星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

9mm Parabellum Bullet VAMPIRE EMPIRE TOUR 08/09@Zepp Osaka(12/20)




9mm Parabellum Bulletのライブを観るのは4回目。

4回目にしてようやくワンマン。


(過去3回についてはこちら→http://d.hatena.ne.jp/firesign0916/20081025/p1


前回のライブからはちょうど1年ぶりなのだが、ぐずぐずしているうちにZeppのチケットがSOLD OUTするバンドになっちゃっていた。



早めにZepp Osakaに着いて驚いたのは、いつもライブ直前には満員の上のカフェにお客さんがひとりもいなかったこと。

カフェの前にたむろする人影も少なく、ほとんどの人が先行物販の列に並んでいた。

う〜ん、どこかの違うバンドみたい(笑)



昨年のTermination Tourで買ったTシャツ1枚になり、ロッカーに荷物を預けてカフェに一番乗り。

そのあと物販の購入をすませた人たちがチラホラ入ってきたが、外に並んでいる列はまだZeppの敷地外まで続いていた。



600番台の整理番号だったので、川のそばで開場を待つ時間が長くて寒かった。

なあに、今年の1月の高円寺で、ピロウズのライブのために同じように待っていたときに比べたらへっちゃらさ。

このときのために脂肪を身につけている、わけでもないけど(笑)



入場したら意外と前方が空いていたが、モッシュ&ダイブが激しそうな予感がしたので、1ブロックめは避けて2ブロックめの真ん中へ。



(↓にセットリストあり)<セットリスト>

01.Wanderland
02.Hide&Seek
03.Trigger
04.Keyword
05.Sleepwalk
06.Vortex
07.Sundome
08.interceptor
09.Heat-Island
10.The Revenge of Surf Queen
11.farther
12.Faust
13.次の駅まで
14.悪いクスリ
15.We are innocent
16.Discommunication
17.Vampiregirl
18.Living Dying Message
19.Talking Machine
20.Punishment


En
01.Supernova
02.Wildpitch
03.Sector



(Discommunicationで頭が真っ白になり、せっかく覚えていたセトリが散り散りに。したがって他の方からいただきました)



最初いた場所はちょうど菅原くんのまん前で、歌う彼の表情までバッチリ見えていい感じだった。

けれど開演前からテンションの怪しげな男の子のグループが後ろにいて、案の定始まったらモッシュとは呼べないただの強引な押しをしてきた。

そして挙げた両腕でわたしの首を挟んできた。

それだけならまだ腕を払ったり頭を振って防御してがまんしていたんだけど、最初っからフルコース大声で歌い始めて、その周りにも合唱団がいて、菅原くんの声が聴こえなくなったので、後ろに下がることにした。


何がキライって、ライブをカラオケ大会と間違えているやつが一番キライ。



後ろから押し寄せてくる重力に逆らって、身体を「く」の字に曲げてまっすぐ下がり、頭を上げると心配そうにわたしのほうを見てくれている男の子と目が合ったので、「大丈夫」と合図をして今度は右へ移動。

2ブロックめの一番後ろの列を少しずつ右にずれていって、やっと安住の地をみつけた。

そこには、ニコニコしながらダンス&モッシュをしている女の子たちが(時折男の子たちも加わり)いた。

滝くんと右のスピーカーの間くらい。斜めなのでステージ全体がよく見える。



結局最後までそこで踊りまくった。ちょっとヒザにきた(笑)



ガンガンにモッシュしてダイブするより、少しスペースがあるところで踊ったり飛んだりするほうが楽しい。


菅原くんもしきりに「踊ってくれ!」って言ってたね。



前半は意外とおとなしめふうな客だったけど、どこからだったかダイバーが発生。

『Discommunication』なんて、わたしでもダイブしたくなったもんな(え)





MCは少なめだったけど、菅原くんの喋る声はちょっと寂しげで哀愁のあるいい声だった。

歌も、初めてCDで聴いたときには特徴のない平凡な声、と感じたのに、ライブで聴くとよく通る艶のある声だった。

あんなに激しい演奏なのに、歌詞もはっきり届いてくるのは凄い。

そしてギターの滝さんやベースのカズさん、ドラムのかみじょうさんはあんなに動き回ってシャウトしても、演奏がぶれないのは凄い、と思った。



お客さんから“全部最高!!”と声が飛んだとき、

「・・・“全部”は言い過ぎ」(笑)

って菅原くんが言っていたけど。





以下、菅原くんのMC。


「昨日ここでGLAYのライブがありました。

僕らも見せてもらってあとで話をさせてもらったんだけど・・・・

TAKUROさんに“たくろーくん”って呼ばれました」(笑)


女の子が“たくろーくん!!”と絶叫。


「・・・そんなふうに情熱的ではなかったけどね」(爆)





「大阪は2年ぶりです。前来たときは、RADWIMPSと一緒に東名阪をまわらせてもらって・・・それ以来」


“見たよー!”とパラパラ手が上がる。


「見たの?確実に2歳は年を取ってるね」(笑)


「その頃は僕らのことなんて知らない人ばっかりだから、ちゃっちゃとライブして引っ込んだんだけど(笑)


でも今日は僕らだけを見にこんなに集まってもらって・・・本当にありがとう!!」


拍手〜〜





「命懸けで演奏するんで聴いて下さい」って言われたのは『Faust』の前だったかな?


あと、「足がつぶれるまで踊ってください」とか。


演奏しながら煽ったり、手拍子を促したり、堂にいったライブパフォーマンスだった。


初めて見た頃はお客さんの顔も見ずにMCしてたのになあ(しみじみ)




実際はしみじみするヒマもなく、どんどん曲が続いてほんとに足がつぶれるかと思った(笑)


特に『悪いクスリ』と『Vampiregirl』、『Supernova』がよかった。



『Vampiregirl』ではあの早口のセリフのあとすぐ歌に入って、どこで息継ぎしてんねん!って感じ。

「Vampiregirl〜〜♪」の合唱は気持ちよかった。




 何もかもを照らし出して粉々になっても
 輝くため燃やしたもの 忘れたりしないで
 満月の向こうの闇を見ていたの?
 砕けた星の海


『Supernova』の歌詞にじーんとしながら飛んだり踊ったり手拍子したり、天に向かって腕を突き上げたり。



最後に菅原くん、

「カウントダウンに行かれる方、また会いましょう。

行かれない方は、ちょっと早いけど、

“A Happy New Year!”」


って早すぎ(笑)



退場する前にステージ中央で、マイクなしで大声で「ありがとう!!」と。

ええオトコやな。





開演が18時半と早かったため、終わってもまだ20時。

たった1時間半しか経っていなかったの?って驚くくらい濃いライブだった。



汗びっしょりになりながら、「生きてる」感を味わった。




今年もあと少し。

年が明けたらまた歳をとるけど(1月1日生まれ)、9mmの音楽についていけるならまだまだいける?(笑)