こんな時間に目が覚めた。
3時過ぎっていうのは朝なのか夜なのか。
久しぶりに20代の友人が、ブログに日記をアップしているので読みに行ったら、切なくなった。
「最近、ライブに行っても感動とか、どきどき感が薄くなった。」
「それはライブが非日常のものでなく、行って当たり前の、日常のものになってしまったからではないか。」
と。
まだ若い頃、姓名判断をしてもらったことがある。
「人の運命には、若年期、壮年期、老年期とあって、それぞれ33歳と66歳が境目なんだけど、
あなたの運命には壮年期以後が見えて来ない。
33歳までに死ぬね。
もっと詳しく言うと、29歳のときに事故か自殺で死ぬ。」
と言われた。
それまでに結婚して姓が変わったら、運命も変わりますか?と尋ねたら、
「持って生まれたものは変わらない」
ひどい話だ(笑)
運命を変えようと思ったら、ツボを買え、印鑑を作れと言われ、
ああ、そういうことね、とそこはスルー。
でも気になって、別の占い師さんにみてもらったら、似たようなことを言われた。
ここでもスルーしたものの、やはり気になっていて、
30歳の誕生日を迎えたときにはガッツポーズをしたものだ。
そして33歳の壁をひらりと飛び越え、今に至る。
長生きすりゃいいってもんじゃないけど、長生きはいいものだ。
子育て終盤で、まさか自分がライブハウスなんてところに行くなんて夢にも思わなかったし、
自分の子供くらいの若い友人ができるとは思わなかった。
まして洋服や化粧品にかけるお金を全部ライブ遠征費用にまわすとか、
何人かのバンドのメンバーさんに顔を覚えてもらって声をかけてもらうとか、
ライブ中に曲を聴いて感動して涙を流すなんて・・・
想像もしなかった老後を迎えそうだ。
まあ、「老後」なんて書いていてもまったく老け込む予定もなく、
ひたすら体調管理と金銭管理に努める日々。
これから先、どうなるかわからないけど、わかっていることはただひとつ。
音楽はわたしを裏切らない。
醒めてしまう時間的余裕もないしね。
だから若者よ、大志を抱けとは言わんけど、
もっと心を動かして、今を生き生きと生きましょう。
「運命」を、「命が運ばれるもの」とするのか、「命を運ぶもの」とするのかは自分次第。
4時過ぎ、鳥の声がする。
朝だ。