ビルのまちに ガオー
本日無事退院いたしました。
たくさんのお見舞いコメントやメッセージ・メール、ありがとうございました。
20年以上医療職を続けてきて、病む人の気持ちを少しはわかっているつもりでしたが、自分がいざその立場になると、「つもり」だったなあと痛感しました。
救急入院という形で病室に放り込まれたときの(表現悪いけど)、病気に対する不安・先の見えない焦燥感・孤独感、自分がいなくて家や職場は大丈夫かという不安も・・・(意外と大丈夫だったりする 笑)
お見舞いも品物は何もいらなくて、ただ顔を見に来てくれたら嬉しいとか、反対に今は会いたくないとか、病人の気持ちは揺れ動くものだな、と。
それから、意外な物をもらって嬉しかったり役に立ったり。(ただのビニール袋やスーパーバッグが大活躍)
看護師さんもその人の態度によって、話しかけやすかったりかけにくくて頼むのを遠慮したりで、勉強になりました(笑)
こんなときに何をしてもらったら嬉しいか、どんな言葉に癒されるかが身に沁みてわかりました。
本当にご心配をおかけしました。ありがとうございました。
退院日の今日、祝日だったこともあって家族みんなで迎えに来てくれて、どこかで食事をしようということになり、それなら前から見たかった鉄人28号を見に行こう、ということで、新長田に行ってきました。
新長田は、電車ならJR三ノ宮駅から約9分。
その駅の南側にある若松公園というところに、鉄人28号の像が建っています。
「鉄人28号」は1956年から雑誌「少年」に連載された漫画で、作者の故・横山光輝氏は、神戸市須磨区出身。青春時代を長田で過ごしたと言われています。
そしてこの像は、阪神・淡路大震災後の長田の街の復興・商店街活性化のシンボルとして製作され、大震災で大きな被害を受けた商店街方向(南側)を向いているそうです。
高さ15.6m、アニメーション版の設定に合わせて作られた1/1スケール像で、足を伸ばして直立させたときの全長が18mになるように製作されたとか。
今年の10月4日に完成セレモニーが行われました。
足元の公園整備のために周囲はまだ工事用の柵で囲まれていて、ちょっと無粋な感じでしたが、ビルの谷間にそびえ立つ鉄人はかっこよかったです!
KOBE鉄人PROJECTのHPはこれ→http://www.kobe-tetsujin.com/index.html
工事の記事はこちら→http://robot.watch.impress.co.jp/docs/news/20091005_319681.html
思わず周りをぐるぐる回って写真を撮ってしまいました。
近くの駐車場に貼ってあった案内。
これを見た時点でわくわく(笑)
駐車場の階段を上がると、すぐに後姿が。近寄って足のアップ。
ここからぐるっと1周してみた。人の大きさでデカさがわかるかな?
なかなかの男前!次男は、「目がいいな」と言っていました。
街灯よりも大きく。
ビルよりは小さい。
最後にどーーん!!
工事が終わって柵が撤去されたら、あの足によじ登れたりするのだろうか。
きっと落書きするヤツとか出てきそうだから、囲い無しは無理だろうな。
久しぶりに外を歩いて疲れましたが、鉄人パワーをもらって帰ってきました。
しばらく内服を続けないといけないので、その間は自重して、健康回復(というより体力回復)に努めたいと思います。
敵にわたすな 大事なリモコン