろう」と声をかけたとき、仲間を捨てて東京に行けない、と悩んでいたさわおさんの背中を押してくれたのが増子さん。


増子さんがいなけりゃ、ピロウズは生まれていないのです。




●増子さん、なんかおもしろい表現されていたなあ。

お客さんがいい感じに盛り上がっているのを見て、


「さすが熊本、さすがピロっ子!」


ピロっ子、って(笑)


「今朝6時に出てきた甲斐があったよ。」とも。




熊本ラーメンがおいしかった話を。

「こむらさき」で食べたらしい。さっきの店かな?それとも他にもあるのかな?



兄ぃが坂さんに「熊本は〜」って話を振ったら、坂さん右手を伸ばしてジャンプして、「大好き!」と。

かわいい〜〜〜(笑)

何度かやらされて息が切れていたけど。




●「誤解がないようにどの会場でも言っているんだが、山中と居酒屋で飲んでいたときに山中が、

“俺、怒髪天のラブソング好きなんですよー。最近作ってないじゃないですか。

ラブい曲作ってくださいよー”って言ったんだ。


それで作ったんだけど・・・まあ、40過ぎの男に頼まれて40過ぎの男が作るってのもあれだが・・」(笑)



「まるで山中に捧げる歌みたいに言われるけどそうじゃないから!」(笑)


「付き合うなら(山中より)Peeちゃんだろう?」


きゃー!!やっぱり!?(赤面)


「いや、そんなんじゃないけど!」(爆)


前からあやしいと思ってたんだよねー、っておい!(笑)



「・・・どこ見て歌っていいんだかわからないから・・・今日はまだ会場に女性も多いけど・・」

と兄ぃが話す隣で、シミさんが両手の人さし指をほっぺに当てて「アタシ?」みたいなフリをしたのでみんな大爆笑。


「おまえじゃねえよ!」と兄ぃに言われて、シミさんすねて石ころ蹴ってた(笑)


兄ぃは次に坂さんのほうを見て首を横に振り(笑)、最後に上原子さんと無言で見つめあって、「こわっ!」と。



「じゃあ、空気中のチリ見て歌うよ。」(笑)



“武蔵野流星号



去年札幌で初めて聴いた時、歌っている兄ぃの視線が定まらなくて笑ってしまった。ほんとに照れくさいんだね。


そうだ、札幌ではこのあと“スケアクロウ”のイントロが流れてきて泣いたっけな。


・・・と、思っていたら・・・“スケアクロウ”!!



札幌のときより少しアップテンポで、少し軽やかな感じ。


また・・・聴けるとは。今日のは熊本テレビが収録しているけど・・・この曲も流れるかな?

熊本まで来てよかった、って思った。



●告知を。大分や福岡でライブがある話をされて、「気づいたら毎月九州に来るよ。どんだけ九州が好きなんだ!」(笑)


後半は鉄板の曲が続く。


“ビール・オア・ダイ”の「お疲れさん!」にちょっとじーんとして、

「この1杯のビールのために♪」で泣きそうになる。変だぞ(笑)



●「怒髪天は26年目、ピロウズは21年目に入った。

怒髪天は・・やっと最近になって少しだけ行列ができ始めた。



・・・山中も同じだと思うけど、絶対いい曲だ!って思ってやっているんだ。


ラーメン屋と一緒だな。自信を持って作ったのを出すんだ。


時々勘違いして、アンケートなんて取っちゃうやつがいて、“どんな味がお好みですか”みたいな。

それでいちご味のラーメンを作ったやつがいたって(笑)



そうじゃないんだ。自分がこれだ!って出したものが、みんなに気に入られなくてもしょうがない、と思うよ。」



「最後にがっつりやって、(ピロウズが)出てきにくくさせてやる(笑)

キミたちとピロウズに、全力でぶつけるよ!」



“ド真ん中節”



ライブで初めて聴く・・・のだけど・・・


兄ぃはかっこいい髪形がぐしゃぐしゃになるのも気にせず、本当に全力で、魂こめて歌ってくれた。


CDやPVで聴いたり見たりした同じ曲とは思えない。

聴いているわたしのド真ん中に飛び込んできた。気づいたら泣いていた。




終わってからもしばらく放心状態。

少し押されて、ああ、次はピロウズだ、と思い出した。




the pillows


01.ノンフィクション
02.Skinny Blues
03.Mr.Droopy
04.Rodeo star mate
05.ターミナル・ヘブンズ・ロック
06.小さな約束(怒髪天のカバー)
07.I know you
08.バビロン 天使の詩
09.Please Mr.Lostman
10.Dance with God
11.YOUR ORDER
12.Primer Beat
13.この世の果てまで
14.ハイブリッド レインボウ


