星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 上手に歌えなくたって届いた声

df1ec81b.jpg 夜勤明けで街に出たときは、蒸し暑くて溶けそうだったのに、夕方になって虫の声が聞こえるようになるとずいぶん涼しくなった。やっぱり秋だなあ。

こういうときに体調を崩しやすいので、気をつけてね。

テンプレートの背景が黒いから、なんの写真かわかりにくいけど、今宵の月です(笑)おととい見た月は半月だったから、まーるくなる途中だね。

 

夜勤のとき患者さんもみんな落ち着いていたので、一緒に働いてた子と少し話ができた。3月に結婚を控えていて、この春までは結婚したら仕事をやめようと決めていたけど、ここにきて迷っていると。3月に退職したければ、10月中に上司に言わないと、4月からの人の補充がない。だからそろそろはっきりさせないと、一緒に働いてる人たちに迷惑かけることになる。

まあ、いきなりやめちゃう人もいるけどね。そういう人はそういう仕事しかできないの。・・・意味わかってもらえるかな。

最近職場の雰囲気もいいし、みんな真面目で前向きだし、もしここをやめて他の職場(病院)に移っても、一から人間関係を作らないといけないし・・・

何より彼が協力的で、仕事を続けることに賛成してくれてるらしい。ずっと忙しい職場なのですっぱりやめることも考えたけど、経済的にも厳しくなるし。

で、一応働く母の先輩としては経験談を少し話した。何より大切なのは、今の仕事が好きなこと。まわりも協力してくれること。一度やめて再就職する大変さ、などなど。再就職口がないというわけじゃなくて、ブランクがあくと医療の進歩についていけないし、ひとの命を預かることに恐怖感を覚えるって、以前結婚退職した友人が話してくれた。

実はわたしも出産後育児休暇を取って、約1年休んで復職したときに、患者さんの採血するとき手が震えた(笑)・・・・そういう意味ではないんだけどね。

今の職場は病院でも1、2位を争うくらいハードなところだけど、このところ勤務異動で子持ちの看護師が増えてきた。(わたしもその中に入ってる)それで、そういう先輩たちを見て、自分には無理だろうと思う気持ちと、自分にもできるかもと思う気持ちがせめぎ合っているらしい。子育てしながら働いている人たちって、みんなパワフル。

いろいろ話していると、どうやら仕事を続けようという気になったみたい。素直に嬉しい☆

せっかく希望に燃えて就職しても、まわりの人たちとの関わりがうまくいかず若くしてやめていく人もたくさんいる。家庭の事情もあるだろうし、人生の転機を迎えて悩みに悩んだ末に出す結論に、他人が口をはさめないけど・・・

だけど、人間相手の仕事だから、自分自身の生活や経験が反映するのは明らか。結婚せずにいっぱい勉強して仕事を続けるもよし、結婚・出産して人との関わりを学んで仕事に生かすのもよし。(子育てすると、人間変わる。これ、ホント 笑)

だっておんなじ規格の人間ばかりじゃ、つまんないじゃない。

 

そして、先輩であるわたしたちが日々生き生きと働いていないと、後輩たちの伸びようとする芽を摘んでしまうんだね。うーん、肝に銘じよう。

 

 

今日の1曲:同じ月を見てた/GOING UNDER GROUD