星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 sleepy.ab “paratroop tour”@岡山 crazymama 2nd Room (12/5)

 


/w 竹内電気つしまみれ


京都で空中ループのライブを観てから、14:30京都発播州赤穂行きの新快速に乗って西へ。

相生(あいおい)で各停に乗り換えて、終着岡山に着いたのは17:30過ぎ。



crazymama 2nd Roomに来るのは2回目。前回は、1年前の11月、te'・sleepy.abPeople In The Boxの対バンだった。


場所を覚えているか不安だったが、岡山駅に降り立つとその日の記憶が蘇ってきて、迷わず行けた。

ライブハウスだけは覚えのいいわたし(笑)


ちょっと緊張していたが、顔見知りのスリーピーファンの女の子に声をかけてもらって気持ちがほぐれた。


開演を待つ間、スリーピーのメンバーさんたちもフロアでくつろいでおられたので、ご挨拶して伝えたかったこともなんとか伝えられた。


ああ、すっきり!(笑)



3バンドの対バンで長くなりそうなので、帰りの新幹線の時間をチェック。遅くなると、在来線では神戸まで帰れないんだよね。



crazymama 2nd Roomのキャパは200くらい?

お客さんが少しずつ詰まってきて暑くなってきた。

今日は荷物もコートも手に持ったままだ。



(↓下にセットリストあります)






つしまみれ



スリーピースのガールズバンド。

というのをメンバーが登場してから初めて知った。

それくらい前知識がなかったが、ライブはめっちゃよかったです。


もっともどう考えても完全アウェイで、最初2曲やってその空気を読んだボーカル&ギターのまりさんが、

このままではいけないのでMCします、みたいな意味のことを言われて。



その後ギター抱えたままフロアに下りて、フロア中を歌いながら移動して盛り上げ、最後はお客さんの上にダイブ。



「アタシがダイブしないと終わらないことになっています。」(笑)

と、その少し前言われていた。


ダイブの構えをしたとき、その前にファンの男子集合。

まりさんはタオルで汗をぬぐいながら、「きれいに拭くから支えてね!」「落とすなよー!」と。


男子たちが姫に仕える騎士に見えた(笑)



ダイブのあとまたフロアで大暴れ。

わたしの前に来られたとき、すでにノリノリ(死語?)のわたしが思わずまりさんに向かって拳を上げたら、


「ありがとう!!」とわたしの手をぎゅっと握って、「マイク持って!」とマイクを手渡され、

まりさんがギターを弾いて歌うのをヘルプした(笑)




MCで、「スリーピーの足元、見て!クリスマスみたい!」と言われていた。た、確かに(笑)


あと、セットリストに岡山ならではの桃太郎の歌が入っていて(“桃だろう”)、やる前に、

「怒らないで聴いてね」「岡山の人には、どのくらい桃太郎は英雄なの?」

「わたしにとっての里美八犬伝くらいと思うんだけど」

と言われていておもしろかった。岡山ご当地ソングになる?(笑)



タイムラグ
ハイパースイートパワー
おじいちゃんのおズボン
桃だろう
バカ元カレー
脳みそショートケーキ


他、全部で10曲。




歌もうまいけど、ベースもドラムもパワフルで演奏うまかったです。

今日出演するバンドの中で、一番オトコマエのバンドや〜、と思いました(笑)


でも彼女たちはエロかわいくて、女の子の色気も持っていて、ワンマンだとめっちゃ盛り上がりそうやなー、と思った。

楽しくて、予定外の汗をかいてしまった。





竹内電気


<セットリスト>


01.ミラク
02.Hello,Mr.Regret
03.step!step!!
04.separate story
05.milk tea
06.YOU&I
07.do not disturb
08.boys be



10ヶ月ぶりの竹内電気

SEの山下達郎は変わっていなかった。

相変わらずサイトウさんはキモかわいい、歌う声は爽やか。


久しぶりに聴く“do not disturb”

初めて聴く“YOU&I”がよかった。


外は寒かったけど、心まで温かくなるライブだった。





sleepy.ab


セットチェンジのときすでに21時。

帰りの時間が少し気になり、最終の新幹線の時間を再チェック。


久しぶりに山内くんの見える位置にいけたので、エフェクターなどの器材を準備されているのをガン見した。


器材はバージョンアップしていてコードがいっぱい。


ひとつひとつコードの元を手繰り寄せながら接続している山内くんを見て、「ああ、ほんまにギターが好きなんやなー」といまさらながら思った。


それに、ひとつでも接続間違えたらえらいことになるよね?あれ。

見ていて緊張した(笑)<セットリスト>


01.ダイバー
02.アクアリウム
03.ナハト・ムジィク
04.unknown
05.メロウ
06.ドレミ
07.flee
08.雪中花


En
01メロディ



最初のSEが変わっていた。

“mori”かと思ったけど、違うかも。


その音を聴きながら、前に来すぎた、しまった!と思った。

スピーカーの向きがわたしの位置より後ろを向いているので、あまり綺麗に音が聞こえない。

いまさら下がるのもあれなので、今日はしっかり観ることにした。



“ダイバー”


