星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

sleepy.ab 「Mother Goose Tour」@東京グローブ座(4/30)

  


いよいよツアーファイナル。

東京に2泊もできないので、本来なら昨日のライブしか観れないところだったが、2日目の開演が30分早い設定になっていて、終わってからでも新大阪までの最終の新幹線に間に合うので、2日とも観れることになった。

ほんと、ありがとうございます!


そして、ホテルをチェックアウトしてからライブまでの時間をどうしてつぶそうと思っていたが、東京の友人が付き合ってくれたので楽しく過ごせた。

こちらも感謝感謝です!



開場して中に入ったら、DVDの撮影はこのファイナルだったようで、数台のカメラが最前列とステージの間に準備されていた。

7月頃に発売されると言われてたな。楽しみだ。


2日目も一番端の列だったが、前日と違って成山くん側で、いつも観ている位置に近かったので居心地がいい。

そのバンドによって、居たい場所が違う。ひとそれぞれだと思うけど。

「いつもの場所」にいるほうが、より集中できるってもの。


次のライブが続々と発表されているけど、全部関東か札幌だもんな。切ない・・・




開演。

偶然前日とは左右対称の位置の席だけど(列も同じ)、ステージが今日のほうが観やすい。

音も良く聴こえる。


ファイナルだと思って気合い入れて観ているからかもしれない。<セットリスト>


01.マザーグース
02.アクアリウム
03.ドングリ
04.メロウ
05.街
06.四季ウタカタ
07.インソムニア
08.現実の箍
09.Maggot Brain
10.シェスタ
11.君と背景
12.メロディ
13.ダイバー
14.sonar
15.トラベラー
16.flee
17.遊泳スローモーション
18.かくれんぼ


En1

01.夢織り唄
02.24


En2

03.ねむろ




スリーピーの音楽は、美しいメロディと成山くんの癒しの声が注目されがちだが、ひそかに「ダークサイド」と呼ばれている?曲にも定評がある。


ライブ前に友人が、「インソムニア〜現実の箍〜Maggot Brainのところを、暗黒3兄弟って呼んでるんです!」と言っていて笑ってしまったが、上手いこと言う。


それに加えてインソムニアの前の四季ウタカタからの流れが大好きだ。

だいたい“現実の箍(たが)”をライブで聴くの、今回のツアーが初めてで嬉しいし。

(ちなみにわたしの古い携帯では、たが→箍という変換ができません)


四季ウタカタからの4曲が終わったときには、大きな歓声と拍手が起きた。



シェスタ”の前には「プロデューサー山内くん」のエピソードを。

曲が山内くんのところに集まってきて、それをプロデュースしていたのだけど、“シェスタ”のときは締め切り間際だったそうだ。

なので弱気になった山内くんが他の3人に「もうギリギリです」とメールしたけど、誰一人返信しなかったとか。



成山「僕はいつもスルーしてるからあれなんだけど、他の二人もスルーしてるとは思わなかった。(津波くんに)なんで返信しなかったの?」


津波「女々しいこと言ってるわ〜って思って。」(笑)


開き直った山内くん、見事に今日を完成させた?とか。


シェスタ=昼寝で、山内くんの「休みたいなー」「逃げたいなー」って気持ちが入ってるのかな?

オフィシャルの曲紹介には「今サボッたら、こんな事しよう!という妄想を音にしました」と書いてあるけど。


アルバムの中でも好きな曲ですよ、ほんとに。




ファイナルになってからセットリストは変えないだろうと思ったので、それを覚えなくていい気安さから、とてもリラックスして聴けた。(いつも覚えなくてもいいんだけど)


それでだかなぜだか、また“メロディ”で、信じられないくらい泣いてしまった。

おそらく今までで一番回数を聴いているこの曲に、何回泣かされるんだ。


もうイントロからヤバくて、意味なく泣きながらも、「ああ、わたしのお葬式にはこの曲を流してもらおう」って不吉なことを考えてしまった。

そんな曲じゃないのに。ごめんなさい。




曲というのは単独で存在するのではなく、その曲の持つ背景や、歌うひとの心情、そして聴く側の心の状態などが影響して、毎回違って聞こえるのかな。


別に弱気になっているわけでもなく、体調も復活したのに伴って精神状態もかなり良くなってきているのに。


そのあとの“ダイバー”以降“遊泳スローモーション”まで、ずっと空に浮いている感覚だった。



本編ラストの“かくれんぼ”のときの映像は不思議な感じだったな。

DVDになったらじっくり観てみたい。



アンコールのときには、今日も山内くんのハンドマイク姿が見れて(笑)

なんで「フクロウ」なのかな?輪郭は前の照美さんと変わらん気がするけど。(←意味不明?)



“24”のアウトロの山内くんのギター。最後の音が消える瞬間まで、またそのあとの余韻まで浸ることができた。

昨日は、まだ弾き終っていないときに大きな歓声を上げる人がいてちょっと残念な思いをしたから、今日は良かった、と思った。




Wアンコールは“ねむろ”


久しぶりに聴けて嬉しかった。


この曲、まだタイトルがついていないときに聴いたよな。

あれは確か2007年のミナホで、まだRUIDOがパルコのビルの前にあったときだったよな。

あのとき成山くんが「来年こそ大阪でワンマンやりたい!」って言われてたな。


なんていろんなことを次々と思いだして、またウルウルしてしまった(あほ)




今回のツアー、本当は名古屋にも札幌にも行きたかったが叶わず、初日の大阪でも体調がいまいちだった。


無理して東京まで来てよかった。



これでしばらくスリーピーのライブを観る予定がないけど、今日のライブで次までがんばれるな、きっと。


そんなことを考えながら、駅までダッシュしたのでした。