星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

TOMOVSKY 『最高の5月』ツアー『北京入り直前最終燃料補給 at 梅田』バンドトモフワンマン@梅田シャングリラ





久しぶりのシャングリラは雨だった。


ドアの前に出された看板の字も雨に打たれて泣いているように見える・・・はずがトモさんの場合はなぜか笑顔に見える(笑)


トモさんことTOMOVSKYのライブは、今年2月の『ヨルナイト イン コウベ』で初めて観た。

ろくに曲も聴かずに行ったこのライブは、スネオヘアーとの対バンイベントだったけど、あまりの楽しさに涙が出た(笑)



そしてぜひ一度トモさんのワンマンを観たくなって今日を迎えた。



どのバンドでも初めてワンマンを観るときってお客さんの雰囲気が読めず、どのヘンで観ようかなと少し迷ったりするんだけど、トモさんは大丈夫。

バンド(またはアーティスト)とファンって、なんていうか空気みたいなのが似るのよねっていつも思う。


だからトモさんはきっと大丈夫。(意味不明?)





入場するなり物販にあった猫の絵Tシャツがあまりにかわいくて、先に買ってしまった。


シャングリラは後ろが高くなっているので、早く入ったひとも高くなっている後方やドリンクカウンターあたりに行かれることが多くて、整理券番号が遅くても結構フロアの前に行ける。

東京のリキッドルームみたいな感じかな?


それでトモさんのマイクのど真ん中7列目くらいに立った。

ステージが高いので見やすい。



ぼんやり準備中のステージを見ていたら、開演時間前に3人のバンドメンバーが登場。



「10分前ですが始めまーす。こんにちは。サードクラスです!」

ギター&ボーカルのはかまだくん、キーボードの大塚さん、ドラムのクメムラさん。

普段はあとベースとバイオリンの方がおられるそうだが今日は3人で“バンドトモフ”のツアーに参加されているようだ。


はかまだくん、物販で売ってた赤い猫Tを着ておられて「赤いTシャツ作ってもらいました!」と。


あとでトモさんが言われていたけど、赤のSサイズははかまだくんのための特注だそうだ。(売っていたのはピンク・オレンジ・鮮やかな青・グレイ)



「今からこの曲をやります」とCDRを掲げて1曲目。ジャケット見えないよ?(笑)


「では最後の曲、この曲です」(笑)

2曲目もCDRをみんなに見せて。『どたんばのパワー』という曲だった。楽しい曲。



そしてはかまだくんの音頭で「トモフコール」・・・


と思ったら、


「トーモ・フ!ハール・フ!」(「言えって言われたもんで(笑)」と)


みんなのトモフ・ハルフコールでトモさんとハルさん(The ピーズ大木温之さん・トモさんの双子兄)が登場。大きな歓声。

ハルさんは翌日福岡でThe ピーズのライブがあるらしい。途中下車やね!



トモさんの顔が見えたらみんな満面の笑顔。人徳やね〜(?)<セットリスト>


01.歌う42歳
02.過去のドレイだ生きた化石
03.円盤を待っている
04.光をあつめて
05.天才ワルツ
06.Go!Go!Go!!
07.不惑
08.ガン告知はいらない
09.長すぎる冬(新曲)
10.ひとりに戻るんだ!
11.タイクツカラ
12.我に返るスキマを埋めろ(新曲)
13.疎遠
14.忘却 to ハピネス
15.前世の記憶
16.天国は天国じゃなさそう
17.骨
18.無計画という名の壮大な計画
19.その2つ以外は
20.ほめてよ
21.ワルクナイヨワクナイ
22.うしろ向きでOK!


En1

01.カンチガイの海
02.SKIP
03.巨大なダムのありんこの穴


En2

04.脳
05.スポンジマン
06.歌う42歳(SHORT)



(セットリストはmixiのほうで教えていただきました。ありがとうございます!)



●いきなり『歌う42歳』

そしてそのあといきなりお客さんの上にダイブ!


いきなり続きで受け止めきれずトモさん落下(汗)わたしの少し前で手を伸ばしたが届かず。


ステージによじ登ったトモさん、「支えろよー!!」


ごめーん(笑)



●「今日はSOLD OUTだそうです!おめでとう〜!!」

それはこっちのセリフじゃあ(笑)・・・と思いながら拍手〜


「今のトモフはちょっと違う!前は(お客さんが)半径1mのスペース自由に動けたしね!」(笑)


今日は壁際のドリンクカウンターの前まで(3階席?)いっぱいだった。



●「踊れない曲だぞー」と『ガン告知はいらない』


そのあとやった新曲の『長すぎる冬』、よかった!