ライブで聴くのは初めてだ。

最近毎日『paratroop』を聴いていて、最初はそうでもなかった(笑)この曲が、どんどん好きになってきている。


ふわふわしてても心地いいだけじゃない、実は切なくて。


自分が浮かんでいる気持ちになって聴いていたら、次は“アクアリウム


水の底に深く沈む。



そして田中くんのベースから始まる“ナハト・ムジィク”


3月に名古屋で初めて聴いた時に、めっちゃ感動した曲。


いいなあ。後半ギターが激しくなるところ、何度聴いても鳥肌が立つ。




このあとMCだっけ?


成山「こんばんは。札幌から来たスリーピーです。」


「札幌から来たスリーピーです」の一言を聞くのが実は好き(笑)



岡山に来るのは1年ぶり。また来れて嬉しいです、という意味のことを田中くんが言われた。


大阪でライブがあったとき、岡山の方も来られていて、「ツアーでは岡山を飛ばさないでくださいね」とよく言われるのだそうだ。


成山「飛ばして広島に行っちゃうことが多いらしくて・・」


田中「ほんと?スリーピーは大丈夫だよ。」


拍手〜〜


神戸も似てるな。飛ばして大阪に行っちゃう。岡山に親近感(笑)




2年半ぶりにリリースした『paratroop』の紹介をされ、

田中「もう聴いてくださった方、いますか?」


前の方を中心に結構な手が上がった。


成山「意外と多い・・・」


田中「“意外と少ない”という話をするつもりだったのですが(笑)ありがとうございます!」


スリーピーの輪がどんどん広がって嬉しいです!




“unknown”


アルバムの中でも特に好きな曲。

iPodで聴くときも、“unknown”に始まって“unknown”で終わる、みたいな(笑)


10月の空中ループとの対バンのときに初めて聴いて、ぽろっと涙がこぼれてしまった曲。

歌詞もいいけど、メロディが素晴らしい。

CDで聴くと、主旋律の後ろで少し歪んだ音が鳴っていて、そこがまた好き。

「美しい」「癒される」以上に深い曲だと思う。


また聴けて幸せだった。




“メロウ”


パワープッシュ中?

TVもラジオもあまり聞かないのでよくわかっていないけど、スリーピーを知らない友人がTVで流れてきた“メロウ”を気に入って、スリーピーに興味を持ってくれている。

あと一押し(笑)


やっぱりいいアルバムができたのなら、たくさんの人に聴いてほしいし知ってほしいから、世間に露出するのも必要だね。

最近は冷静にそう思える。



“ドレミ”


成山くんの声が、とてもよく響いて、油断すると倒れそうだった。


この声に会いにきたんだよ。


大好きだしうらやましい、という思いと、嫉妬に似た感情が・・・(笑)




“flee”


とにかく、ライブ観てください!!

ライブで“flee”、聴いてください!!


って言いたくなる曲。


ライブでこれ、やってくれないと暴れるかも(笑)



スリーピーは以前から、成山くんの声と山内くんのギターは注目されていたけど、

この『paratroop』では、田中くんのベースと津波くんのドラムがめっちゃかっこいい!!


ライブでの津波くんは千手観音だから(意味不明)



ラストは“雪中花”

聴きたくなる季節です。


いや、教会ライブでやったって聴いて、うらやましかった。



 誰かに声が届く世界で
 朝を迎えて 咲いていたい



成山くんの声に涙目になった。




アンコールは“メロディ”


失礼ながら新譜からの曲は、聴くほうもやや緊張して聴いていたので、“メロディ”はもう、そんなこと?気にしないでどっぷり浸かれる。


スリーピーとの出会いの曲。


一生一緒に連れていきたい曲です。




終演。


「ありがとうございました」の言葉のあと、最後に成山くんがふっと微笑んで、


「おやすみなさい。」


と。


ほっこり。久しぶりに聞いたよ。


初めてスリーピーを観たらしい男の子が、

「おやすみなさい、って言われた・・」

と話しているのを聞いて、またほっこり(笑)



ライブ後、フロアの外の物販前は狭いので、フロアに4人とも来てくれてサイン会を。

わたしも家から持参した歌詞カードにサインをしていただいた。


そしてお別れを言って駅へ急いだ。


木枯らしの中、心は温かだった。