星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 生きる

ぼんやりTVを見ていたら、岐阜の中学2年生が自殺した事件の続報が。


その女の子がいつも読んでいた本がロッカーから出てきたとのこと。


本のタイトルは見そびれたが、中の文に見覚えがあった。


谷川俊太郎さんの詩、「生きる」。


わたしも大切にしている詩だ。



それまでこの事件にいろんな思いを抱いてきた。

学校側の対応やいじめを行っていた生徒への怒り、なんで親にもSOSが発信できなかったのかという憤り、悲しみ、せつなさ・・・・・


でも今日のニュースを聞いて、彼女の心情を思い初めて泣けてきた。


どんな思いでこの詩を読んでいたんだろう。

この詩を読みながら、毎日を耐えてきたんだろうか。

誰かの手のぬくもりを思い出せなかったんだろうか。



死んじゃったらそれで終わりじゃないんだよ。


あなたの愛するひとたちの足に重い鎖をかけたんだ。


ねえ、本当に楽になったの?