En

01.Finger post of magic スペシャル(怒髪天とセッション)
02.Poison Rock'n'roll



●“ノンフィクション”のブレイク。


山中さわお、41歳」(笑)


41歳独身、と言いなおして、

自分はほとんど自炊をしない。近所にある長崎チャンポンの店によく行くんだ。

でも、長崎チャンポンはほとんど食べないけど(笑)定食がうまいんだ。


先日そこで食べていたら、かかっているラジオから聴き慣れた曲が流れてきた。

ランナーズハイ”だった!


小○旬のオールナイトニッポン

小○旬とか、俺はまったく知らなかったし興味なかったが・・・今少し好きになっている!(笑)


この話はノンフィクションです!



●久しぶりの“Skinny Blues”は嬉しかったし、モッシュもフレンドリー(というかおとなしめ)で快適だったが、どうもノリきれず。


さっきの“ド真ん中節”に魂を持っていかれたみたい。どうしよう、と思っているとさわおさんが、


怒髪天の最後・・・凄かったな!

そのあとピロウズ、(髪の毛を手でくしゃくしゃとして)よりによって“ノンフィクション”からだよ、軽すぎるよ〜、って思ったんだ。」(笑)


なんだか・・・同じこと思った?


さわおさんは、怒髪天と一緒のときは、とても素直で正直だといつも思う。

他のバンドとの対バンのときと、雰囲気が少し違う。



「(にこっと笑って)次はさらに軽い曲だけど・・・“Rodeo star mate”!」


大歓声!


確かに軽いっちゃあ軽いけど、これもピロウズの魅力のひとつ。うん。


続いて“ターミナル・ヘブンズ・ロック”


これですっかり吹っ切れて楽しくなってきた!




●「熊本にピロウズが来るのは、7年ぶりだそうだ。

ほんとに久しぶりだな!」


7年ぶり?そんなに?・・・開演前に話した男の子がライブを観れていないはずだわ。




あと、2回くらい「腹筋はしんどかった〜!」と。

怒髪天のライブ、しっかり観てたのかな?





●「怒髪天スケアクロウ、感動した!

いや、それで感動したんじゃないんだ。

ライブ観ても、楽屋で話をしていても、感動するんだ。


“オトナは最高!”って、あれ、本気だぜ?」



うん・・・うんうん、さわおさんが言いたいこと、とてもよくわかる。


曲はひとつのアイテムであって、その基になっている生き様に感動するんだよね?




そして怒髪天のカバーをやります、と“小さな約束”を。


ミスチルの“つよがり”を聴いた時も思ったけど、さわおさんが歌うとさわおさんの曲になる。

“小さな約束”はCDになっていて、怒髪天ピロウズのメンバーだけが持っている(限定8枚)らしいけど、わたしもほしいよ。




●“I know you”



 全てにこだわりを 全てのチャンスボールにフルスイングを

 今しかない時を 今しかない両手でぎゅっと掴んで騒いでる



隠れた(別に隠れてない?)名曲だと思う。


この歌詞に何度励まされたことか。



“バビロン 天使の詩


イントロ聴いただけでテンションが上がる。



 今日も探してるんだ
 僕にもっと似合うシンプルスカイ


初めて聴いたときに「僕にもっと似合うシンプルスカイ」の表現にびっくりした。凄い!って。



●「RADIO BUSTERS からのリクエストを。」と言って始まった曲は、


“Please Mr.Lostman


去年の武道館を思い出す。

あのとき虹色に輝いていた樹がうしろに見えた。


もう、歌詞をいちいちあげていてもキリがないけど、


 ねじ曲がった時代なんて関係ない
 僕らは出会った
 Please Mr.Lostman それが全てだろう



のところで涙がこぼれそうになった。



さわお「僕らのこれからの予定は・・・告知したいけど・・・何もない(笑)


・・・シンちゃん、ピーズは何かある?」



シン「九州で?・・・(坂さんの真似して右手を上げて、でも座ったままで)大好き!」(笑)


さわお「(笑)また中途半端な。」


シン「(立ちあがってジャンプして)大好き!」(爆)



シン「・・・ロックの学園がある!」


さわお「(笑)それ、どこなんだよ!」(笑)


シン「神奈川!東京より近いじゃねえか!」(笑)




