星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

COMIN'KOBE 11@神戸ワールド記念ホール&神戸夙川学院大学(5/4)

ライブを観たバンド:FUNKIST(2曲のみ) / シリカ(1曲のみ) / ガガガSP / THE 冠 / 平松 愛理(2曲のみ) / 黒猫チェルシー / Gacharic Spin(2曲のみ) / LOST IN TIME / 怒髪天(途中から) / セックスマシーン(アンコールバンドとして) / ガガガDX

【イベントテーマ】阪神大震災を風化させず語りついでいき、イベントを通じて神戸を活性化させることを最大のテーマにします。

今年も無料。

しかも今年は、『COMIN' MORIOKA』と銘打って盛岡へのライブ中継あり、U-STREAMの配信ありと盛りだくさん。

やるなあ、松原さん!




GOING KOBEが初めて開催されてから3年めの2007年から2009年まで、そして2010年にCOMING KOBEに名前が変わってから今年で2年め、連続して5回目の参加となった今年。

オフィシャルでの携帯無料入場券配布の様子を見ても、過去最高の人出になりそうな感じだった。


当日のツイッターでのつぶやきを見ると、「人が多すぎてまだ駅から出れない!」とな!


わたしはと言えば、家の用事があって出遅れて、会場に着いたのは14時過ぎ。

リストバンドはつけてもらったが、いつもならもらえるタイムテーブルと場内マップの書いてあるパンフレットがもう無いとか。

え?ありえん・・・


結局、自分が以前mixi日記に書いたタイムテーブルを携帯で見ながら動く羽目になった。とほほ・・・



気を取り直して、まずは大学のほうへ。

ロストの物販で、7月のライブのチケットを先に買ってから動く予定だ。




記念ホールから大学までの通路は、行き帰りを別ルートに分けてあって、混雑を防止してある。

道路の途中にボランティアの若い方が間隔を開けて立っておられた。ご苦労さまです!



物販のテント前で少し待って、無事チケットをゲット。


大学構内にあるライブ会場へ向かう。

順路に沿って歩くと、何やら黄色いかわいらしいものが花のように道路に置かれていた。↓


黄色い紙1枚1枚に、いろんな人が願い事を書きこんで、それをくっつけて花のように飾ってあった。

復興を願うものから、「○○高校に合格しますように!」とかいうのもあって、おもしろかった。



物販のテントの横から大学へ向かうまでのところにもライブスペースがあり、名付けて『たいようのうた広場』、『プロレスリング虎』(本当にプロレスのリングが組んであった)、大学の前庭?みたいなところにも小さいステージが設置されていた。

(それがこれ↓『246 STAGE』)


大学の体育館の裏手にある中庭には野外ステージのKSGU GREEN STAGEがあり、その端にフードテントがあった。




FUNKIST神戸夙川学院大学・KSGU GREEN STAGE)


いつもなら客の後方を通ってフードテントの方に行けるのに、人がいっぱいで隙間がないほどだった。

最後の2曲しか聴けなかったが、パワフルでソウルフルなステージだった。(なんてありきたりな表現!)


MCなのか曲の中のセリフなのかわからないけど、

「福島のじいちゃんに言われたんだ。

おまえたちは笑っていろ。そしたら俺達も来年は笑えるから!って。」

みたいなセリフに、最近この類の言葉は聞き慣れてしまっているはずなのに、ぐっと来て泣きそうになった。



ライブが終わったあと客が入れ替わる途中に、スタッフの方が「水撒きます」と言われていた。お天気よくて砂埃が舞っていた。



そうそう、そういえばわたしがこのイベントに参加し始めてから、ずっと晴れてるわ。日程は少しずつ変わっているのに。



ワールド記念ホールに向かう。思ったより人の流れはスムースだった。



シリカワールド記念ホール・Aero STAGE)


最後の1曲だけ。最初から観たかったな。

でも“不確かな証明”が聴けたから良しとしよう。




ガガガSPワールド記念ホール・Kit Kat STAGE)


真剣に観るつもりはなかったのに(失礼)、真剣に観てしまった。

「今年初めてトリ以外での出演」だそうだ。(いやトリでもDXで出るやろ〜〜)


思わぬセットリストで“満月の夕”が聴けた。

今だからこそのこの曲。聴けてよかった!



THE 冠ワールド記念ホール・Aero STAGE)


そしてトイレタイムのはずが(またまた失礼!)、出てきたボーカルさんにクギ付け(笑)

中世の騎士みたいな鉄兜(?)をかぶって、「ヘヴィメタやるぞーーー!!」って。

宣言しながらヘヴィメタやるの、初めて見た!(笑)


そして途中で兜を脱いだら頭はハゲてて、客に「ハゲーーー!」とヤジられたら、

「ハゲは3人おるわ!それに俺のはハゲちゃう、カットじゃ!」(笑)


曲もおもしろくて、

「あんたいつまでヘヴィメタやってんの?(俺、今年40〜♪)」

「収入は(嫁の)1/3〜の純情〜♪

シャムシェイド、復活おめでとうーー!」


みたいな歌詞に爆笑!


