星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 Bob&Carnivals『Easter』レコ発『チキチキ!旅の宿はどこですかツアー2009』@大阪・鰻谷燦粋(2/21)


出演:Bob&Carnivals/いろは/Prof.Moriarty&Smiley-Todd/空中ループ

鰻谷燦粋(うなぎたにさんすい)というライブハウスには、3年前に一度行ったことがある。

ミナホの1日目に月球を観た。

だから場所はすぐわかると思っていたが、しっかり迷ってしまった。


ライブハウスに電話しながらどうにかたどり着けた。よかった。


開場を待っていたら、空中ループの松井くんやプロフ(Prof.Moriarty&Smiley-Todd)のメンバーさんが出入りされるのと出会った。



開場後もお客さんの出足が遅くてひとりでぼーっとしていたら、京都からいらしたまみさんが来られて声をかけてくださってほっとした。


ふたりで並んで開演を待った。





◆Prof.Moriarty&Smiley-Todd


01.さよなら明日
02.BABY,YOU'RE MINE
03.夕焼けをください
04.遠心力
05.アイタイム
06.最終バス


(セットリストはライブ後のアンケートに書かれていました)


バンドのプロフを観るのは2年ぶりくらい。堀江くんのアコースティックライブは何度か観たけど。


なので新鮮だった。

4人ともとても楽しそうに演奏されていて、観ているわたしまで幸せな気分になった。


「初めての方もおられると思うのですが、僕は食べるのが好きで」(うん。よくわかる 笑)


「出番前にカラアゲを食べて・・」

と堀江くんが言うと、ベースの六田くんが、


朝はフライドチキン、昼はカラアゲ弁当食べてたよね?さっきまたカラアゲ食べてた?と暴露された(笑)


明日(2/22)は京都 nanoで堀江くんがライブをやるのだけど、六田くんがfoodブースでお菓子を作るらしい。

それを聞いて堀江くん「それ、揚げるの?」と。


どんだけ揚げ物が好きやねん(笑)


最近の曲は聴いていなかったが、“遠心力”と“最終バス”がよかった。

堀江くんのボーカルは暖かい毛布みたい。




プロフが終わって次のバンドを待っていたら、先日木屋町アバンギルドで初めてお会いしたこにしさんが声をかけてくださった。ほろ酔い気分でいい感じ。


次のいろはは初めて観ると言われたので、「おもしろいバンドですよっ」と教えてあげた。わたしも2回目やのに何をエラそうに・・(笑)




◆いろは



去年のRUSH BALLのテントで観た。

そのときこの日記に「人懐っこいバンド」って書いたが、なかなかいい表現だと我ながら思った。


なんと言ってもボーカルのイガさんのキャラが強烈。

初めて観たときはイガさんに目を奪われて(笑)まともに曲が聴けなかったが、今日はもう慣れたので(失礼!)、じっくり曲が聴けた。

曲とバンドのキャラクターのイメージが全然違う。楽しくて、メロディも歌詞もよいです。


何曲目かは曽我部さんの“テレフォンラブ”のカバーだったそうで(あとでこにしさんに教えてもらった)、本家を知らないわたしには(ごめんなさい)オリジナルに聴こえるくらい素敵に思えました。



全身で唄っているイガさんを間近で観ていたら、なぜだか胸が熱くなって最後の2曲では涙ぐんでしまった。そういうところからは一番遠いバンドだと思っていたのに(これまた失礼)

やっぱりわたしはデカいホールで有名なアーティストのライブを観るより、唄っている人や聴いているお客さんの息づかいが聞こえる小さいハコが好きだな、と思った。






空中ループ


01.16night(リミックスバージョン)
02.goodbye moon
03.夕刻ループ
04.imago 
05.その光



“16night”をライブで聴くのは初めてだったので、イントロが流れてきたとき「おお、やった!」と思った。


“16night”は十六夜(いざよい)のこと。



『陰暦十六日の夜の事を指し、その月を十六夜(いざよい)と呼ぶ。

「いざよう」とはためらうことの意味で、十五夜よりしばらく遅れて昇ることから「いざよい」と呼ばれるようになった。』

(『月世界の招待』より)



空中ループの曲には月や光が歌詞によく出てくる。そういうところもツボ。



次の曲は新曲らしく、初めて聴く曲。

前半、ギターの和田くんはイスに座ってギターを膝の上に寝かせて弾く姿は、まるで琴を弾いているみたいだった。


メロディが印象的な綺麗な曲だった。タイトルをあとで聞いたら“goodbye moon”だって。うん(何)





今回、Bobの方から電話があったときに、ライブを観に来てください、と言われたのかと思って「はい!観に行かせていただきます!」と答えたら、

「違います違います、出てくださいってことですよ」と言われてびっくりしたとか。


これってやっぱり注目されてたってことだよね?






“夕刻ループ”


 いつからだろう 捨てることで 前に進んできた



のところでいつも泣きそうになる。

若いのになんでこんな歌詞が書けるんだ?






そして以前からライブでやっていてタイトルがまだなかった曲。


「夕べタイトルが決まりました!
I・M・A・G・O。“imago”です。ラテン語で“想像する”という意味です」


うーん、英語でいうイメージ、という意味かしら?


松井「森くん、最近imagoしてますか?」


森「・・してますよ・・・食べることとか」(笑)


堀江くんのカラアゲ三昧を思い出してウケた(笑)




“その光”は、初めてミナホで空中ループを観たときに感動した曲。

この曲を聴かなくちゃ空中ループのライブじゃない、くらいの凄い曲。

終わったあとの余韻も凄いね。




セットチェンジの間に物販を冷やかしたりアンケートを書いたりしてまったり過ごした。

ライブが終わったバンドのメンバーさんたちも、他のバンドのライブを観たり物販におられてお客さんと話されたりで、とてもいい雰囲気だった。




Bob&Carnivals


キーボード&ボーカル、ギター、ベース、ドラム、パーカッションの5人編成で。ベースが女性。



申し訳ないけど、今回初めて名前を知ったバンド。

それもそのはず(?)、大阪でライブするのは初めてだそうだ。


ボーカルの八並くんが、パーカッションの三橋太央くんに、

「僕はプライベートでは大阪に遊びに来たことあるんですけど、タオなんて来るのも初めてなんです。

大阪の女の子かわいい!とか、大阪にも鳩がいるんだ!とか言ってました」(笑)



八並くんが「もう僕らには、捨てるものは何もない!」と言われたとき、

ギターの大吉くんが「それは失うものは何もない、だろ?」と訂正された。

“夕刻ループ”の歌詞とリンクしておもしろかった。




音楽はとてもカラフルで楽しくて、思わず踊りだしたくなる。

八並くんの声はハイトーンで、MCの声が誰かに似ている、と思ったけど思い出せなかった。



踊ったり身体を揺らしたり、みんなで思い思いのスタイルで気持ちよく聴いて、ライブ終了。



帰りにいろはのミニアルバムと、空中ループのミニアルバムを買って帰った。

空中ループのは2枚目、車用(笑)



楽しかった!

ライブっていいな、と思うのは、何度目のことだろう。



かな

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