暗闇でずっと君の手を探してんだ
落ち込んだとき、何かにすがりたいと思うよね。
自分を引っ張りあげてくれるもの。暗闇の中の大きな手。
その手は本当に身近な人の手だったり、遠くの人の言葉だったり、時には音楽だったりする。
自分ではそんなに落ち込んでるわけじゃないと思っていても、言葉のはしっこが尖っていたり、いらいら感が漂っているらしい。
らしいって他人事みたい。でも本当に言われないと気がつかなくて、同時に複数の人に言われることもあって、それで初めて自分の心の疲労を自覚したりする。
この自覚するっていうのが大切なんだよね。昔神経科の先生が、「神経科とか心療内科を受診しようと思ったら、半分以上は治っているんだ」と言っていた。本当かなあってそのときは思っていたけど、どうやら本当らしい。だから、私の変化に気づいてくれる人に感謝してるわけで・・・・
音楽は、いくつかのバンドの曲をローテーションして聴いていて、この数日はずっとピロウズ。このバンド、「ださくてかっこいい」らしい。うまいこというなあ。
“優しい夜が短すぎて
月の光で咲く花は 枯れちゃったけど
愛をもっと 愛をもっと
暗闇でずっと 君の手を探してんだ
いつかきっと いつかきっと
悲しみをそっと飲み込んで歌いたいんだ”
言葉がストンと心に落ちてくる。
音楽でも言葉でも、なんでもいい。
ひとつだけわかっているのは、暗闇の中に差し出された大きな手を、自分でつかみにいかなきゃいけないってこと。
今日の1曲:ムーンマーガレット/the pillows
写真:「季節の花 300」 http://www.hana300.com/index.html