次のアルバムは(出たら)買おうかな・・・



●新しい猫T、おそらくトモさんのデザインだよね。


さっきのこれ↓


トモさんも青バージョンの猫Tで、何度もギターのはかまだくんと猫を見せっこしていた。


「汗かいたらにゃんこTシャツ買って帰ってください!」


はかまだくんに、「おお、じゃなくてにゃ〜だろ?」

どの曲だったか歌いだしのカウントを「ワン・ツー・スリー・にゃ〜!」とトモさんが真面目な顔で言って、はかまだくん肩を震わせながらギターを弾いていた。



●猫Tで盛り上がるフロントのふたりを見てハルさん、「おまえらだけ猫T着ていいなあ〜〜」とひがむ発言を。


トモフ「(ハルさんを見て)じゃあ、あとでハルにもやるよ。それ着て明日福岡でライブやってくれ。福岡で初めて猫T着た男、の栄誉を授けよう(笑)

物販さーん、ハルのためにSサイズのを1枚とっといてね。“これはハルさまがお召しになるので売れません!”って」(爆)



トモフ「で、何色がいい?いろいろあるよ」

ハル「・・・あまりかわいくないのがいい」(笑)


トモフ「(前のほうにいるグレイの猫Tを着ている男の子を指差して)じゃあ、あれがいい。グレイ!」


ハル「(男の子を見て)・・・あれもかわいいよ!」


トモフ「(得意げに)へへーん!全部かわいいよ!」(笑)



ふたりの絡みがめちゃおもろい!


・・・ハルさん、本当に明日The ピーズで猫T着るんだろうか?(まさか)



●もうひとつの新曲もよかった。次のアルバム、「買い」で決定!(で、いつ出るの?)


わたしが持っているアルバムは『TOMOVSKY』だけなので初めて聴く曲が多かったけど、どの曲も楽しめた。


「♪そえーん そえーん♪」と歌う『疎遠』もいいな。




特にぐっときたのは『忘却 to ハピネス』

TOMOVSKY』に収録されている曲。

じーんとくるくせに笑える歌詞もあって、帰ってから何度も聴きなおした。



それから『ほめてよ』が好き。

共感した。褒められて伸びるタイプなもんで(笑)



「光を集めて〜♪」って曲もよかった。もっと聴かなくちゃ。




『SKIP』も好きな曲。

2月に神戸でハハキマと一緒にやったときのこの曲はトリハダもんだった。

今日は歌詞をじっくり味わった。




●『無計画という名の壮大な計画』のときのトモさんは船長さんらしい。


「♪無計画という名の壮大な計画〜♪」と一緒に歌っていたら、水をいっぱい口に含んだトモさんが、みんなの頭の上からぶーーーっと水を吹いた。

「水しぶきだ〜〜」って。


頭の上から降って来た水、冷たくて気持ちよかった(喜?)



あとでトモさん、「大阪ではファンダンゴを愛してるんだけど、シャングリラもいいね!恋してしまったかも・・(笑)
特に無計画〜のときに水を吹くの気持ちいい。(笑)
ほら、ファンダンゴはステージが低くて前にお客さんの顔があって吹くのに躊躇するけどここはいい!」(笑)

「あ、ライブ前にはちゃんと歯磨きしてるんだよ!」(爆)


と言われていた。



●アンコールのときに元気にはじけるトモさんを見て引いた、せいでもないだろうけど、ベース抱えたハルさんがステージの端っこに下がっていた。それを見たトモさん、

「ハルの心はもう明日の福岡だね?」(笑)


みんなが“ハル〜”“ハルさーん”と声をかけると


「あんまりハルハル言うと、トモフが怒るらしいよ。噂で聞いた話だけどね!」とトモさん。


おもしろすぎ〜〜(笑)






●1回目のアンコールのあとみんなで拳を上げたら、トモさん両手を開いて高く掲げて、

「パーはグーより強し!」

と。みんな大笑いしながら一斉に上げていた拳をチョキにしてトモさんに向かって突き出した。

勝った!と浸っていたトモさんそれを見てギョッとして、

「参りました〜〜〜」と頭を抱えて退場。


ずーっと笑いっぱなしだった。




●Wアンコールのときのメンバー紹介のときに、

「みんなの楽しい雰囲気を吸い取りに上京してきました!・・?上京じゃないよね?大阪に来ることはなんて言うんだろ・・・


あ!上梅!」(爆)


じょううめ、って・・・


“上阪!”と叫ぶお客さんに、


「うるさいっ!」(笑)


そのあとも気に入ったのか、ずっと上梅(じょううめ)って言っていた。いやいや・・・(笑)



そして『スポンジマン』の間奏のときに吸い込む「す〜っ」をみんなにもやらせてあげる、ってことで、会場にいる全員で「す〜っ」と。あの一瞬、会場の空気が薄くなったに違いない。





ずべて終わって最後に流れたSEの『君の瞳に恋してる』が流れる間、お客さんみんなで手拍子。

ステージの幕が閉まったら大きな拍手が起こった。みんななかなか帰ろうとしなかったね。

楽しすぎてその場を離れるのが惜しかった感じだった。




(笑)とか(爆)とか、文字にするとウザいけど、文字では表現しきれない楽しさと、トモさんに対する愛情に満ちていたライブだった。


盛り上がり方は人それぞれだったけど、みんなで大笑いして、『SKIP』や『忘却 to ハピネス』のような曲のときには最後の一音が消えるまでじーっと聴き入って、本当にいいライブだった。



最後のほうのMCで、

「また来るよ。今度はもっといいもの持ってくる。その・・・猫とかじゃなくて(笑)、アルバムとか。

しっかりしろ〜!」


と自分に言い聞かせるように言われていたトモさん。


また来てね。


いや、ファンダンゴにはしょっちゅう来てくれてたね(笑)


次の時にはもっと曲を覚えてくるよ、と誓ったのでありました。