これからツアーだそうで、そりゃ神戸でやるなら太陽と虎しかないやろ!と思ったら、本当にそんなスケジュールだった。


こういうの、結構好きかも(笑)



平松 愛理ワールド記念ホール・Kit Kat STAGE)


行きそびれていたトイレに行って帰ってきたら、メインステージのほうでは平松愛理さんのライブが始まっていた。

反対側のステージ前は黒猫待ちの客。

最前付近はみんな立って待っていたけど、後方の客の多くは座り込んでいて、しかも出口に近いところでも座っている客が多くて進めない。

これって場所取りやん!座りたいならスタンドに上がるか、端っこに行ったら?

ライブ中は足元も暗くて、座っている人を踏まないように歩いたら置いてある荷物にぶつかったりして、ムカつく(笑)

蹴飛ばしてやればよかった。


黒猫を後ろで観るつもりだったけど、頭にきて座っている人の群れの前まで行った。あらら、結構前だわ(←大人げない)

客が増えたらこういうこともあるのだろうな。ボランティアのスタッフさんに責任を負わせるわけにもいかないだろうし、観る方が自覚しなければ。


とかなんとか思いながらメインステージに神経を集中させる。


“美し都 〜がんばろや We Love KOBE〜”だ!


16年前阪神淡路大震災が起こった数日後、安全が確認されてサンチカ(三宮地下街)に入ることが許可された。

そして、その地下街に繰り返し流されていた曲がこの曲だった。




泣きながらサンチカを歩いた日々を思い出した。

今日は2番以降の歌詞は、KOBEを東北に替えて。



届くといいなあ。




黒猫チェルシーワールド記念ホール・Aero STAGE)



がらっとムードが変わって。

反対側のステージは、お互い前のバンドが後半の曲をやっている間に音出ししたりチューニングしたりするのだけど、平松さんはピアノの弾き語りで静かなステージだったので、黒猫チェルシーのみんなは遠慮したのだろうか。

メンバー全員がスタンバイして、大知くんが「すみません、ちょっとリハさせてください」と言って1曲の途中まで音を合わせた。


若い子がたくさん、前に来たくてうずうずしているのを感じたので、結局少し下がる。



01.嘘とドイツ兵
02.ダイナマイトを握っているんだ
03.(新曲)
04.廃人のロックンロール
05.ベリーゲリーギャング



2曲目・・・新曲じゃなかったんかなー、わからん。(→教えていただきました。ありがとうございます)


なかなかのモッシュだった。

客が多かったので、ラストの曲の前には出口側に回った。



終わったら一目散に大学へ。あー、コレクターズも観たかったな・・・




Gacharic Spin神戸夙川学院大学・ESP BLACK STAGE)


ロスト目当てで大学の体育館に入ったら、前のバンドがやっていて・・・

ガチャリックスピン。(え?ガチャピン?って思ったのはわたしだけ?)


俗にいう?ギャルバン。

ボーカルの女の子は金髪でドエラくセクシーな衣装。


「わたしたちガチャリックスピンは〜

日本一、いえ世界一・・・・いえ神戸一、カミングコウベ一セクシーなバンドよん♪」


って、だんだん狭くなってますやん!(笑)



歌も演奏もパワフルでかっこよかった!




LOST IN TIME神戸夙川学院大学・ESP RED STAGE)


01.青よりも蒼く
02.約束
03.あしたのおと
04.ひとりごと


僕たちは、まだこのイベントがGOING KOBEと言っていたころに出演させてもらったことがあります、と。


16年前の震災からこの街は立ち直って・・・まだゴールではないと思うけど、こんな素敵な街になって・・・

と言われたときには、すごい嬉しかった。

まだゴールではないんです。


「東京はまだしょんぼりしていますけど、関西が元気だと嬉しい!」

この言葉も嬉しかった。



明日(5/5)の春一番には行けないけど、また7月にメレンゲと一緒に神戸に来てくれる。

それが何より嬉しいです。


“ひとりごと”を歌うときの海北くんの声が心にびりびり響いた。

やっぱりこの声、好きだな。






Dirty Old Menのライブが観たかったけど、怒髪天に間に合わないので泣く泣く断念。

が、記念ホールに着いたら、恐ろしい人数の客が入場待ちしていた。


いらいらしつつも、みんなおとなしく待っていた。

人気バンドが怒髪天前に出演しているのを失念していた。失敗失敗。


待つこと・・・1時間くらいだったか・・・・


ようやく入ったら、怒髪天のライブはすでに始まっていた(涙)




怒髪天ワールド記念ホール・Kit Kat STAGE)



01.酒燃料爆進曲
02.労働CALLING
03.ニッポン・ラブ・ファイターズ
04.オトナノススメ
05.喰うために働いて 生きるために唄え!



