星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 the pillows 20th Anniversary LATE BLOOMER SERIES 04 “SYNCHRONIZED TOUR”@Zepp Osaka(7/17)


ゲスト:髭(HiGE)

小雨降る中、次男とZepp Osakaに行ってきた。


雨を避けて上のカフェに開場ぎりぎりまでいたら、開場時間より早く入場が始まっていて、整理番号が過ぎていたので焦る。

それでも2ブロック目の真ん中、前に長身の人もいなくて視界の広いところに行けたのでよしとする。


うだうだ喋りながら開演を待っていたら、フロアの上手(かみて)側のドアからバスター君が顔を覗かせた!

開場前の物販あたりでもウロウロしていたらしい。


ドアいっぱいの身体のバスター君、初めてナマで見た次男が、「でかっ!邪魔!」と言ったので思わずモッシュゾーンにいるバスター君を想像して笑ってしまった。



久しぶりの髭ちゃんも楽しみで、開演が待ちきれないっ!





客電が徐々に落ちて、髭ちゃんのSEが流れてきた。

そのSEにのせてみんなで手拍子。のっけっからお客さんのテンション高い!


(以下MCはニュアンスで)





髭(HiGE)


01.D.I.Y.H.i.G.E
02.溺れる猿が藁をもつかむ
03.ハリキリ坊やのブリティッシュ・ジョーク
04.ドーナツに死す
05.ブラッディ・マリー 気を付けろ!
06.ボニー&クライド
07.(新曲)
08.ミスター・タンブリンマン
09.王様はロバのいうとおり
10.下衆爆弾
11.ダーティーな世界
12.ギルティーは罪な奴
13.ロックンロールと5人の囚人



(セットリストはいただきものです)




●「髭はいつでも大阪に来れるけど、ピロウズ20周年の夜は今夜だけだよ。」

と、貴重な夜だとアピールするストーさん。



早くから2階上手(かみて)にはピロウズのメンバーの姿が。



●最初からみんな凄い盛り上がっていて、ストーさんに「テンション高いよ。だんだんね。」と言われる場面もあった。

確かにピロウズまで持つかしらん。



●「僕はストー(須藤)。にごらないでね、ストー。“S・U・T・O”でヨロシク♪」


「“ストー”も珍しいけど、山中“さわお”という名前を初めて知ったよ。

“ストー”より珍しいよね?


日曜日のサザエさんが始まる直前の時間なんかに、アンニュイな気持ちになってそう思うんだ。」(笑)



ストーさんのMC炸裂(笑)




●「楽しいねー。こんなに楽しいのはピロウズのおかげです。」

と2階上手(かみて)のVIP席?を指差すストーさん。


みんながそっちを一斉に振り向いたので、

「あっちにはいないよ。」


もう一度「みなさんのおかげです。」と言って2階を指差すストーさん。

やっぱり振り向いてしまう客。


「あっちにはいないよ・・・

これが宗教の始まり。」(笑)



ストーさん凄い!でもピロウズあそこにいるけど?(←意味違う 笑)



そのあと『王様はロバのいうとおり』をやってウケた。



 退屈も僕のいうとおり
 憂鬱でさえも僕のいうとおり
 悲しみも僕のいうとおり
 悪魔でさえも僕のいうとおり



↑単純に見えて深い歌詞だと思う。




●「調子はいいかい?」


おーー!!


「みんなから見て僕ら、調子がよさそうに見える?」


見える!


「偶然だね。僕もそう思うよ。」


みたいなやりとりが好き(笑)



●『ミスター・タンブリンマン』

初めてライブで聴いた。すごいよかった。




●「1曲ごとにMCってピロウズ企画なのに大胆だね。でも素敵(笑)

今から続けて盛り上がっていくよ。」




「インディーの頃の曲をやるよ。」

最後の3曲、凄い盛り上がりだった。



●『ギルティーは罪な奴』


 曖昧はギルティー
 太陽はギルティー


とストーさんと掛け合いで飛びながら唄っていたら、なにやらステージ下手(しもて)で黄色い物体が動いてる。




????




!!!!!



ばばばば・・・バスター君!?


なんでそこに?


踊ってるし!


時々ぴょんと跳ねてるし!



ストーさんにハグされてるし!!


うらやましい〜〜〜(どっちにだ?)



ストーさん見てバスター君見て、バスター君見てストーさん見て、飛んで踊って忙しいやん!!(笑)



間奏でストーさんに煽られて「バスター!バスター!バスター!バスター!」とバスター君コールをみんなでやって。


気づいたら凄いモッシュになってるし!(笑)



最後にストーさん大声で、



ピロウズ20周年、おめでとうございまーーす!!」



と。


涙出そうやった。。。




バスター君踊りすぎてふらふら(笑)

スタッフさんに背中を支えてもらいながらよちよち退場。


バスター君、お疲れ!


