星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

cinema staff 「“Blue,under the imagination”Release Tour 〜想像上の辻〜」@大阪・十三ファンダンゴ(8/26)


出演:cinema staff / THE NOVEMBERS / Talking Dead Goats "45


(Talking Dead Goats "45は後半のみ、cinema staffは観れませんでした)




仕事が終わって三宮から阪急電車に乗って、ファンダンゴに駆けつけた。

ファンダンゴの扉を開こうとしたらひとりの男の子が、
「ここ、ファンダンゴですか?迷っちゃって。」と。


初めて来たという彼に「お先にどうぞ」と譲って、中に入ったら満員だった。

人をかき分けてドリンクカウンターの前までたどりつき、ひとつめのバンドを観た。もう後半に差し掛かっているようだ。





Talking Dead Goats "45


3ピースのインストバンド。ドラムは見えないので、モニターで確認した。


演奏はかっこいい。が、MC用のマイクがなかったので、何を言っているかまったくわからず。前のほうの客だけウケていた。


Talking Dead Goats "45が終わったら、また人をかき分ステージ横にあるトイレに行き、そのあとそのままかみてスピーカーの前にいた。

斜めにステージを見ることになるが、メンバーが全員見通せるし、ボーカルの全身が見える位置。

神戸では後ろのほうだったので、ファンダンゴではできるだけ近くで観たかった。以前から、THE NOVEMBERSというバンドはファンダンゴがよく似合うと思っていたから。

機材のセッティングをしている小林くんを見ると、暗くてはっきりわからないが、髪の色が違って見えた。

金色ではなく金茶色。そんなに色を変えて、キューティクル、大丈夫かな?(笑)


セッティングが終わったら、一旦メンバーは2階の楽屋に引き上げ、SEとともに登場。

うん、スピーカーの前なので音は聴きにくいかもしれないが、小林くんの全身が見える好位置!




THE NOVEMBERS


01.para 
02.dysphoria
03.こわれる
04.最近あなたの暮らしはどう
05.Misstopia
06.she lab luck
07.dnim
08.ア_-オ




神戸とだいぶセトリが変わっていた。

小林くんは前見たのと違う白いギターだった。


そして、何がどうなのか説明できないが、小林くんはとてもご機嫌だった。(と思う)


間奏でギターをかき鳴らしながらケンゴさんとアイコンタクトしたり、

いきなり中指を立てたり、

エフェクターを踏む足が軽やかだったり。



“para”

この曲を初めて聴いたのも、ここファンダンゴだった。



「こんばんは。ノベンバーズです。いい夜を。」

と言って、すっと左手を上げる小林くん。

その左手が好き(笑)




“dysphoria”〜“こわれる”ではこわれるほどヘドバンした。


“こわれる”からどれかの曲に続くパターンが好きなわたしは(特に“白痴”が好み)、“こわれる”のあとMCが始まったのでちょっとがっかりした。


が・・・


「最近調子はどうですか?お元気ですか?」

と、客に問いかけて笑わせ、

「次の曲は、用事は別にないけど様子が知りたい、という曲です。」

と言ったあと、嬉しそうににこおっと。

わあ!小林くんが笑った!めっちゃいい笑顔!



“最近あなたの暮らしはどう”



続いて“Misstopia”


「このあとシネマスタッフとは、また9/1から一緒に回るのですけど、それまで少し離れます。

寂しがるだろうな、ケンゴくん(笑)


辻くん、どこ?・・・あ!いた。(シネマの辻くん、しもて最前でかぶりつき状態でライブを観ていたようだ)


しもての辻くん、次にかみてにいるケンゴさんを見て、

「間に僕がいるので邪魔で申し訳ない気分。」


ふ〜む、そうだったのか・・・(笑)



前回のクアトロワンマンで、「僕から見たら大阪な曲」と言っていた

“she lab luck ”


そして“dnim”



イントロ、歪んだ音を鳴らしながら、小林くんがギターを高く掲げて揺らす。


かみてから見るとベースの高松くんとの距離は遠いのに、逆によく見える。

かっこいいなあ。



アウトロで小林くんが大きく飛んだ。あ、ラスト?


「楽しくて・・・とても楽しくて、まだ曲があるのにジャンプしてしまいました!」(笑)




「このギターは、シネマの三島くんのです。」


え?


「僕だってギター持ってますけど、プロだから。


このツアー、楽しすぎて・・・持ってきた2本が、元ギターや元エレキギターで。


リハのとき、僕のギターが満身創痍になってしまって、どうしよう・・と思っていたら、三島くんや飯田くんが“俺のを使ってください”って言ってくれました。」

「嬉しい。ほんとに嬉しいなあ。」


そう言って小林くんは自慢そうに左手でギターを高く掲げてみんなに見せたあと、

身体に引き寄せ、ネックにキスをした。



うわああ!

腰が抜けそうになって、


「ギターになりたい!」って思ったよ(笑)



「では・・・大阪に来るとなぜか歌いたくなる曲を・・・“ア_-オ”」



不思議なタイトルが多い彼らの曲の中でも、最も不思議な“ア_-オ”

なんて読むんだ?って思っていたけど、「あお」でいいらしい。



なんともアンバランスで不安定な感じのする彼らの世界に、いつの間にか虜になってしまったようだ。



そしてこのファンダンゴのステージ。

意味無くペンキを塗りたくった壁の前に立って歌う黒いシャツの小林くんはとてもきれいだ、と思った。

シンプルな照明もいいな。


“ア_-オ”を聴きながらずっとドキドキしてしまったのは、さっきのギターへのキスのせいかも。



今日は最後までは観れないけど、神戸で観たシネマがよかったので何曲か聴いて帰る予定だったが、THE NOVEMBERSで満足してしまい帰ることにした。


やっぱりファンダンゴで観るTHE NOVEMBERSが一番好きだ。太陽と虎もおもしろかったけど。


でも、11月のワンマンがあるシャングリラも、ステージが高くて気持ち良さそうだな。

早く11月になれ!