星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

a flood of circle “Tour ZOOMANITY〜天晴全国百鬼夜行〜”@神戸 music zoo 太陽と虎



出演:a flood of circle / UNLIMITS / riddim saunter

(ツアー半ばですが、下にa flood of circleのセットリストあります。ご注意ください )

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「すみません、僕、雨男なんです。」


今月初めに行われたアコースティックライブで佐々木くんが言われていたとおり、今日も雨。お見事!(笑)



雨の中、三宮に向かう車の中で“シーガル”〜“泥水のメロディー”を聴きながら、佐々木くんの声は雨が似合うなあ、と思った。



開場前に太陽と虎の事務所に寄って、別のライブの前売りチケットを買って外に出たら、松原さんに偶然お会いしたので、妙にテンションが上がってしまった。



また車に戻って上着を脱いで、半そでTシャツで太陽と虎へ。

全然寒さを感じないのは、さっきお会いした松原さんのおかげかも。さすがだ。



今日は3バンド。

体力を考えて、自粛してフロア中ほどにある柱の近くでスタンバイした。





UNLIMITS


ギター・ボーカルとドラムの二人が女性。


今年5月のCOMIN'KOBE以来、ライブを観るのは2回目。

ボーカルの声が好みで、メロディーも聴きやすく、気になっていたバンド。

そのときダイバーがいて、驚いたのを覚えている。


そして今日もたくさんダイバーがいた。

ダイバーに慣れていないと思われる、前の方にいたフラッドファンの女の子たちは無事だっただろうか?

上手く棲み分けできていたように見えたけど・・・


力強く疾走感のある曲が多いので、聴いているほうはテンションが上がるのだろうが、わたしはじっくり聴きたいバンドだな。

みんなと感覚が違うのだろうか。ま、好きなように聴いたらいいか。



終わったらお客さんがうまく入れ替わって、次は初めて観るバンドだ。



riddim saunter


リディムサウンター」と読むらしい。

メンバーは5人。


いきなり登場するなり全員が打楽器を叩く。

ドラムとか、手に持って演奏する小さいヤツとか。(名前わからん)

そのリズムに合わせて、自然と身体が踊り、手拍子を打つ。

お客さんのテンションも凄く高くて、ライブ中、ほとんど全員が踊っていたんじゃないだろうか。


フルートやトランペットが登場したり、ひとりメンバーの方がフロアに下りて手拍子・足拍子の見本を示して盛り上げたり。


1曲めから、ベースの方が客の上にダイブしてきたのには、びっくりした。


ラストの曲が終わりがけに、ベースの方が満面の笑顔で、

「めっちゃ楽しい!!」と言われたのが印象的。


音源だけじゃなくて、絶対ライブを観ないとダメ!なバンドだと思った。

楽しまないと、損するよ!って感じのライブだった。




a flood of circle



<セットリスト>(後半の記憶があいまい)

Open The Gate-session #4-
01.百鬼夜行
02.フェルディナン・グリフォン・サーカス
03.Silent Noise=Avant-garde Punk
04.Chameleon Baby
05.Thunderbolt
06.Black Magic Fun Club
07.ブラックバード
08.コインランドリー・ブルース
09.Human License
10.泥水のメロディー


En
01.最後の晩餐
(Don't)Close The Gate-session #5-




●“百鬼夜行”のときはまだみんなじっくり聴いていた感じだったが、“フェルディナン・グリフォン・サーカス”で爆発したかのような押しが来た。


わたしは最初、3列目にいたが、一旦後ろに下がった。後ろのほうでは、空いたスペースでみんな踊りまくっていた。


下がって少し頭を冷やしたが、“Thunderbolt”で再びテンションが上がりまた前へ。


途中珍しくダイブする男の子がいた。対バンライブだと、いろんな客がいておもしろい。


●「UNLIMITSもriddim saunterもすごいいいライブで・・・

その熱気を残してくれてちょっと恨めしいです。」(笑)


