星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

QUIET ROOM 2012@SIBUYA PLEASURE PLEASURE(1/20)



出演:成山内(from sleepy.ab)/peridots/波多野裕文(from People In The Box)/堕落モーションFOLK 2


泊まりのライブ遠征は、去年5月の東京グローブ座以来。

なので妙に緊張して新幹線に乗り込む。

おりしも東京は雪予報。寒い。


渋谷に着いて、ホテルにチェックインする前に会場を確認しようとしたが、結局迷ってしまい(←究極の方向音痴)、一度ホテルに入ってから仕切り直し。

地図をもう一度見直して歩いたら無事着けた。何を勘違いしたのか、センター街の中にあると思い込み歩き回っていた。


この日のライブのチケットは、VINTAGEの先行に落ちてしまい一般発売で購入したら2階席にだった。

それでも偶然、peridotsつながりの関西の友人がみんな2階席だったので、楽しくなった。


指定席なのでゆっくり入場すればいいのに、いつもの習慣で開場時間前に到着し、階段に並ぶ羽目になった。

指定席なのに。


入場したらすぐドリンクを引き換えた。

ドリンクの種類が豊富で迷ったが、今日は泊まりで車の運転しないんだ!と思いジーマを選んだ。


が、席に着いてちょっと後悔。椅子がとても気持ちよく、アルコールが入ると眠ってしまうかも。

この寒さの中、東京までやってきたのに。


1階席も指定席だが、その後ろに立見席もあるらしい。そっちのほうがよかったかな?

とかなんとか思いながら、ジーマを呑みほし、開演になった。






成山内(from sleepy.ab)


01.メロディー
02.エトピリカ
03.写真
04.雪中花
05.賛歌
06.ロスト(新曲)



2階なのではっきり見えないが、ステージに準備されている楽器を見て、トップバッターは成山内とわかった。


sleepy.abのゆるい方の二人です」

と成山くんが自己紹介。



最初から“メロディー”


成山くんの声が天井に届いて反射して降ってくる感じ。ぞくっとした。

そういえば以前のsleepy.ac(アコースティック)のツアーのときに、「天井の高いところでライブがやりたかった」と言われていたね。




成山「QUIET ROOMって良い名前ですよね。QUIETって意味知ってる?」


山内「知ってる」

成山「何?」

山内「え・・・広がりのある、みたいな・・・」(笑)

成山「知らないじゃない。」(笑)

山内「どういう意味?」

成山「静寂とか、そういう意味で・・・」

山内「ほらー。広がってく感じだよ。合ってる!」(笑)


合ってない!(笑)



“写真”は今の季節にぴったりやなー、と思いながら聴いた。



成山「今回いろんな楽器を持ってきたんですけど・・・東京も雪が降ったので、曲を変えました。」



“雪中花”


うんうん。でもいろんな楽器の音も聴きたかったな。



“賛歌”



この曲を聴くのも久しぶりだ。やってくれてありがとう。




お客さんがとても静かに聴いていたせいか成山くんが不安げに、


成山「(客に向かって)なんか・・・怒ってる?敵に見えるよ。」(笑)


山内「敵のわけないっしょ!」(笑)




成山「sleepy.abは2月29日にシングルを発売します。アンドロメダとLostと。アンドロメダはどんな曲?」

山内「広がりのある感じ・・・」

成山「山内流QUIETと繋げたね!」(笑)



ラストは新曲の“Lost”


歌詞を断片的に覚えたのに忘れちゃった・・・

早く手元にほしいなあ。


今度いつ関西に来てくれるんだろう。(→その後3月のSOLE CAFEライブが発表される。でも平日・・・)





peridots


01.I want to be Toby
02.急に石が飛んできて/Rhapsody Falls/罪
03.Follow the Stars(In Your Heart)
04.Teenagers(新曲)
05.Smile
06.労働
07.歌は常に雄弁である



まさかの2番目!


少し眠くありかけた頭を起こす。



タカハシさんは白シャツにアコギを抱えて立って歌う。



タカハシくんと成山くんの声質は全然違う。どちらも好きだけど。


この二人の声が聴きたくて、東京まで来たんだよ。



「ほんと静かですねえ・・・控室で評判悪いよ、静かすぎるって!コウセイくんが怒ってるよ!