ステージ前に着いたら、“酒燃料爆進曲”の最後の方、兄ぃが(エア)ビールを飲み干しているところだった。

坂さんの叫びは、「神戸ー!」だったらしい。聴きたかった・・・



ちょっとテンション下がったが、すぐに持ち上がる。“労働CALLING”

兄ぃの扇子は日の丸。


少しずつ前に行って、いい感じに人とのスペースを保ちながら踊りまくっている人たちの後ろに立った。

床に水がこぼれていて、隣の男の子と「滑らないように気をつけよう」と確認しあった。



そして、シミさんは今日誕生日!と兄ぃが紹介。43歳だって。


おめでとう!!


増子「被災地の人に、頑張れって言う人がいるけど、既にみんな頑張ってる。

そこへ頑張れって言うなんて無粋じゃないか?」


応援ソングじゃない、俺たちが勝手に決意表明してるだけ、という新曲を。


ニッポン・ラブ・ファイターズ!


初めて聴いたけど、めっちゃ元気が出る!

「俺にまかせとけ!」って言っちゃいそう(笑)



そのあとバンバンやるぞ〜、用意はいいかあ!と“オトナノススメ” 


 オトナはサイコー!


で、めっちゃジャンプした。


 「大人に夢は無い 大人を信じるな!」
 バカ言うな!夢ならあるし 誰か騙す予定もねェ
 



夢を語れる大人になりたいなあ。



ラストは、“喰うために働いて 生きるために唄え!”



曲の後半、兄ぃがフロアの真ん中にある通路まで降りて、柵に足をかけて登って歌ってた。

ああ、近くに行きたい(笑)
  



セックスマシーンワールド記念ホール・Aero STAGE)


セックスマシーンはもともと最初のほうの出番だったが、エントリーした何十もの神戸のバンドの中から、携帯などの投票で選ばれたアンコールバンドとして再登場。


アンコールバンドの紹介は松原さんだった。


そして、「俺達は朝一番の出番にピークを合わせてきた!だから・・・何もねえ!」(笑)


まさか選ばれるとは思わなかったから、楽器を一度三宮に運んだそうだ。


ボーカルの森田くん声が枯れてたけど、気合いの入ったパフォーマンスを見せてくれた。

最後に新曲を。


「増子先輩、いいこと言ってたよね?俺達はそういうふうにうまく言えないから、代わりに『おうっ!』って言うんだ!」


フロアの下まで降りて歌う森田くん。このあとメインステージのほうでガガガDXで出演だけど・・・

(メインステージを指さして)「あそこまでダイブして行くから!」


ダイブした姿勢で客にリフトされ、反対側のステージまで運ばれる森田くん。

無事到着したときには拍手喝采!運んだ人、お疲れ様!




ガガガDXワールド記念ホール・Kit Kat STAGE)


ガガガDX(デラックス)は、メガマサヒデとセックスマシーンの森田くんが入った期間限定ユニット。


ここ数年、このイベントのトリはガガガDX。

まあ、公的打ち上げと言いましょうか・・・(笑)


おちゃらけた歌やらまじめな歌やら織り交ぜて。懐が深いな!(違?)


そして、ステージ両サイドに設置された大きなスクリーンに、盛岡の会場が映し出された。

スクリーンの向こうで手を振るお客さん。


神戸会場から自然にわきあがった「モリオカコール」


モッリオカ!モッリオカ!


嬉しそうに手を振ってくれる盛岡の方たち。感動的だった。


ガガガのコザック前田さんが、「あいつ、きっと喜んでるやろなー」と言ったら、無理やり?ステージに押し出されてきた松原さん。


すでに号泣状態(笑)


でもしっかり、みんなに向かって感謝の言葉と「これからもがんばります!」って。


ありがとう、松原さん!



最後はみんなで“にんげんっていいな”(実はこの日2回目)

すごい盛り上がりだった。


 でんでんでんぐりかえってバイバイバイ!



この曲を聴かないとCOMING KOBEは終わらんぞって感じ。



アンコールで“卒業”


後ろにいた男の子たちが、うわーっと前に駆け上がっていった。


楽しかった。


客が多くて大変な思いをしたときもあったけど、お互い様って思うことにしよう。

アリーナで座り込むのだけはやめてほしいけど。



神戸を、音楽のあふれる街にするためにも、来年もまた楽しみにしています。

松原さん、よろしく!


スタッフさん、ボランティアのみなさま、ノーギャラ・手弁当で出演してくれたアーティストのみなさま、ありがとうございました。