さわお「いいなあ怒髪天は。


・・・5月にアメリカに行ってきます!」


シン「神奈川より遠いじゃねえか!」(笑)


さわお「いや・・スケジュール的にかっこいいかな、と。」(笑)




さわお「次来るのは7年後?」(笑)


男の子が“来週来て!”と。


「せっかちだな!(笑)

いや、またCD作って会いにくるよ。それまで忘れないでください。」



「忘れないでください」の言葉にどきっとした(笑)

っていうか、アメリカに行っている間、ピロウズが観れないじゃんか〜(泣)




●後半はこの前のOOPARTS ツアーのようなセトリ。

ひどく懐かしいような。



怒髪天とは・・・20年・・俺は札幌時代から知っているから22年くらいの付き合いになるんだ。

札幌時代にはかっこいいバンドが周りにたくさんいて。

怒髪天イースタンユース、ブッチャーズ・・・

札幌の音楽シーンは、世界で一番かっこいいって思ってた。

それが、東京に出てからも変わらないんだ。やっぱりかっこいい!



20年以上、曲作って、CD出してツアーやって・・・ずっと同じことをやっている。

怒髪天ピロウズも、どちらも解散しないから、


永きにわたって遊ぼうぜ!」




ラストは“ハイブリッド レインボウ”


久しぶりに聴く。なんだか・・・全然曲調が違うのに、さっき聴いた“ド真ん中節”とリンクして泣きそうになってしまった。



怒髪天はこれから“ド真ん中節”が核となって曲を作り続けるのだろうし、

ピロウズは“ハイブリッド レインボウ”があって、そこから年月が経って“雨上がりに見た幻”につながって行ったのだなあ、と思った。



 ここは途中なんだって信じたい



そうやってずっとずっと歌い続けてほしい。



●アンコール。


再登場したピロウズのメンバーが定位置につく。

さわおさんだけが自分のマイクを持ってじわじわとPeeちゃん側にずれて・・・


もしかして!!


さわお「こうでなくっちゃね!やっぱり。怒髪天のみなさんです!」



きゃ〜〜!!


またセッションが観られる!



最後に出てきた兄ぃ、顔が真っ赤で、ピンクの変なイラストのTシャツ。


増子「映すのに耐えられないシャツ着てきました!」と。


ちょっと呂律が・・・(笑)


それでもハンドマイクのコードをきちんと直す兄ぃ。

「きちんとしないと気になるの〜A型ですから。」(笑)


歌うはもちろん“Finger post of magic”



1番のボーカルは兄ぃ。


坂さん、上原子さん、シミさんは最初は淳くんの隣でコーラス、とダンス(笑)


そのときの上原子さんの笑顔がめっちゃキュートで、胸がキュン!とした(笑)


2番はさわおさんがボーカル。


そして間奏でPeeちゃんがギターをかっこよく弾いていると、そのうしろに兄ぃ、さわおさん、坂さんが縦に並んでチューチュートレインの例の踊りを。ぐるぐる回るやつ(笑)


さわおさんまでギターを抱えたまま回っているのを見てまたまた大爆笑!


ドラムに合わせてのジャンピングフィニッシュは、ステージの上だけで。

あ〜〜、しゃがみたかった!(笑)



●大きな拍手で怒髪天のみなさん退場。


“Poison Rock'n'roll”


ラストだ。


みんなで手拍子したり飛んだり、楽しかった!


アウトロで目の前に(といっても前に4人くらい人がいる)さわおさんが!

ギターのネックをお客さんのほうに差し出してくれて、みんなが触ろうと前に詰める。

と、届かない〜〜

思いっきり手を伸ばしたら、さわおさんもさらにギターを伸ばしてくれて、届いた!

ぎゅっとネックを握らせてもらった。

でも、さわおさんはストラップしたままギターを客に向けてくれていたので苦しそう。


握った手を離してぽんと押し返した。ありがとう!の気持ちをこめて。



一瞬だったけど、嬉しかった!

熊本まで来てよかったな。(こればっかり 笑)


この2バンドの対バンなら、どこへだって飛んで行っちゃいそう。




終演後、タオルを2枚購入。


初めて怒髪天のグッズを買った。野音のとき持って行こう。

そしてピロウズのタオルは新色。赤みがかったピンク。(ピンクがかった赤?)



ロックの学園もARABAKIにも行けないので、しばらくライブが観れないのが寂しいけど、次にこのタオルを使うの、楽しみにしていよう。