盛大な拍手で見送った。




髭ちゃん、最後は『ロックンロールと5人の囚人』


頭のネジが1本飛んだかと思うくらい踊った。



・・・しまったぁ!

ピロウズに残しておくはずの体力が・・・


隣にいた女性が「足、つった〜」と。






待つこと20分くらい。


髭ちゃんのときとは違い、BGMが止まったら一気に落ちる客電。


んで、いつものSEが流れて足早に先頭でステージに登場するさわおさん。


大歓声。




the pillows



01.ノンフィクション
02.Wake up! dodo
03.ターミナル・ヘヴンズ・ロック
04.I Know You
05.バビロン 天使の詩
06.インスタントミュージック
07.Ladybird Girl
08.Funny Bunny
09.1989
10.サリバンになりたい
11.スケアクロウ
12.サードアイ
13.No substance



En
01.Ride On Shooting Star
02.Blues Drive Monster




イントロ聴いてこれまた大歓声。『ノンフィクション』



♪真夜中のラジオに 誘われた世界は

 僕をたくましく育てた なんにも怖くないぜ♪(ブレイク)





「そういえば、いまだかつて“さわお”という名の人に会ったことがない。」(笑)



髭ちゃんと初めて会ったのは5年くらい前の新宿ロフト

The ピーズを観に行ったら髭(HiGE)ってバンドが出てたんだ。


ライブ観て・・・すげえなあ〜と思って、音楽は凄いけど、こりゃ友達にはなれんな、と(笑)


音楽性は凄いけど人間性はちょっと・・・みたいな(笑)



でも、あとで楽屋に行ったらストーくんがいて、「さわおさんですよねっ」って話しかけてくれて、意外に話しやすくて仲良くなれたんだ。


そしてその夜一緒に打ち上げに行ったんだけど・・・

そのときストーくん、(自分の太ももをさすりながら)俺のジーンズのこのへんにざばーんとビールをこぼしやがったんだ(笑)


“よくその話をさわおさんされるけど、覚えてないです。やってないですよ!”ってこの間ストーくんがラジオで言ってましたが



ウソじゃないから!!



「この話はノンフィクションです。」(爆)





♪映らないミラーを 仮面で覗いてる・・・♪




あーーー、久しぶりの『ノンフィクョン』最高!


さわおさんも「髭ちゃん」って呼ぶのね。愛情たっぷりに。




●「バスター君、地獄だったろうな・・・」


つぶやくさわおさんに激しく同意!(笑)



●『ターミナル・ヘヴンズ・ロック』が聴けるなんて!これまた久しぶり。


さわおさん、客を見て、「なんだ?もう汗びっしょりじゃないか!」


はい。髭ちゃんからがんばりすぎました。





●チューニング中、“さわおさ〜ん”の声がかかると、

「焦らすなよ、40過ぎのバンドを。」(笑)



“ゆっくりでいいよー”


いや、それもどうやねん(笑)



「20歳でピロウズを始めて、40歳になりました。(拍手〜)

俺はピロウズで1番年下だから、年上の人達の話は色々聞いてるわけよ。

30歳になった、35歳はどうだ、とか。


でも40歳は違った。“40!?誰が!?俺!?”みたいな(笑)


40になっても子供のままだな、全く変わらない。身体は十分大人ですけどね。」(爆)




●『Funny Bunny』


サビの大合唱には賛否両論あるようだけど、さわおさんも煽ってくれるし、声に出して唄うと胸が熱くなる素晴らしい歌詞だから、この曲のサビは精一杯唄う。


フルコーラスで唄うのや、『スケアクロウ』『1989』で合唱するのは×だけど。


(『1989』で合唱するヤツ本当にいたらしい。近くにいたら殺意を覚えそう)




●『1989』


後半音程が上がってシャウトする部分、毎回泣きそうになる。

 

 Please,catch this my song



さわおさんは20年間、この言葉を心で叫びながら音楽を続けて来たんだろうな。


さわおさん、最後詰まって歌えなかった?


シャウトの後、上向いていた。実はわたしも・・・



Peeちゃんのイントロのギターがさわおさんを包むように始まり、

『サリバンになりたい』


蘇ったこの曲、ライブ映えするよね?


ブリキの太鼓」、「モンパルナスの灯り」、「ロッキーサリバン」の三つはそれぞれ映画から取ったとか。

そういえば『スケアクロウ』も同名の映画見ててピンときたとか言われていたような。


つくづく山中さわおという人は、天才だと思う。





●「オルタナティブ


「俺はいろんなところでオルタナティブ言ってるじゃないか。

オルタナティブなロックって言うのは、なんていうかな、ギターががんがん歪んでいるタイプと、
1周、2周してしまってかっこいいのか悪いのかわからないタイプがある。

髭ちゃんは後者だよね。



その服かっこいいけど、着たくない!みたいな(笑)

でも、髭ちゃんみたいなバンドに人気があるってことは、日本の音楽業界も捨てたもんじゃないな。」



ピロウズもかっこいいよ!”と声が飛ぶ。


ピロウズは正統派のほうですから!」(笑)



「こういうこと、何歳まで言っていいと思う?わからないんだよね。


あと、おれのサイン見たことある?よく顔を書くじゃないか。サングラスかけた。

あれ何歳までやっていいと思う?今ギリギリかな?

