sleepy.ab “新譜録音経過報告行脚”@名古屋CLUB ROCK 'N' ROLL(3/22)
sleepy.abは前日広島でMUSIC CUBEに出演し、その夜には名古屋へ。
わたしも・・・・と言いたいところだけどその日は広島泊まり、翌朝早くに大阪に着いて仕事関係の研修を受け、一度神戸に戻って荷物を置き、お昼過ぎに名古屋に向かったという段取りの悪さ。
名古屋に着いた頃には小雨になっていたのに、開場直前にはまた強く降り始めた。
CLUB ROCK 'N' ROLLに来るのは2回目。
前回は、sleepy.abが対バンライブをするということで、ダイアモンドホールでの他のバンドのライブが終わってからCLUB ROCK 'N' ROLLにダッシュしたけど、すでに彼らの出番は終わっていた。
だから、ライブハウスに入っただけ、という(笑)
それでもCLUB ROCK 'N' ROLLの場所が不安だったので、先に確認しに行った。意外と覚えているもので、迷わずに行けた。
(↓下にセトリあり)
CLUB ROCK 'N' ROLLのキャパは200くらいということだけど、そんなに入るのかな?
ステージが低いので後ろでは見にくいかも。
ただ、ステージに面したフロアの左側のドリンクカウンター前にちょっとしたスペース(物販がある)があり、高くなっているので、そこで観たほうが観やすいかな?と思った。斜めからステージを覗く形になるけど。
ステージも狭いので、前列に並ぶ弦の3人は窮屈そうで、山内くんは身体を右斜め45°?に傾けて演奏された。
反面、ステージとお客さんがめっちゃ近いので、アットホームで雰囲気はいい。
お客さんも多くて、ドリンクカウンター前や、入り口ドア付近から窮屈そうにステージを見ている人もおられた。
途中で田中くんが、「後ろの人、見えますか?せっかくの名古屋なので、よく見てもらいたいからできるだけ前に詰めてください。さっきから気になっていました」と言われた。
みんな少しずつ前に。おかげで山内くん前2列目に行けた。
近すぎてやや抵抗がある(笑)
山内くんの靴下には、黒地に白ウサギがはねていた・・・多分。いつもかわいい!
田中「名古屋での初ワンマンです!」
大きな拍手。
田中「今日は北海道で、オアシスのライブをやっています。
実はオープニングアクトをやってくれと言われたんだけど・・・」
ええっ!?
田中「名古屋でライブがあるから」と断ったそうだ。
田中「名古屋の皆さんのために!」
成山「押し付けがましい!」(笑)
オファーが来たのもすごいけど、断ったのもすごい!
とにかくドラムの津波くんが凄かった。
いつもよりステージが近いため、叩いている表情までよく見えた。
前半のどの曲だったか忘れたけど、斜めに座っているギターの山内くんが後ろを向いたときに目が合った津波くんが、とってもいい笑顔を浮かべたのが見えて、わたしまで幸せな気分になった。
“なんとなく”の「自由のせいにして」の部分で、成山くんのマイクにエコーがかかって、声が遠くまで広がっていくところが大好きなんだけど、会場が狭いせいかいつものような広がりがなくて残念だった。
成山「札幌はまだ雪が降っています・・」
うんうん。
成山「“雪中花”」
そ、それだけ?もっと話が続くと思ったのでみんなでちょっとずっこける。
成山「よくみなさんに、いつアルバムできるんですか?と聞かれるんですが・・」
田中「がんばってるんですが・・まだ3曲しか・・」(笑)
成山「“新譜録音経過報告行脚”というより“おわび行脚”。謝ってまわるという・・・」(笑)
急がなくていいからじっくり曲を作ってください。
“sonar”のあと続けて始まった曲。
田中くんのベースから静かに始まった。あれ?新曲?
思わず息を止めた。
なんて表現したらいいかわからないけど、スケールの大きい曲で聴いていてゾクゾクした。
あっという間にsleepy.abの世界に連れていかれた感じ。
もう一度聴きたい。早くアルバム出してください!(さっきと言うことが違う 笑)
“PAIN”大好きだ。
バンドを組んだ当初はこの曲しかオリジナルがなくて、3年間これを練習していた、と前に言われていた。
一番初めにこの曲?つくづく凄いバンドだと思う。
田中「さっき・・・6曲目にやった曲は新曲で・・・気づきました?」
気づくよ、あったりまえ〜〜(笑)
最前の女の子とわたしが同時に「タイトルは?」と尋ねてしまって、
成山「タイトル?“ナハトムジィク” 山内がつけました。
(山内くんを見て)どういう意味?」
山内「(ふいに振られて)・・・今忙しいんだけど」(爆)
次の曲の準備に余念がない山内くん(笑)
成山「今忙しいそうなんで、じゃあ、あとで」(笑)
結局「あとで」もなかった。隣にいた友人と「モーツアルトのあれ?」とささやきあった。
ちなみにモーツアルトの『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』は小夜曲、セレナーデの意味。
次の曲は“四季ウタカタ”だった。
うん、そりゃ忙しい(笑)
山内くんのギターを凝視した。
そして新曲3曲中の2曲を続けて。“ドレミ”“アクアリウム”
シャングリラのライブのあと、タイトルを尋ねたら“ドレミ(仮)”と言われていた。(仮)は取れたのかな?
