星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

LOST IN TIME「時計」TOUR 2006 @神戸スタークラブ


今朝、雪が降ってたよ。青空が見えていたのに。
なごり雪と呼ぶには風が強すぎた。


それも昼過ぎにはやんで、寒いながらも晴れてきた。



スタークラブは初めて。JRの高架下にあり、福島のセカンドラインのように電車の音が聞こえるらしい。




中に入って驚いた。

狭い!狭いけどステージに近い・・・・好きだな〜こういう雰囲気。

天井にはミラーボール!(the ARROWSを思い出した 笑)

店長さんもおもしろそうな人。(ごめんなさーい)



どんどんつめてつめて、最初は前から4列目、ロストの頃には2列目になった♪


まずはオープニングアクトghostnote


岡山初の3ピースのバンド。ベースのひと、左利き。

「こんなところで出会ってしまった」、「冷めたスープに溶ける僕らは」「グッドバイ」など6曲。ボーカルさんの包み込むような声が素敵だった。


帰りにアルバム買おうと思ったけど人がいっぱいで買いそびれた。彼らには4/1のNo Regret Life のライブで会えるから、またそのときに。




次は対バンのNatural Punch Drunker


ナチュパンと呼ばれる彼らは、地元神戸のバンド。でも今まで曲を聴いたことがなく、今日が初めて。勉強不足です、ごめんなさい。
演奏もうまかったし、気になる曲が何曲か。悲しいかなタイトルがわからない。ステージに貼ってあったセットリストを書いた紙、もらってくればよかったな。


ベースの村上くんとボーカルの井村くんの掛け合い漫才のようなしゃべりがおもしろかった。さすが関西系。(え、違う?)





そしてLOST IN TIME


昨年11月から彼らの曲を聴き始めて5ヶ月。インストアライブも含めると、もう6回目のライブになる。それだけ彼らがいろいろな街を、唄いながら旅してるってことだね。


ロストインタイムの音楽に対する姿勢を知れば知るほど、好きになっちゃうんだよ〜。


〈セットリスト〉

01.証し

02.手紙

03.柊

04.秘密

05.残像

06.蛍

07.サンカク

08.はじまり

09.約束

10.ヒカリ


En
01.羽化


昨日と違う曲もやってくれて、特に「手紙」と「サンカク」は嬉しかった。


一気に5曲唄って、いつものように2曲目から汗びっしょりの海北くん。

ちょっと痩せた?ツアーはやっぱりハードなんだろうね。



海北くんのMC、決して雄弁ではないんだけど、心に響いてきてしまう。



このツアーのはじめのほうでghostnoteと一緒に何ヶ所か回ったこと、彼らもアルバムを作っていいライブをしていること、Natural Punch Drunkerとは以前イベントで一緒になったことがあるだけだったけど、今回対バンできて楽屋もとても楽しいこと。


“再会と出会いを繰り返しながらいろんな街を旅しています”


“別れるときにさよならではなく、またね、とか別の言葉が言えたら・・・・
数年前の僕は、そんな言葉を言えませんでした”(「蛍」)


“あなたの迷いを、僕にください。あなたの想いを、僕にください。
僕はそれを唄にして、またあなたに返します”


そう話して「はじまり」の曲が始まったときには、不覚にも涙が出た。


“あと何ヶ所かツアーに回って、そして4月15日の野音が最後で。僕たちはその日を元旦と呼んでいます。その日からまた前進したいし、少しでも前進している僕たちをあなたに見てほしい。そして、あなたも少しでも前に進んでください。そんな僕とあなたの前進の唄を”(「ヒカリ」)



最後のメンバー紹介は海北くんの役目で、

“ギター、榎本きよたか、

ドラム、大岡源一郎!

・・・・ロストインタイムでした!”で終わってたんだよね、いつも。


でもこの日は源ちゃんが最後にあわててマイクを取り、


“ボーカル、海北!”と。



おおっ、感動!(笑)みんな笑顔で拍手。




アンコールの「羽化」が終わってBGMが流れても、鳴り止まないアンコールの手拍子。


もう一度海北くん、ひとりで登場。


“本当にごめんなさい。これで終わりなんです。本当にありがとう。気をつけて帰ってくださいね”


そう言って何度も何度も頭を下げられた。


そして、

ghostnoteに拍手を!

Natural Punch Drunkerに拍手を!

神戸スタークラブに拍手を!

ここにいるあなたに拍手を!”


小さな声で照れくさそうに、


“そして僕にも、ちょっとだけください”


もちろんイチバン大きな拍手だった。




“また会いましょう”



本当にありがとう。ありがとう。




ライブが終わって、後方におられた砌さんと合流。

あるきっかけで今日知り合ったばかりの、高砂から来られたという女の子とも親しくなって、3人で駅まで歩いた。


そうか、わたしたちも再会と出会いをまた繰り返すんだね。




帰り道、今日は星がきれい。

ロストのライブのあとは、なぜかいつも星を見上げてしまう。なぜだろう。



昨日よりちょっとだけ、自分がやさしくなれた気がした。


海北さん、源ちゃん、榎本さん、今夜も素敵なライブをありがとう。