でもこの際だから、みんな楽しんで!みたいなことを話す佐々木くん。


●「神戸に来るのをとても楽しみにしていました。

街が好きだという、普通の理由もあるけど、ここ、太陽と虎が・・・

music zooって・・・僕らのアルバムは『ZOOMANITY』」


(ZOOMANITYとは、動物園を意味する「Zoo」と人間らしさを意味する「Humanity」を掛け合わせた造語らしい)


「ZOOっていうライブハウス、珍しいよね。

今日来るなり入り口のところで、コアラが出迎えてくれました。」(笑)


「そして、ここの後ろには虎の絵が・・・(後ろの壁を見て)今消えてるけど虎がいたよね?」


ぱっとステージ後方に掲げられている太陽と虎のシンボルマークに明かりが点る。


(↓このマーク)



「『ZOOMANITY』のジャケットにも、虎・・・かどうかわからないけど、同じネコ科の動物のが映ってる。」(笑)


(↓ジャケットはこれ)

ZOOMANITY(初回限定盤)(DVD付)

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「(後ろのシンボルマークを見ながら)今日は(シンボルマークの明かりを)つけたままでもいいんじゃないかな?」


なのにすっと明かりを消す照明さん。(松原さん?)場内笑いが起こる。


「やっぱり神戸だ!僕らの知ってる神戸!」(笑)


隣で笑いながらうなずく石井くん。


全国にライブハウスはたくさんあるが、出演中のアーティストをいじるスタッフがいるのはここだけでは?(笑)



●今日は曲紹介がおもしろかった。

「ラッキーなのか、アンラッキーなのか、はっきりわからないカメレオンの曲。」

“Chameleon Baby”



自分は辛気臭い人間だから、というような意味のことを言う佐々木くん。

「次の曲は住民票の歌。」(笑)

“Black Magic Fun Club”



 生まれた時から世界を嘆いて 大声で泣いてた僕なんです
 体 家 国 選んでもないのに 入会手続き済んでたんです
 会員証は区役所に 年会費は税務署に
 毎晩ブラック・マジック・ファン・クラブで
 愛したい 愛せない 呪文を唱える



うーーーん・・・住民票がこんなかっこいい曲になるのか。

そして、


 特典その1;ファン・クラブ限定 表現の自由をお約束
 僕の場合ブルース 好きにしていいなら 黙っているなんて損だ


歌詞もすごい。


●もう一度、自分は辛気臭い人間だから、あまり話さないつもりだったけど、と言いながら、小さい頃の話をする佐々木くん。


子供の頃、親の仕事の都合で転校ばかりしていた。

ここにいられるのはあと何年。次に行くところはどこってわかっていて、友達ともあと何年って思いながら付き合っていたと。

「自分のことを忘れてほしくないって、ずっと思ってた。」


そんな生活の中から生まれるのがブルース、という意味のことを言われて、


「みんな忘れてしまうから、ここにいる。」

みたいなことを言われて・・・

はっきり覚えていないのが悔しいが、ちょっと切なくなった。



「コンランドリーという、小さな僕の世界の歌を聴いてください。」


“コインランドリー・ブルース”


●そのあとラストまで飛ばして。


“Human License”のときだったか、石井くんが客の上にダイブ!

そんな石井くんを見て、佐々木くんと曽根さんが近寄って目を丸くして笑っていたのが可愛かった!



そして、息を切らしながら聴いた“泥水のメロディー”の、


 生きている


が、ずしんと心に重く響いた。



●アンコールは“最後の晩餐”

アコースティックライブのときに、“満月の夕”に連動して、泣きながら聴いたことを思い出した。今日は笑顔で。



全編を通して、曽根さんがステージしもてのお立ち台?に上がってめちゃ客を煽ったり、佐々木くん、石井くんもステージから落ちそうなくらい客に近づいて演奏したりで、すごく楽しかった!

来月のワンマンが楽しみ。



ワンマンで、“エレクトリック・ストーン”聴きたいなあ。

岡庭くんがいなくなってから、一度も聴いていない・・・もしかしてやっていない?


封印しているわけじゃないよね?


聴けるまでライブに行ってやる!




今日のドリンクカードはライオン。

裏面、ライオンに恨みでもあるようなコラムでした(笑)