ミナホ10周年記念の最終日。
朝起きるとなぜか身体が重い。また太った?(そうだけど違う 笑)
疲労もピークに。1日の夜勤のダメージがかなり大きい。
でも最終日。がんばろう。今日は空中ループとsleepy.abが観れたらそれでいい。
16時に心斎橋に着いて、東京から来られたdollyさんと合流。札幌以来やね〜
ふたりで三角公園でたこ焼きを食べる。
「みんなたこ焼き食べてる〜」とdollyさんに驚かれる。当たり前の光景で気づかなかったわたし(笑)
そのあとsuzumokuが観たかったけど規制がかかっていたので、dollyさんと別れてFANJ twiceへ。
空中ループのひとつ前のバンドから観ることにした。
◆あすなろ@FANJ twice
なんの予備知識もなく入ったが、お客さんがいっぱいでもう少しで規制がかかりそうだった。(かかったかも)
ステージ中央に正面を向いてキーボード。
その両脇にギターとベース、後ろにドラム。
キーボードの方がボーカルで時にはハンドマイクで歌ってMCして、会場の空気をうまくつかんで盛り上げておられた。
たくさんライブをされているらしく、MCも堂に入ったもの。
元気がもらえるような明るいポップロックだった。ボーカルさんの声が好みです。
フロア後方には他のバンドの方もたくさん観に来られていた。(バンド関係者はパスのリボンが黒色)
01.カゲロウ
02.Stand Alone
03.夕刻ループ
04.
05.その光
(記憶違いがあるかも)
2006年5月、京都にて始動。電子音、チェロ、ピアノなどの独自の深淵な音像と、大衆性を感じるメロディーや歌詞が絶妙に合わさる音世界は、唯一無二。誰しもが持つありふれた日常を2、3ミリ宙に浮かせて特別な時間を与えてくれる魔法のような音楽。深淵さと大衆性を併せ持つ、ありそうでなかった音響ギターポップバンド。
(ミナホHPの紹介文より)
今日のわたしの一番のお目当てのバンド。
あすなろのあと、お客さんがほとんど入れ替わり、またいっぱいになった。
ナナさん、dollyさん、てんちゃん、まみさん、気づけばスリーピー繋がりの友人が集結していた。
そもそもナナさんに教えてもらったこのバンド、MY SPACEで試聴してPV観て気になって、ミナホ初日にドラムの女性の方とギターの方からCDをいただいて(PRに配っておられた)、絶対ライブを観ようと決めた。
曲もPVも好きになったこともあるけど、CDをもらったときに少しだけお話したおふたりの雰囲気がステキだったから。
音楽には人間性が出ると思っているので、彼らがどんな音楽を奏でてくれるか興味を持った。(興味って言葉、よくないかな?)
そして、ここを選んで大正解だった。
スリーピーを初めて聴いたときの感動を思い出した。
わずか30分の短い間に、しっかり自分たちの音楽を表現されていたように思う。
試聴していた曲も良かったけど、ラストの“その光”では後半にいくにつれて鳥肌が立ってきて、ボーカルの松井くんがエアバイオリンを弾く姿に心が震えて泣きそうになった。
友人のMさんが「バンドでみる空中ループは、ロックで宇宙でオーケストラだった。」と感想を書かれていて、まったくそのとおり、とうなずいた。
出会えてよかった。ありがとう。
終わってからCDを買って、松井くんに握手をしてもらって大満足(笑)
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そのあと行くハコを決めていなかったけど、友人に薦められてシュリスペイロフを観にCLAPPERへ。
◆シュリスペイロフ@CLAPPER
よくsleepy.abと対バンしている札幌のバンド、ということしか知らなかった。
3ピースバンドらしいので、ギターの方はサポート?
最初の2曲の間はさっきの空中ループを引きずっていて、ぼーっとしていた。
なかなか切り替えができない。こういうところがイベントの難しいところ。
それでも3曲目ではっと目が覚めた。「いつもキミに笑っていてほしい」みたいな歌詞の曲(違う?)
