鴉『巣立ち』初回封入特典 無料ワンマンライブサーキット@大阪 LIVE SQUARE 2nd LINE(12/17)
鴉の、11/3発売のシングル『巣立ち』の初回特典無料ワンマンライブ。
シングルに封入されたチケットは、東京・仙台・大阪・名古屋のいずれか1箇所で使えて、1枚で2名入れる。
前日心斎橋まで行った疲れもあって、まして「無料」だったので、行くのをやめるのもありだな、と思っていたのに、気づいたら大阪行きの電車に乗っていた。
時間的には開演ギリギリ。なのにどこかで事故があったとかで7分遅れの運行だった。
セカンドラインに着いたのは開演時間の19時。
幸いまだ始まっていなかったが、お客さんでいっぱい。
うーん、こんな満員のここ、見たことない。
やっぱり無料だから?・・・って言ったら失礼かな?
それでも、しもて側にまわったら少しスペースがあって、真ん中あたりまで行けた。
開演前からすごい熱気だった。
鴉を初めて知ったのは、今年の3月、セカイイチpresents“光風動春”
鴉はオープニングアクトだった。
秋田発のスリーピースのバンド。
秋田のバンドと聞いて、久しく会っていない秋田在住の友人の顔が思い浮かんで、勝手に親近感を覚えた。
そのときの印象は、美メロ。でも青空はなく曇り空。(曲のイメージが)
初見で歌詞がちゃんと聞き取れたわけじゃないが、悲恋小説を読んだみたいな感覚だった。(あくまでイメージ)
そのときの日記に「もっと聴きたかった。またライブが観たい!と思った。」と書いている。
そのライブのとき、ミニアルバム『影なる道背に光あればこそ』を買った。
その後、仙台のMEGA☆ROCKSやミナホに出演していたが、うまくタイミングが合わず観れなかった。
9ヶ月めにして念願が叶ったわけだ。
開演・・・と思ったら、ステージに垂らされたスクリーンに映像が映し出された。
メンバーの写真とバンドの紹介、それに「大阪初ワンマン!」の文字。
そのあとFM802のDJさんがふたり映って、鴉との出会いやインタビューのときの印象など話されていたが、おもしろかったのはこの言葉。
「激情ロックなのに、歌詞が女々しい」
さすがうまいこと言うなあ(笑)
ふたりの話が終わって、今度こそ開演。<あいまいなセットリスト>
01.時の面影
02.半身創痍
03.夢
04.ココニナク
05.待っていてください
06.安物の私達
07.黒髪ストレンジャー
08.今日モ旅路ハ雨模様
09.Am
10.巣立ち
En
01.未知標(みちしるべ)
02.夏色
大好きな“時の面影”から始まった。
思わずサビで拳を上げてしまったら、ベースの一関くんと目が合った。
そのとき気づく。シングル買ったあと、12月に入ってリリースされたアルバムをまだ買っていなかったことを。
なので、セットリストがわからない。いつものように歌詞の一部を覚えてあとで調べよう。(→こんななのであいまい)
●MCはギター&ボーカルの近野くん。
こんばんは鴉です、と挨拶をされたあと、
「初めての方もおられると思いますが、この機会にお近づきになりたいです。」(笑)
「僕らは秋田出身で・・・今でも秋田に住んでいるんですけど、大阪は大都会なので、身構えてきました。」
みんなで「えーっ」と笑ったら、
「いやほんと。田舎から来ましたから。」
●チューニング中、電車の音が珍しく長く途絶えたら、
「・・・今日は電車の音、聞こえませんね。
MCに困ったとき、助かるんですよ、セカンドライン電車。」(笑)
で、これからの告知を始めたときに、ごーっと電車の走る轟音が。
「今、ですか・・・強くなれってことですね!」(笑)
●近野くんは、あれだけ力を入れて歌いながらギターがぶれない。
もしかして凄いかも。
一関くんのベース、指弾きでうまい、かっこいい!
特に“黒髪ストレンジャー”のイントロが凄かった。
ウッドベースを弾いているのかと思って伸び上がって見たが、普通のベースだった。
●「今日もワンマンですけど、3月5日にここでワンマンします!
それまでにも有名なバンドの影に隠れて、こっそり大阪に来るかもしれませんが。」(笑)
●ライブ中、静かに聴いている客のほうが多かったが、それでも曲に合わせて身体を揺らしたり、1曲1曲終わってからの拍手が盛大だったりで、会場はいい雰囲気だった。
「今日は、地元並みの盛り上がりをありがとうございます!」(笑)
近野くんのMCは、自然体なんだけどおもしろい。
●最後の“夏色”で盛り上がった。それでも曲調はどこか寂しげだ。
終演。
物販で1st フルアルバム『未知数』を購入。
再び降りてきたスクリーンに映し出された「鴉」の文字を撮らせてもらう。
そのときは迷って買わなかったけど、帰ってから3/5のワンマンのチケットを買ってしまった。何かと重ならなきゃいいけど。
・・・こうやってまた、深みにはまっていくのだろうか・・・