星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 RADIO CRAZY@インテックス大阪



次男とふたりで今年のラストライブのために大阪へ。


電車の乗り継ぎがスムースで、開演前に着けてコインロッカーに荷物を入れることができた。

クロークは出し入れ自由ということだったが、帰りが混みそうだからロッカーが使えてよかった。



入り口でもらったシールも大切にロッカーへ保管。

あ、これが今日の出演者(笑)





リストバンドをつけて飲食ブースへ。





そこで腹ごしらえしてから、L-STAGEへ向かった。


前半は来年活躍が予想される若手のバンドが登場。

わたしのお目当てはOKAMOTO'Sとandymori。どちらも初めてのバンド。

楽しみだけど、最初から力入れて観ると、トリの怒髪天まで持たないかも。

12時開演、終演予定は21時半。がんばれるかな?





◆OKAMOTO'S


かっこよかった!

初めて聴く曲ばかりなのに、フロア後方で踊りまくってしまった。


あとで知った数々の事柄。


・メンバーはみんな18歳!


岡本太郎さんをリスペクトして、バンド名がOKAMOTO'Sらしい。


・だから全員、名前に「岡本」がつく。


・メンバーのふたりが、有名人のご子息らしい。


大きなステージもなんのその、しっかりしたライブパフォーマンスだった。

次はもっと小さいハコで観てみたい。(2月にファンダンゴで観れるかも)




andymori


CITY LIGHTS
EVERYTHING IS MY GUITAR
SAWASDEECLAP YOUR HANDS
クレイジークレーマー
FOLLOW ME
ベンガルトラとウィスキー
1984


(あと1曲あったそうです)

セトリは友人に教えてもらいました。


ボーカルの方の実年齢は知らないけど、登場してきたとき(ステージ横にあるビジョンにアップで顔が映ったとき)「若っ!」って思って、

声聴いて「少年やん!」って思った。(ごめんなさい)


音楽は聴くひとにまっすぐ届く感じ。


タイトルがどれかわからないけど、「16のリズムで空を駆ける〜♪」(ウロ覚えなので違うかも)という曲がよかった。




阿部真央


途中トイレ休憩を入れつつ、会場の外は寒いのでまたL-STAGEに戻って阿部真央さんのライブを観た。


ラストの3曲しか聴けなかったけど、声が好みだった。




サカナクション


01.Ame(B)
02.ライトダンス 
03.minnanouta
04.三日月サンセット 
05.アルクアラウンド(新曲) 
06.ネイティブダンサー
07.セントレイ 
08.ナイトフィッシングイズグッド



ここからがRADIO CRAZY本編。

それまで後ろで観ていたが、サカナクションは前で観ようと一番前のブロックに行った。


お客さんも多くて、盛り上がっていた。


去年のサマソニで彼らを観た次男が、「あのときより今日のほうがずっと良かった!成長したな!」と。

なんで上から目線やねん(笑)


でも、確かにすごく良かった。うまく表現できんけど。

彼らのライブは、天井が高くて大きいところのほうが映えるな、と思った。



“セントレイ”でやっぱりモッシュゾーンに突っ込んで行ってしまった。

こんなに早くから飛ばすと体力持たないのに。




the pillows


01.Dance with God
02.Walkin'On The Spiral
03.YOUR ORDER
04.メロディー
05.I know you
06.Funny Bunny
07.雨上がりに見た幻
08.サードアイ 
09.ハイブリッドレインボウ
10.Poison Rock'n'roll



さわおさんはモスグリーンの濃淡のボーダー。

そういう服装は初めて見た気がする。似合ってた。


久しぶりに“I know you”、“Funny Bunny”


そして“ハイブリッドレインボウ”で終わるのかと思いきや、ラストはポイズン!

こだわりを感じます(笑)



さわお「この後ろ(ステージ後ろを指差して)に楽屋があるんだけど、さっきYO-KINGの歌が聞こえてきてさ。

“Hey!みんな元気かい?”・・・ヒット曲があるっていいですね。」(笑)


さわお「以前住んでたマンションで、ベランダに遊びに来る猫がいたんだ。その猫と仲良くなろうと思って、“Hey!みんな元気かい?”を歌いながらエサをやって、仲良くなったんだ。」(笑)


