星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

切なくてロマンチック

昨日夕方から懇親会があった。会場は「TAO」というチャイニーズレストラン。

初めてお店の中に入ってびっくり!地下とは思えない広さで、縦に長い店内の中央に15段ほどの階段。その脇に映写機。そしてつきあたりの壁には大きなスクリーンが。

映写機

もと映画館?ビッグ映劇だった?「えーっ!!」

全然知らなかった・・・・(遅れてる)

ビッグ映劇といえばわたしが神戸の病院に就職してから、何度となく通った思い出の映画館。格安料金で2本立ての映画が上映されていた。

そうか、なくなったと思ったら、レストランになっちゃってたのか。

 

ざわざわと周りの人と話しながら食事をしていたら、スクリーンにモノクロ映画が映し出された。

ローマの休日

おおっ!“ローマの休日”!

3-4回観たかな。もちろん音声は出ないけど、字幕スーパーなので無声映画みたいに楽しめる。最初はチラチラ横目で観ていたけど、気がついたら同じテーブルのひとと食事もせずに見入っていた。

「オードリー、かわいい!」「ほそ〜い!」とか言いながらも、どんどん引き込まれていく。

ああ、だけどだけど、ラストの切ない記者会見の少し前で会はお開きに。

一緒に観ていたひとは初めてだったらしく、「ねえ、このあとどうなるの?」と気になる様子。淀川長冶さんばりにストーリーを説明させていただきましたわ。

切なくて愛しい映画。

 

「いやぁ〜、映画ってほんっとにいいですね!」←水野晴男氏風。