星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 「音は心の中で音楽になる」

 
その曲やアーティストのことをよく知らずにジャケットのデザインに惹かれてCDを買うことを「ジャケ買い」というらしい。
 
さすがにこれは経験ないな。最近のジャケットはとっても魅力的で、つい手にとって見入ってしまうものも多いけど。「ジャケ買い」は一種の賭けだよね。
 
 
 
本やマンガでも同じ?なんていうんだろ。「表紙買い」?「題名買い」?
 
 
ハロルド作石さんの『BECK』でこれをやっちゃった。本屋で棚に並べられた表紙を見て、1・2巻を買ってしまった。本が「俺を読んでくれ〜」って言ってるようで。内容もおもしろくて、翌日早速おとな買い(笑)今見たらちょっと笑えるけど、やっぱりこの表紙好きだな。
   BECK1        BECK2       
 
 
 
 
 
 
宮部みゆきさんの『龍は眠る』もそう。題名に惹かれて読んで、そのあと宮部ワールドに惹きこまれていった。
 
 
 
で、今とっても読みたいのが『音は心の中で音楽になる〜音楽心理学への招待』(谷口高士編著/北大和書房)という本。
 
 
カスタマーレヴューを見ると、「専門書というより教材。音感がなかろうが、楽器が弾けなかろうが、楽譜が読めなかろうが、勉強になる」「音楽心理学の入門書」と書いてある。
 
 
 
音楽心理学って何?調べて見ると九州大学芸術工学部音響設計学科の中島祥好教授のサイトに、次のような説明があった。
 
“最近の音楽心理学は、どのような疑問に答えようとしているのでしょうか。イメージを持っていただくために、例をいくつか挙げてみます:
1)根音は、なぜ和音の基礎なのか?
2)完全4度も完全5度も協和音程なのに、減5度はなぜ不協和なのか?
3)ソナタの主題がさんざん変形されても、元の主題だと判るのはなぜか?
4)12音技法の規則は、聴く人にとっては無意味ではないのか?
5)複調音楽の、それぞれの調を聴分けることはできるか?
6)平行5度は、なぜいけないのか?
7)バッハの無伴奏ヴァイオリン曲が、まるで合奏のように聴こえるのはなぜか?
8)モーツァルト交響曲に見られる突然の休止には、どんな効果があるか?
9)日本語のロックはなぜ腑抜けになるのか?
10)ラヴェルの「ボレロ」の管弦楽法は、本当に計算しつくされたものなのか?
11)絶対音感は有害ではないか?
12)コンピューターから出てくるリズムが変に聴えるのはなぜか?”
 
 
???・・・・腑抜けって・・・・
 
 
『音は心の中で音楽になる』の本の説明には
 
“人はどうして音楽するのか? 音の集まりがどうして「音楽」として感じられるのか? 音楽を聞き演奏する時に心や頭の中で何が起こっているか? 音楽心理学は,音楽にまつわる人の認識,思考,感情のメカニズムやプロセスについて研究する分野の本格的入門書として「若手音楽心理学者」で執筆・編集した”
 
とあり、もう少し素人向けに書いてあるみたい。
 
 
やっぱり専門書っぽいけど、題名買いしていいものか・・・・考えすぎると前へ進めないので、とにかく読んでみよう。って、わたしの思考はいつもこのパターン(笑)
 
 
早速注文。
 
 
 
 
 
*余談*
 
さまざまな想いを残して、シロップのライブ終わっちゃったな。22日の「音楽宴会」black sun には行けるわけないし。五十嵐さんのソロライブ、鹿野さんとのからみ(?)見たいなあ。
 
mouth to mouse
 
 
昨日、シロップの『Mouth to Mouse』、買っちゃった。今更だけど。コピーしたCD持ってるけど。歌詞カードがどうしても欲しかってん。
 
 
 
 
“生きんのがつらいとかしんどいとかめんどくさいとか
そんな事が言いたくて えっらそうに言いたくて
二酸化炭素吐いてんじゃねえよ”
 
(歌詞:五十嵐隆
 
 
日本語ロックは腑抜けじゃないよ。
 
 
 
 
今日の1曲:メルモ/syrup16g 


コメント プレイバック

1.音楽は音楽と認識しなければ音楽になり得ない。単なる音か、耳障りな雑音になる。逆に、鳥の囀りや雨の音が“音楽”として認識される事もありますよね。そんな感性も、人の持つ大事なものですよね。
Posted by waki at 2005年05月08日 13:12


2.wakiさん>眼で見たらただの詩と音符、耳で聞いたらただの音。それが心の中で音楽になるんだなあ、と思いました。うまく言えないけれど・・・この本は「タイトル惚れ」しました(笑)。早く読みたいな。(理解できるかは不安なところですが)
Posted by Rinko at 2005年05月08日 13:32


3.昨日のリキッド行ってきました。
明日を落としても、センチメンタルから始まって、新曲へ。実はこの辺で個人的にちょっとアクシデントがあって、そのせいで集中できない上に、初めての曲ばかりで、もう何が何やらどれがどれやら…。
五十嵐さんが最初の方で「好きな曲を作って、それを聞いてくれる人たちがいて…、生きててよかったです」って言ってたけど、それが本当に心から出てきた言葉というカンジで、その想いが新曲に表れてるのかなって印象を受けました。

で、例のミラーボールですが、会場奥にミラーボールのオブジェがあって、開演前とRebornの時にくるくる回ってたくらいで、特になんのカラミもなかったんですが…。ペンダントしてる人も少なかったし。

あっ、会場で60代くらいのおばあさんと呼ぶのが失礼なくらい、かっこいいご婦人を見かけました。あんな風に歳をとれれば60過ぎてもライブに行けるかなって思いました。
Posted by すぎまる at 2005年05月08日 18:09


4.すぎまるさん>ライブお疲れさまでした。アクシデント・・・詳しくはわかりませんが、大丈夫ですか?ちょっと残念でしたね・・・。(私もバンプ・オブ・チキンの幕張ライブで1曲目から押されて転んで下敷きになった経験があります 笑)五十嵐さんの言葉、素敵ですね。

ミラーボール、Rebornのときにくるくる、ですか。(想像できへん)

60代のおばあさん・・・・かっこいいですね☆その方から見れば私たちなんてまだまだひよっこですね(笑)。お互い(って言ってもいいですか?)がんばりましょう。
“年老いても咲きたての薔薇”が私の目標です。茨木のり子さんの『汲む』という詩の一節です。詳しくは3/29の記事を見てください。(と、宣伝。 笑)
Posted by Rinko at 2005年05月08日 18:22


5.僕もBECK集めてます!友達に借りて少し読んだんですけどこれは買わな!ってかんじで古本屋で買いあさってます(笑)お互いBUMPファンだし気があいますね(笑)いつかBUMPライブ行きたいとおもってます!
Posted by ポーアイ人BUMPファン16才 at 2005年05月10日 22:09


6.行きましょ、行きましょ!ライブはやっぱり最高、生きてるって実感できます。16才くんに気が合うって言ってもらえて、オバサンは嬉しい!(笑)
Posted by Rinko at 2005年05月10日 22:44