会場から男性が、「かわいい!」と。


さわお「かわいい?・・・そうか?」




●「ロックは、いつの時代も、テレビや雑誌から発信されるんじゃなくラジオから発信されてきた。これからも、いい音楽をぶちかまして下さい」


802への賛辞の言葉。




●チューニングの間にメンバーの名前を呼ぶ声がやっぱりあって、ひとり男性が大声で怒鳴った。

さわお!」かもしれないけど、わたしの耳には(周りのひともそう思ったらしい)「あほう!」と聞こえてひやっとした。


さわおさん慌てず、「・・・ケダモノがいる。」(笑)


なんとか笑いで終わったけど、苦いものが胸に残った。



そのあとの“ハイブリッドレインボウ”のPeeちゃんのギターが凄かった。

ステージの右端まで移動しながら弾いていたけど・・・迫力があって、ちょっと怒っているように感じた。



最近大阪でのライブのたびに、客の声にイヤな思いをしているので、さわおさんが大阪嫌いにならなければいいけど、と思った。


昔から大阪大好きで、『cast』のインタビューで「僕は心斎橋系」と答えるくらいだったのに。



先日のZepp Osakaで聞いた客の声に似ている、同じヤツかも、と思ったのは、そんなヤツが複数いたらイヤだから同一人物であってほしいという願望から。


2月のなんばHatchでは、イヤな思いをしませんように。





ピロウズが終わってからR-STAGEに走った。

フジファブリックのライブ映像を上映する、ということだったから。


でも、L-STAGEは時間が押していて遅れていたので、着いたときにはすでにエンディングで、

いきなり志村くんの笑顔が映ってそこには「1980〜2009」の文字が。



たったそれだけ見ただけなのに、胸が痛くなって涙が出た。


ライブ映像、見たかったのか、見たくなかったのか、自分でもわからなかった。





フラワーカンパニーズ


01.恋をしましょう
02.脳内百景
03.
04.はぐれ者讃歌
05.深夜高速
06.東京タワー
07.真冬の盆踊り



飲食ブースで休憩してからR-STAGEへ。

L-STAGEでは『帰ってきたナニワサリバン・ショー』をやっていたが、キヨシローさんを思い出すと志村くんを連想してしまいそうだったので観ないことにした。


フラカンはいつものように元気よく、“恋をしましょう”から。


FM802は20周年、フラカンも20周年。


圭介「この前メンバーが40歳になって、これで全員40歳です!

オーバーフォーティならぬ、ジャストフォーティ!(笑)


日本広しといえども、全員40歳のバンドはフラカンだけです!」




圭介「フラカン、RADIO CRAZY初出場です!」(おーっ!)


マエさん「って、今年第1回じゃねえか!」(あっ、そやった 笑)


圭介「・・・そうだっけ?・・・初出場には変わりはない!」(笑)






圭介「フラカンは今年、関西にたくさんライブに来ていて、なんと18回も!

東京より多いよ!

それは関西のみんながフラカンを愛してくれているから!

今日はそのお返しに・・」


と、“はぐれ者讃歌”



志村くんが亡くなってから、PVでフジの曲を何曲か観たけど、iPodでは聴けなくて、お隣に名前があるフラカンばかり聴いていた。


それが“深夜高速”〜“東京タワー”


今日やってくれて嬉しかった。歌詞をかみ締めて泣きそうだった。



“真冬の盆踊り”で盛り上がって終わり。


R-STAGEはL-STAGEより小さくてど真ん中にへんな柱があって邪魔だけど、音はこっちのほうがいい。


ピロウズもこっちで観たかったな。




レミオロメン


5曲聴いて外に出た。

“粉雪”“雨上がり”しかタイトルがわからなかったけど、息子は「あ、これCMの曲」と知っていた。

知らないわたしのほうがどーかしてるやろ、と思ったけど、昔の曲のほうが好きだからしょうがない。


“雨上がり”が聴けて満足。

  


the HIATUS


夕食をとってから戻ったので途中から聴いた。

それでも7曲聴けたので、かなり時間が押しているようだ。



the HIATUSを聴いたのは今日が初めて。

細美くんの声、やっぱり好きだな、と思った。


でも、ほとんどが英詩の曲なので、感情移入できなくて。



かなり後ろで観たが、ダイバーもいた?