あれ今とリンクしてるから、ハゲたらあの顔もハゲるから。

ヅラにしたら横にもう一つ書くから。」(笑)




●この間、メンバーでハゲについて話をした。

結論は、40のこの歳まで大丈夫なら大丈夫だろう、と。

シンちゃんはハゲても大丈夫。俺もやりようによっては大丈夫。


でも、(Peeちゃんを見て)キミはダメ。(笑)


(Peeちゃん、右手で前髪の上からおでこが後退する仕草をする)

絶対ダメ。もし、何かしら対処をした場合は、絶対俺に教えないでくれ。俺の方がショックだから。」(爆)



「で、そんなキミの曲を。」



スケアクロウ



ハゲネタからスケアクロウ・・・(笑)





曲の後半で前のブロックにいたカップルが、モッシュゾーンから抜け出してきた。

彼女の気分が悪いのかな?抜け出すのかな?と思ったら、1ブロック目の後ろの柵(2ブロック目の前の柵)のところで一休み?イチャイチャし始めた。

男の方はステージに背を向けてモッシュから彼女を守ってるふうだし。


わたしの斜め前だったので、「こいつらは石」と見ないようにしたが、真後ろにいた子たちはウザかったと思う。

ひとりで立てないやつはモッシュゾーンに入るな!と言いたい。





●今日のセトリがオルタナ色が濃いのは、髭ちゃんが相手だからかな?と思った。



さわおさん、両手をメガホンにして口元に当てて、少しだけ小さな声で、


「今日はthe HIATUS*1じゃなくてこっちに来てくれてありがとう。」


わーーーわーーーわーーー!


「(向こうの)チケットが取れなくてこっちに来てる人もいるかもしれないけど。」


“違ーーう!”“そんなことないよー”とあちこちから声が飛ぶ。


「うん、知ってるから。」(笑)



SなんだかMなんだか・・(笑)



●『サードアイ』


合唱する客多し。

どこまでが許容範囲なのか自分でもわからなくなる。


それにしても今日のセトリは次男のためにあるような。(好きな曲ばっかり)




●ドラムの音から・・・・ええっ!?この曲は!


『No substance』!


このツアーで聴けるとは思わなかった。

みんなで狂気乱舞した(笑)





●アンコール。


突然MCするシンちゃん。


シン「髭ってさ、茨城出身なんだよね。僕と同じ。」


さわお「あー、メンバーの何人かはね。」


シン「2人?3人?

茨城出身のバンドが、大阪でこんなに大勢のお客さんを集められるなんて嬉しい限りです。

僕はドラムのカワサキくんのことをメーテルと呼んでいます。」(笑)



『Ride On Shooting Star』


きゃあきゃあきゃあ!(何)


フロント3人が身体を振りながら演奏するのがかっこいい!




『Blues Drive Monster』


ああもう、最高です!(感涙)




●「今日は本当にいい夜だった、ありがとう!」


「916、武道館武道館言ってるけど、チケット即完だってな。

メンバー一同、まだ実感がなくて喜べてません(笑)

20年かけて、壮大なドッキリを仕掛けられてるんじゃないだろうか?」(爆)



「また遊ぼうぜ!じゃあな」




終演。


神戸まで帰ってから次男と遅い夕食をとった。


お店に入って椅子に座ると足がつった。とほほ。



次男がひとこと、



「1989、いいなあ。音程が上がるとこが特に。


抑えてきた感情が、少しずつこぼれるような感じ。」




う〜〜〜ん。うまいこと言うやん!(メモメモ 笑)


親子で観て来たライブを語れるって、最上級の幸せだ。






翌日、ストーさんの日記を読んで大爆笑。

今日は自分は帰らなきゃいけなかったので
お礼だけは言っておいてって
マネージャーにサングラスと上着を貸して
大阪に残ってもらいました



ピロウズには俺じゃないってバレなきゃいいけど。。


http://www.higerock.com/cgi-bin/hige/ddiary.cgi?id=184

 ↑変装したマネージャーさんの写真もある。




ストーさん、最高!


信頼し合っているバンド同士の対バンって、最高!!





やっぱりピロウズ札幌(w/怒髪天)にも行きたい。


でももうお金が続かない。



「全てのチャンスボールにフルスイングを」したいのに。。。

*1:同日なんばHatchで追加公演があった