星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 見えぬけれどもあるんだよ

自分が好きになるものって、何かしらの共通項があるんかしら。

あるサイトの掲示板に、童話『星の王子様』の中の「一番大切なものは目に見えないんだよ」という言葉が自分の支えになっている、と書いたことがある。先日久しぶりに読んだ金子みすゞの詩の中に、ほとんど同じ意味を持つ言葉をみつけた。『星とたんぽぽ』の一節。

 

夜がくるまで沈んでる、

昼のお星は眼にみえぬ。

見えぬけれどもあるんだよ、

見えぬものでもあるんだよ。

 

以前、作家の伊集院静さんが、「真昼の星を見つけたい」と言っておられた。全部つながっているよね。生まれた時代も国も違うけれど。

そこには確かにあるんだけど、目にはみえないもの。あ、そういえば、みすゞの本を監修しておられる矢崎節夫さんが、“詩人は見えないものを心で見、科学者は見えないものを事実にして見る”と言われてたなあ。

自分が好きになるものの共通項、やっぱりあるのかな。人に対しても同じかな、生まれ変わっても同じ人を好きになるとか。

 

イビキかいて寝ているダンナの顔見て、ぞっとした。

 


<今日のBGM> 愛しておくれ/GOING STEADY