静かな曲で最初から腕ワイパーする女性もいて、なんか違う!と思いながらR-STAGEに移動した。




くるり



R-STAGEに入ったら、ラストの曲だった。


岸田さんの声、素敵だった。もっと聴きたかった。



怒髪天


GREAT NUMBER
北風に吠えろ!
労働CALLING、
全人類肯定曲
ドンマイ・ビート
NO MUSIC,NO LIFE
酒燃料爆進曲
オトナノススメ


En
サスパズレ




本編、もっとあったように思うけど・・・




L-STAGEのユニコーンが先に始まって先に終わるはずだったのに、遅れていてほぼ同時進行に。



「トリだと思って来たらユニコーンとかぶってる。 

この年末になんたる仕打ち!(笑) 

でも大阪にもバカがいた。

ものの価値がわかっていない。」(笑)



そのあとも、

「RADIO CRAZY、トリだって言うから喜んだらユニコーンとかぶってるじゃん!

裏番組か!」(笑)


増子さん、ユニコーンって5回は言ったよね?(笑)



「キミたちはここにいるってことは、選択を間違えたね。

人生の岐路に立って、右か左かといわれたら、それは無いわ〜ってほうを選ぶんだろ?」



「キミたちはあれだね、ショートケーキの絵を書けって言われたらモンブランを書くタイプだね。

イチゴじゃないんだ。気が合うねえ、嬉しいよ!」(笑)




時事ネタも絶好調!


ガールズバーで25万円、って言われたらそりゃあ怒るわ。

俺ならグーで行くぞ!空手チョップじゃなしに。」


と言って慣れない関西弁を喋ってくれたけど、なんて言われたか忘れた(笑)




「いいなあ大阪は。おもしろい芸人がいて(笑)


鳥人とか見たいわ!(笑)


ヒロイチが優勝かと思ったけど、ダメだったね。」


そして笑い飯の下ネタも披露。どんだけM1好きやねん!(笑)



「今日の優勝はユニコーンだから(笑)」


そして自分たちを、「ロック界の笑い飯!」って。




「今年もいろいろあったな。

もう死んでもいいヤツが死ななくて、死んだらいけないヤツが死んで・・・」


としんみり話したあとやった“全人類肯定曲”


初めて怒髪天のライブで涙が出た。


陽気にMCする増子さんがまぶしかった。



「今日初めて人前で演奏する曲を!」と“オトナノススメ”を。


ぜひ一緒に歌いたい、とDJの方(?)も出てこられた。


「バンババンバババババババ♪」のフレーズをみんなで練習して、褒められた(笑)






アンコールのときだったかな?


「来年も大阪にどんどん来るよ!」


「住民票を移すぞ!」


「・・・てな覚悟で。」(笑)




フロア最前の柵は、ステージ中央の部分だけ5mほど引っ込んで作ってあって(柵がTの字型)引っ込んだ真ん中部分でカメラマンさんが写真を撮っておられた。

わたしと次男はその引っ込んだ部分の最前付近にいたんだけど・・・


最後に増子さんがステージを降りて、わたしたちの方角へまっしぐら!


きゃあきゃあ!!


増子さん、わたしのまん前で足台に上って、お客さんはもちろん増子さんに向かって突進。


増子さんの右手をぎゅっと握って、身体を支えさせていただきました(感激!)


そしておもむろにわたしたちの上に背中からダイブ!

増子さんが降ってきた!!


支えようとしたら突進した客に押されて転びそうになって柵をつかんだわたし。

次男は数人の男の子と一緒に増子さんをリフト!


あんたが転んでも増子さんは落とすな!(←本気)



わたしの左隣の数人のお客さん、みんなに押されて転倒。

慌てて助け起こしている間に、増子さんはステージへ。


みんな口々に転んだ人に「大丈夫?」と声をかけた。どうやらケガはないみたい。ほっ。




ラスト。


増子さんが「みんな、しゃがんで!」と。


あ、あれだ!(笑)


会場中全員しゃがんで、坂さんのドラムを合図にジャンピングフィニッシュ!


ばっちり決まった!!



終演。



わたしも次男も、ちょっと早いお年玉をもらった気分で、幸せだった(笑)


増子さんの手は汗でしっとりと湿って冷たかった。



トリ同士かぶってしまい、お客さんは少なめだったけど、怒髪天モンブラン好きなわたしたちのために(笑)最高のライブをみせてくれた。


素晴らしい09ラストライブだった。





出口を出たら号外が配られていて、「?」と受け取ったら・・・



(爆)





帰り道、増子さんを息子がリフトした話を友人にメールしたら、


ピロウズと同じ日に生まれた青年が恩人のダイブ支えたとは感慨無量です。」


と嬉しい言葉を返してくださった。ありがとう!




大阪に来てくれたバンドのみなさん、ありがとうございました!


ラストライブを一緒に楽しんだみなさん、よいお年を!