そのあとラストまではガッツリ聴けた。
最後のアップテンポの曲も良かった。
終わってからの拍手が鳴り止まなくて、メンバーさんもびっくりした様子で、もう一度お礼を言おうとしてマイクに向かったら音が切られていて、しかたなしにマイクなしで「ありがとうございました!」と言われたところが微笑ましくて、このバンドを好きになった。どういう基準やねん(笑)
MCのときもボーカルさんが、うまく言おうと焦れば焦るほど下ネタに傾いていって、ギターの方に「もうやめなさい」とたしなめられていておもしろかった。もっと長い持ち時間のライブを観てみたいな。
ライブが終わってクアトロへ向かった。
西側と東側のハコでは開演時間を15分ずらしてあるので、ここでクアトロに向かうとなると45分の空き時間がある。
おなかがすいたので、軽く食事をした。
ミナホ参戦3年目にして、ようやくうまく時間が使えるようになったと思う(自画自賛)
クアトロに入ったら成山くんに遭遇。
大阪−九州−大阪のブーメラン遠征お疲れ様でした、とご挨拶した。
いくら若くても(若くない?←失礼)、スケジュールキツいと思う。
01.ラブソング
02.スタート
03.アマノガワ
04.(新曲)
05.精一杯、僕らの歌
昨夜大阪に着いて、おーちゃんは「たまらん気持ちになって」長堀通りを松屋町まで歩いたらしい。
そこで大好きなアーティストさんに遭遇したけど、「今はまだその時期じゃない」と思い、声がかけられなかったそうだ。
おーちゃんのMC、すごくうまくなっている。言葉に想いを乗せて、ちゃんと伝えられる。
シンちゃんとの掛け合いも絶妙。なんか上から目線みたいな表現だけど、こうやってバンドは成長していくんだな、と思った。
“アマノガワ”久しぶりに聴けた。12月のワンマン、行きたかったな・・・
ひとつだけ文句?を言えば、初日にも感じたけど、クアトロって右側で聴く音悪すぎ。
音が割れるしバランスが悪くて聴きにくい。
途中で移動しようと思ったけど、お客さんが多かったのでがまんした。
そしたら右耳が飛んで、「スリーピーの前なのにマズイ!」と焦った。(その後耳は回復)
お客さんがいっぱいになった。予想通り(笑)
「ベースボールベアーズ」とつい「ズ」を付けてしまうおばちゃんなわたしだけど、去年こっそり彼らのワンマンに行ったことがある。
“抱きしめたい”がすごく好きだった。
最近の曲はあまり知らないんだけど、“祭りのあと”“ドラマチック””エレクトリックサマー”など知っている曲では、若い子と一緒になって飛んだ。ちょっと足にきた(笑)
ベースボールベアが終わってお客さんがほぼ入れ替わった。
フロアの前に出て2列目まで行ったら最前におられた若いお嬢さんが、「ここ、どうぞ」と微笑んで場所を譲ってくださった。
ありがとう!お嬢さんの笑顔に後光が射して見えた(笑)
思わぬ幸運、最前列、山内くんの前に。
01.inside
02.なんとなく
03.(新曲)
04.メロディ
05.雪中花
En
01.Scene
札幌在住の4ピース・バンド。接尾語の"ab"が示す通りabstract=抽象的で曖昧な世界 がトラック、リリックに浮遊している。シンプルに美しいメロディ、声、内に向かったリリック、空間を飛び交うサウンド・スケープが4の"absolute" な音世界を確立している。最新アルバム「archive」は、TOWER RECORDSインディーズ・チャート1位、同アルバム収録の”雪中花”がFM NORTH WAVE総合チャート1位を記録。
こちらもミナホHPから引用させていただきました。
2006年のミナホはAtlantiQsで、2007年は心斎橋RUIDO。(規制がかかった)
今年はクアトロ、大きなキャパのハコで、さすがに今年は満員にはならなかったが、やけに他のバンドの方々が来られていたような。
彼らの音楽に惚れこんだ人はずずずっと前のめりの姿勢で、そして山内くんのギターに熱い視線を送る男の子も多い。
ミナホだろうと会場がどこだろうと、いつもの彼らのライブ。
RUSH BALLのときの野外ステージでも感じたけど、どんなシチュエーションでもその場の空気を自分たちの世界に引き込む力は凄い。
札幌コンカリーニョでもやってくれた新曲を、今日はバンドで。タイトルも言ってくれたけど聞き取れず。
津波くんのドラムが凄かった。バンドでやるとこうなるのか。
「来年の春ごろにはアルバム出して、ツアーにまわれれば・・」とひっくん。
待ってるよ。
MCは相変わらずグダグダ。でもそこが好き(笑)
成山「次の大阪でのライブはte'のツアーでの対バンです。te'、sleept.ab、8otto」
みんなくすくす笑う。あまりにも違いすぎる3バンドでどんなライブになるのやら。楽しみ〜♪
「札幌で行ったアコースティックライブ盤を持ってきてます。ライブ盤ならではの空気感・緊張感が・・・」
って強調するひっくんと成山くん。
そう。あの曲。あれがこうでアレしてしまったあの曲が、まさか入っているなんて!(わからんがな)
コンカリーニョに行ったみんなで驚いたのでした(笑)
“メロディ”はいつ聴いても感動する。
もう何度も書いているけど、
新しい僕達の道は 苦しいから笑おうよ
というフレーズ、わたしなら「苦しいけど笑おうよ」としか書けないよな、と思う。
でも、「苦しいから笑おうよ」と歌えるところが、彼らの音楽が美しくてはかないだけのものではないことを表しているのだと思う。
そういう彼らの音楽に一歩でも近づきたい。
いつもそんなふうに思いながら曲を聴いている。
そしていつもなら、曲に包まれていく感覚があるのに、この日は違った。
なんだろう?
手を伸ばしたら彼らの音楽がこの手につかめそうな錯覚に陥って、思わず手を前に差し出そうとしてしまった。
疲労のあまり、いよいよ妄想の域に突入か?(笑)
それでも、もしかしてつかめたと思っても、それはきっと水に写った月。
本当の月は遥か遠く、手の届かない高い空の上にあるんだ。
ぼーっとした頭でそんなとりとめのないことを考えていた。
アンコールのときだったかな?ひっくんが、
「ミナホに僕らが出させてもらって3年ですけど、10周年ですね。
来年はどうなっていることやら」
え?どういう意味?と思ったら、
成山「え?それどういう意味?失礼な!」(笑)
田中「(慌てて)僕らがです、僕らが。来年どうなっているか。来年も出たいなって」
あ、そういう意味?
成山「あ、そうこと?よく伝わらないって言われますけど」(笑)
ミナホ3年の期限がなければ出て欲しい!そしたら毎年秋には会えるし。
オールナイトのエクストラなら可能かもね。
それにしても、MCと曲のギャップがステキなスリーピー!(笑)
最終日とあってアンコールも1曲やってくれて嬉しかった。
山内くんが立つのを久々見ました。うん。
“24”聴きたいな。またワンマンやってください。
大好きなミナホ。
10周年記念とはいえ、やっぱり4日間のイベントは、かなりきつかったのではなかろうか。
完走した人いるのかな?
3日間でいいのでずっと続けてください、パナソニック乾電池さま。よろしくです。