・・・なんてね。転換中のBGMも無いんですね。だからみんなのせいじゃないね。」(笑)


だって QUIET ROOM・・・(笑)




 この目でちゃんとどんだけのもんが見られるのだろう
 星が木の枝葉に寄り添って瞬いてるよ
 君のハートの中にそれがどんなふうに映ってんだろう



今回リリースされるアルバムに、待ちに待った“Follow the Stars(In Your Heart)”が収録されている。

何年前から歌い続けていたんだろう。

覚えている限りでは、2006年12月に神戸ウィンターランドであった2マンライブの時だな。

まだタイトルもわからなかった時。ちゃんと音源になって、とても嬉しい。




「本邦初公開の新曲をやります。“Teenagers”」


Teenagersが終わって拍手が鳴りやみ、再び静寂に包まれる会場。

タカハシさん、おもむろに右手を胸の位置まで上げて、


「イエーイ!!」(笑)


ライブに1回はこの「イエーイ!!」があるね。ひそかに2階でこぶしを上げてみた(笑)



“Smile”


 これは君へ紡がれた歌
 たとえ 君が気づかなくても



で始まるこの曲、初めてumeda AKASOで聴いたとき泣いてしまったのだった。


そのときのことを思い出して涙ぐんだ。





労働のイントロを弾き出したと思ったら途中でやめて、「チューニングしまーす!」


相変わらず労働のイントロは苦手なのかな?何度かやり直したことあったよね。



ラストは“歌は常に雄弁である”

聴きながら、3月のワンマンのチケットを取りそびれていることを思い出し、悔しくなる。

一般発売はいつだっけ?ワンマンには絶対行きたい。

どんなに後ろでも、隅っこでもいいから、タカハシさんの声が聴きたい!と思った。





波多野裕文(from People In The Box)


01.
02.
03.
04.タナトス3号(仮)
05.空が笑う
06.JFK空港




波多野くん登場。着席して「あっ!?時計がない・・・何時だ?」(笑)


「いつもはPeople In The Boxというバンドをやってるんですが、今日はこういう感じなので、いつもより、小さい音で、やります・・・」って小声で言って


「ワッ!!!」


わ!


「びっくりしたでしょ?ふふふ」


いやいや(笑)



「アコースティックのイベントでも、これだけジャンルが違うアーティストが集まるのは珍しい。良いイベントだね!」


「(トリの)アベコウセイさんが“俺たちはオチだ!”って言ってました。」(笑)




途中で時計を誰かが持ってきてくれていた。(残響社長の河野さんだった?)

時計と一緒にメモを渡されたようで、

「事務所の社長が河野っていうんですけど、“河野 9:05まで”って書いてある。」(笑)



3曲目は「では、きのう作った曲を。だから間違えても仕方ないよね(笑)」




「時間がないな・・・何やろうかな・・・」


「これ、とこれ・・・でもこれもやりたいから短めにやろう。」

「一人だとこういうことができるんですね。逆にのばしてのばして長くしたり。1時間半の予定が2時間とかね。」

「いや、今日もオーバーしようと思えばできるんですよ?ただそうすると、もうイベントに呼ばれない。」(笑)



曲をよく知らないからはっきりわからないけど、アドリブでかなり間奏を引っ張っていたような・・・自由なライブだった。





堕落モーションFOLK 2


「伊藤です!」

「阿部です!」

「堕落モーションFOLK 2です!」


えーっと・・・吉本(新喜劇)ですか?(笑)


コウセイさんがアコースティックのユニットをやっていたとは知らなかった。



「人生で初めてライブでブルースハープを演奏します。演奏の幅が広がったね、ってPAさんに言われたけど、本当に広がっているのか・・・」(笑)



曲があまりないから、スパルタローカルズの曲をやりますと。

最後の曲で手拍子が起こったが、曲を知らないので他の人の手拍子についていったら(半分くらいがそういう人だった)


コウセイ「手拍子するならする!しないならしない!」


・・・怒られた・・・(笑)


曲をやり直してくれて、手拍子をしっかりして、楽しかった!




終演後、東京の友人と二人で飲んで、久しぶりにライブ話の花を咲かせた。


東京や札幌でのsleepy.abのライブのあと、いつも付き合ってくれる大切な友人。ありがとう!

今年こそは札幌に行くからね。また飲もうね。