LOST IN TIME 10th anniversary 海北弾き語りツアー「旅行鞄と僕の声と、」@大阪・cafe&bar Legato(2/11)
出演:海北大輔(LOST IN TIME)/ さよなら三角(明日、照らすの村上友哉ソロ)
LOST IN TIME10周年(1st Albumリリース後?)ということで、ライブをたくさんやりたい、と言われていたのは去年の最後のライブだったかな?
バンドのライブより先に、海北くんがひとりでいろんな街をまわってライブする企画。
前日の10日には京都のSOLE CAFEでライブがあったが行けなかった。
なのでLegatoに行けるようになってとても嬉しい!
Legatoでのライブは定員25人、整理番号無しということだった。わたしにとっては初めてということもあって、場所を確認するために早めに家を出た。
開場のときにはまだ10人くらいしかおらず、早く入れたわたしと友人は、壁際のソファに座ることができた。
開演直前には店内はいっぱいになり椅子が足りなくなって、歌う人の真ん前、足元に体育館座りするハメに。(去年のライブでも椅子が少なくて床に座ったらしい)
遅く来た女の子たちが躊躇していると、早く来て椅子に座っていた男性のお客さん二人が「僕が前に座りますよ」と席を譲ってあげていた。
お兄さんたちかっこいい!優しいなあ。
開演まで時間があったので、物販におられた海北くんにご挨拶してCDを買った。名付けて“海北盤”(笑)
『3月リリースのベストアルバムに先駆けて、弾き語り一発テイクを収録した、CD-R』、海北くんの手作りらしい。ジャケットも。
1枚ずつナンバリングもしてある。わたしが買ったのは172、オレンジ色のジャケット。
そのあとパスタを注文して腹ごしらえ。おいしかった♪
(以下、MCはあいまいな記憶より)
開演前に海北くんが、ギターを持って椅子に座って前説代わりに1曲歌ってくれた。
『合い言葉』
そのとき初めてマイクが無いのに気付いた。完全生音かあ。
海北くんの声は、マイクがなくてもきちんと届いてくる。
25人だけでその声をひとりじめ?贅沢だな。
◆さよなら三角
(セットリストはわからないけど・・・「恋は水色、蜜の味」とか、明日、照らすの「ダウンタウンヒーローアンドヒロイン」とか)
赤いカーディガンに帽子。明日、照らすのバンドのときとは雰囲気が違う村上くん。
MCはぼそぼそ声だったので聞きとりにくかったけど、昨日も京都で海北くんとライブしたあと、村上くんのおばあちゃんのおうちに(京都にあるらしい)海北くんと一緒に泊まったそうだ。
そのへんのことは村上くんのブログを→http://blog.asstellus.com/?eid=1631595
あとで海北くんも言われていたけど、おばあちゃんに海北くんが「今度はひとりで泊まりにいらっしゃい!」と言われたそうだ。
村上「高校時代からロストを聴いていた僕が、まさかおばあちゃんの家に海北さんと一緒に泊まる日が来るなんて!」(笑)
村上くんの声を聴いていたら、明日、照らすのライブに行きたくなってしようがなかった。
◆海北大輔
(00.合い言葉)
01.小さな町の小さな唄
02.列車
03.バードコール
04.然様ならば
05.絵の具のふた
06.旅立ち前夜
07.(お題をもらって即興曲)
08.グレープフルーツ
09.悲しいうた
10.ピカリ
11.すべては風の吹くままに
En
01.約束
1曲目は歌詞にこの店の名前「レガート」が出てくる。
その日の場所で歌詞が変わるんだろうな。
海北「少し前、“今が楽しければそれでいい”っていう風潮があって・・・でも、それだとかえって今を大切にできないのじゃないかなって思って作った曲です。」(詳しくは忘れたけどそういう意味のことを言われて)
歌い始めたのは『列車』
ソロで聴くの、初めてだったかな・・・
海北「村上くんの歌を聴いていると恋がしたくなるね。」
ロストの曲の中で、一番優しい恋の歌かも、ってやってくれたのは『バードコール』だったかな?それとも『絵具のふた』だったかな?
海北「大阪の桜は何月頃が見ごろですか?」
3月の終わりから4月初めかな?
「じゃあ、卒業式ではまだ固いつぼみなんですね・・・春の歌を」と『然様ならば』
どのあたりでのMCか忘れたけど、海北くんが
「自分は後ろ向きな人間だと思っていた。身体をひねって後ろを向くとあちこち痛くなるし。でも、そのまま回れ右して後ろを向いてしまうとそっちが前になるんだ。」
と言われて、考えさせられた。でもそういうふうに考えられるって前向きじゃないのかな?いや、前向きになれたってこと?
もうすぐリリースされるベスト盤では、1曲だけ歌詞の漢字を変えた曲があるんです、と。
妹さんにもらってメールを読んで、ある言葉を変更したそうだ。
その辺のことはまだネットとかで言わないで、とのことだったので、ここでは省略。
でも、いい妹さんだなあとしみじみ思った。
最近恒例のお客さんからお題をもらって即興曲を作るコーナー。
「最近調子悪いんですよ。」と。いやこれ難しいでしょ。
出たお題は「はしっこ」「もじゃもじゃ」「春」
普段は3つだけど今日は4つでやります、と。4つ目はカウンターでライブを観ていた村上くんから、「そば」(笑)
この4つの言葉を使ってできた曲、なかなかよかった、メロディーがきれいだった。
そのあとはお客さんからリクエストをもらってやります、と。
『グレープフルーツ』『悲しいうた』『ヒカリ』の3曲。
実は『ヒカリ』はわたしのリクエスト。『ライン』とどっちにしようか迷ったんだけど・・・ありがとう!
ラストは『すべては風の吹くままに』という新曲。
3/7リリースのベスト盤をタワレコで予約したら付いているDVDになっている曲らしい。
今回の弾き語りツアーではやらない予定だったけど、今日ここでやりたくなりました、と。
うまく表現できないけど、彼らの歩いてきた道は決して平坦ではなかったけど、今見えている景色は美しいのだろうな、と感じられる曲だった。
アンコールは『約束』
このあともまだまだ旅が続くんだね。そしてまたバンドでも関西に来てほしいな。
ライブが始まる前に海北くんが話していた。
「今日みたいな、お店に予約したりメール予約するライブって、お金も払っていないからか、来ない人も何人かいるのがふつうなんだけど、ありがたいことに、LOST IN TIMEのお客さんの出席率が高くて・・・
来れないときも、必ず連絡してくださるんですよ。それが僕らの自慢のひとつで・・・」
そしてこの日も出席率100%!
LOST IN TIMEを好きなひとって、音楽もさることながら彼らの人間性に惹かれているひとが多くて、ライブでも1対1で伝わってくるものがあって、
だからアーティストをファンというよりも人間対人間の付き合いをしていると感じているのではないかな。
だから、無断キャンセルなんて失礼でできない、自分が行けないなら行きたいひとに譲りたいって思うのじゃないかな。
LOST IN TIMEのライブのときは、「ライブに行く」というより「会いに行く」っていう感じが、いまでもわたしの中に続いている。
春になったらまた会えるかな。