“アクアリウム”のギターの音を聴いていると、自分が深海魚になったような気分になる。
アクアリウムは水槽という意味だけど、もっと深い真っ暗な海を泳いでいて、心細くなったときに一筋の光が射しこんできたような。
誰かがsleepy.abの音楽を、「音で目覚め、声に癒される」と言っていたのを思い出した。
“メロディ”はいつ聴いても泣きそうになってしまう。何度かつばを飲み込んだ。
“遊泳スローモーション”を聴くのは久しぶり。後半成山くんの声にふわっとして倒れそうになった。
“ねむろ”は、今日は温かい気持ちで聴いた。癒される。
MCは相変わらずぐだぐだで、田中くんが何か喋ろうとしたら成山くんが遮る形になったり、逆に譲り合って見つめあったり(笑)
最後に(アンコールのときだったかな?)田中くんが話し始めたときも成山くんが違う話をしそうになって、
成山「ごめん。黙ってる」(笑)
そのとき田中くんは、「名古屋でワンマンができてよかったです」と、お客さんとCLUB ROCK 'N' ROLLに感謝を述べられて、
田中「今日のことを胸に、明日から生きていけます。」
そんなセリフも田中くんが言うとまっすぐ伝わってくる。真摯な人だから。
成山「・・ごめん、そんないいこと言いたかったんだね。これからは邪魔しないようにするよ。」(笑)
田中「そしたら全然喋らなくなっちゃうし。極端なんだよ。」(笑)
成山「中間がないね。」(笑)
でも、そんな二人の微妙な間が好きだったりします(笑)
アンコールで“24”
ワンマンではこの曲を聴かないと。
後半はただ数字をカウントしているだけなのに、どうしてこんなにドキドキするんだろう。
「17!」で立ち上がった山内くん。
曲が終わっていつものように成山くん、
「今日はありがとうございました。おやすみなさい」と。
Wアンコール。
田中「今日は本当にありがとうございます」
「ロックバンドだから応えなきゃ」(笑)
“scene”
隣の友人と「やったね!」と顔を見合わせて微笑みあった。
山内くんのかっこいいギターから。sleepy.abの世界の扉が開・・・・・く?
ワンフレーズ弾いて音を止めて、「ちょっと待った!」と立ち上がる山内くん。
「さっき最後にがーっと弾いたから・・」とチューニングが狂っていたことをしどろもどろに説明する山内くん。
挙動不審(笑)
「いいから早くしてよ。」と成山くんがひどく冷静に(笑)
あわてて椅子に座り、チューニングし直す山内くんに、
「みんなが注目して見てるよ〜」と冷やかす成山くん。
はい、見てますよ〜〜(笑)
成山くんの山内くんいじり、1回は見ないとね(笑)
仕切りなおして“scene”
ほんとだ。全然音が違う!(笑)
後半。立ち上がる山内くんを見ると毎回感動してしまう。
なんでだ?立ち上がっただけなのに。
曲が終わって成山くん、
「今度こそおやすみなさい」(笑)
物販におられたメンバーさんにご挨拶して、新曲がとてもよかったことも伝えることができて、満足して小雨の中駅へ急いだ。
それでも2日続けてsleepy.abのライブを観て、イライラしたことがあって、帰ってからそれをmixiの日記に吐き出して今に至る(笑)
なので、ここではサクッと簡単に記録として残すだけのつもりだったのに、1曲ずつ思い出すと書きたいことがたくさんあって、どんだけsleepy.abのことが好きやねん、と。
それを実感したライブだった。
25日の東京ワンマンはSOLD OUTだってね。
行きたかったな。
4月10日の素敵な対バン(APOGEE/slepy.ab/トクマルシューゴ@大阪MUSE)に、行けるかどうかわからないのにチケットを取った。
行けないチケットはムダにしたくないので、いつもは誰かに引き取ってもらうのに、この日ばかりは最後まで未練たらしく手放せないと思う。
誰か、分身の術を教えてください。(って、前にも書いたような 笑)
<セットリスト>
01.メリーゴーランド
02.なんとなく
03.inside
04.雪中花
05.sonar
06.ナハトムジィク(新曲)
07.PAIN
08.四季ウタカタ
09.ドレミ(新曲)
10.アクアリウム(新曲)
11.メロディ
12.遊泳スローモーション
13.ねむろ
En1
01.24
En2
02.scene