星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 旅の思い出③〜越中五箇山


ユースホステルにはいろいろな形があった。普通の民家を利用したもの、ちょっとした民宿のように改築してあるもの、国民宿舎のようなものもあった。
 
 
その中でも印象に残っているもののひとつに、越中五箇山ユースホステルがある。
 
 



江戸時代中期の合掌造りの建物を最小限に改築して、昔の姿をとどめていた。屋根はもちろん茅葺きである。確か囲炉裏があって、それを囲んでペアレントさんがいろんな話をみんなにしてくれた。私が泊まったのは7月だったので、冬の生活の様子とか、茅葺き屋根の管理のしかたとか・・・。

 
 
そのユースも、2001年に廃業されたらしい。後継者がおられなかったのと、合掌造りでは固く禁じられている喫煙を(前もって禁煙をお願いしてあるにも関わらず)やめられないなどの宿泊客のマナーが悪くなり、大事な文化財を守るために廃業を決められたそうだ。
 
 
廃業の理由のひとつに利用者のマナーの悪さがあげられるなんて・・・悲しくなる。
 
 

 
 
もう2度とあの静かな家には泊まれない。
 
 
 
 
 
〈今日のBGM〉 孤独な旅人/エレファントカシマシ
 


写真:デジタル楽しみ村



コメント プレイバック

画像が私の住んでるところによく似ていて暖かな気分になりました。しかしマナーの問題は本当に頭に来ることが私も多くあります。私の住んでるところはやっと今雪解けシーズン。それとともに一緒に溶け出てくるゴミ達。春はいつもそうです。やっと芽を出した緑の中のゴミを見ていると不快感でいっぱいになります。マナーは大切です。本当に。
Posted by ソラマメ at 2005年04月19日 00:35