星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 “sleepy.ac〜東京編”@南青山 月見ル君想フ(11/29)




ロストのライブが終わってから、青山へダッシュ


実は東京に着いてから、ホテルにチェックインするより先に、月見ル君想フに下見に行ってきた。

暗くなった知らない街を、方向音痴のわたしが迷わず歩けるはずがない。

それに、ネーミングが素敵で憧れていたライブハウスを明るいうちに見ておきたかった。




そしてそれは大正解だった。

インストアライブのあとの握手会に参加できたのも、下見をしていて気持ちに余裕があったから。


新宿からJRに乗って、渋谷でメトロに乗り換え外苑前で降り、夜の南青山を走る(笑)


目印の三日月を見上げながら、階段を降りて地下へ。


受付を通りドアを開けたらそこは地下1階で、物販にいた津波くんに目礼し、さらに階段を降りて下のフロアへ。

上も下も丸椅子が置かれている。

そしてステージの後ろにはでっかい満月があった。


遅れてきたのでもう座る椅子がなく、階段を降りたところの柱にもたれてステージを見た。



何より驚いたのは・・・対バンのTICAがライブ中だったのだけど、ボーカルのカオリさんの隣にいるキーボードが渡辺シュンスケさんだったことだ。

う〜ん・・・こういうのも縁っていうのか?(違)


カオリさんの声はとても温かで綺麗で、月がよく似合う。聴いていると走ってきた動悸がすーっと引いていった。

TICAのライブは最後の3曲を聴くことができた。



セットチェンジの間にドリンクを引き換えてまた階段の近くに戻ると、途中で帰るらしい女の子がいたのでその椅子に座ることができた。成山くんのマイクの前7列目くらい。


準備が終わってメンバーが一旦袖に引っ込んでSEが流れている間、ステージの月が輝いてミラーボールが回ってとても綺麗だった。月夜に降る雪みたい。



そして開演。

いつものようにひっくんを先頭に登場。アコースティックライブだからか、成山くんはボーダーじゃなくチェックのシャツ。最近見慣れてきた(笑)




01.メロディ
02.inside
03.traveling fair
04.palette
05.メリーゴーランド
06.アクアリウム
07.まっくら森の歌
08.写真
09.夢の花
10.雪中花


En1
01.ねむろ


En2
02.賛歌




メロディ始まりでちょっと驚く。


が、ここで問題が!

わたしの斜め前に座っていた髪の毛をお団子にアップした女性が、いきなりデジカメを取り出し成山くんや山内くんの写真を撮り始めた。

ええっ!?


それもほとんど全部の曲で2〜3枚ずつ。あんたは関係者か!?


フラッシュをたいているわけじゃないけど明らかに怪しげな動作は、ステージからもわかったんじゃなかろうか。

カメラを構えて電源が入るたびにそこだけ明るくなって興ざめ。



注意しなくちゃ、と思ったが、成山くんが歌い始めてから撮っているので声がかけにくい。

せっかくのいい雰囲気が壊れるのもいやだ。

何よりその間、自分も曲が聴けない・・・・でもホントは勇気がなかっただけ。情けない・・・

後ろから一発ケリを入れたらよかった・・・(本気)


本編が終わったときにマネージャーさんがその子に注意されてようやく撮るのをやめたけど、撮ったデータまで消去はさせなかったから・・・ちょっと不満。




でも、ライブはそんなことは関係なしによかった。


やっぱりアコースティックは好きだ。(バンドver.も好きだけど)

コンカリーニョでその魅力に取り付かれ、東京編をここ月見ル君想フでやるって聞いたとき、絶対来ようって思ったんだ。しかも土曜日だし。



それでもツアーの真ん中でアコースティックライブが入るってことでみんな緊張して、

成山「今日午前中、4人で練習してました」(笑)





insideの津波くんのウドゥーとかいう楽器の音も綺麗だったし、山内くんのpaletteでの照美さん(マトリョミン)、メリーゴーランドでのカリンバ(別名特大ゲームボーイ 笑)も本当に美しかった。


ひっくん(田中くん)のMCは相変わらず朴訥として好きだ。どんな場所でも、いつも変わらない雰囲気をひっくんは持っていて、なぜか安心する。




そして何よりも、初めてライブでtraveling fairが聴けた!

京都SOLE CAFEでは、おあずけをくらった感じだったもんな。

traveling fairの曲調が、ゾクゾクするほど好きなのです。




アコースティックライブで、いつのまにか「sleepy.ac」と表記する話になって、

成山「acってアコースティックって意味だよね?」

田中「アカデミック?って話もあるよ」


アカデミック!?(笑)


紀元前(A.C.)って話もあるらしいよ(笑)


どちらにしても読まないから(爆)




お客さんの中にはお子様連れの方もおられて、なんの曲だったかミラーボールが回って、アウトロの終わりくらいに一人の子供さんが「きれー!」って言っちゃったんだけど、その声が聞こえた成山くん、なんとも優しい顔でにこっと笑ってくれていい感じ。成山くんの新しい魅力発見!(え)


わたしの隣にも5歳くらいの男の子がお母さんと一緒にライブを観ていたけど、お母さんに何か言うときもひそひそ声でとってもお利口さんだった。写真撮りまくってるおとなよりずっと。




まっくら森の歌がまた聴けるとは思わなかった。

谷山浩子さんの歌、機会があれば聴いてみてください」

ハイ、聴きました。この曲からさかのぼって“おはようございますの帽子屋さん”や“ねこの森には帰れない

懐かしくて涙が出そうだった。


わたしと成山くんじゃ親子ほど年が違うのに、同じ歌い手さんの曲で繋がったようで嬉しかったよ。



夢の花の歌いだしで起こった不思議なミスは、なぜそうなったかは成山くんしかわからない?

津波くん、ちょっとキレてた?(笑)



アンコールでねむろ。

今日は絶対ねむろが聴きたかったので嬉しかった。



聴いているうちに自然と涙が流れた。

さっき見た海北くんの顔も浮かんできた。



ねむろは、自分の中の凍ったものを溶かしてくれる曲。

だから泣いたっていいんだ。と勝手に思っている。





アンコールが終わっても拍手が鳴り止まない。

Wアンコール。再々登場の4人。


まさかもう一度アンコールをもらえるとは思わなかったようで、

成山「物販のところに行って、みんなが来るのを待ち構えていました」(笑)



そしてなんの曲やるの?って4人とも口々に言っていたそうで、


「何やる?」「何やろう?」(笑)


成山「・・・賛歌!」




想定していなかったようで慌てる山内くん(笑)


成山「山内、大丈夫?」


山内「う、うん・・・」




成山「さあ、できるかな?予定外のこと」(笑)


山内くん微笑む(苦笑い?)




個人的には賛歌をやってくれて嬉しかった。

大好きな大好きな曲。ねむろで涙を出し切って、もう泣かなかったけど。



大きな拍手でライブ終了。



上に上がったら物販に4人ともいて、物販を買ったお客さん全員にサインをしておられた。


わたしもずっと使っていたストラップが切れてしまったので、二代目を購入。サインをもらった。

久しぶりに会えた友達や、スリーピーライブで顔見知りになった人としばらく話をしてから、ドアを開けて外に続く階段に向かった。


そうしたら楽屋の入り口におられた成山くんにばったり遭遇したので何かを言いたかったが、胸がつまって何も言えなかった。

らしくない(笑)



大好きな二組のバンドに会えて、たくさんの曲が聴けて、幸せな夜だった。

言葉に出さなくても、それが伝わっていたらいいのにな。