フリースマイル・アゲイン〜チキンジョージ30周年スペシャスマイル!〜@神戸チキンジョージ(7/31)
神戸チキンジョージは、わたしが生まれて初めて訪れたライブハウス。
ライブハウスとは不良が集まるところ、なんて真剣に思っていたわたしが恐る恐るライブハウスに入ったのは、BUMP OF CHICKENのライブが観たかったから。
職場の若い子に引率されなんとか行くことができたが、そのときのライブの楽しさにすっかりハマり、今に至る(笑)
誰?不良の集まるところなんて言ったひとは!(←おまえやー)
なので、バンプとチキンジョージの名前を聞くと、あのときのドキドキを思い出して切なくなるのだった。
以前のチキンジョージについての日記はこちら↓(懐かしい写真もあります)
http://d.hatena.ne.jp/firesign0916/20060204/p1
2008年5月から今の建物になり、今年30周年を迎えたそうだ。
1995年の阪神大震災で全壊しながらも、立ち上がってリニューアルを繰り返して、わたしたちに素敵な音楽を届けてくれたチキンジョージ。そしてこれからもきっと続くだろう。
30周年記念イベントは何度か企画されていて、どれかには行ってお祝いしたいと思ったいたが、この“フリースマイル・アゲイン”の出演者を見て飛びついた。
受付で「どのバンドを観に来られましたか?」と尋ねられたらなんて答えよう、という悩みを抱えてしまったが(笑)
5バンドの出演でリハが遅れたせいかどうか知らないが、開場・開演がおよそ30分遅れて、18時25分の開演。
◆Smiley Star Projects
出演5バンドの共通点は、どのバンドも関西にゆかりがあるということ。
現在も関西で活動しているバンドや、今は東京に拠点を置いていても、関西発のバンドで昔チキンジョージでお世話になったバンドなど。
このSmiley Star Projectsは、関西で活動中のバンド。
“リアルなスマイルがたくさん咲きますように”という願いをこめて、今年1月に立ち上げたプロジェクトだそうだ。
ボーカル&ギター、ギター、ベース、キーボード(女性)、ドラム、それに女性コーラスという、面白い編成だった。
ボーカルの方の歌がうまくて、気持ちのいいライブだった。
3曲めの、「奇跡(軌跡?)」という曲がよかった。
「良い時も悪い時も、いつも見守ってくれている、そんなチキンジョージに捧げる曲」と紹介されていた。
01.imago
02.海鳥
03.小さな光
04.チェックアウト
05.ハローグッバイ
06.光年ループ
観れないときには何ヶ月も観れないのに、今月は4回目の空中ループのライブ。
ミナホではフライヤーや自主制作のCDRを配って、ライブ後はアンケートを配って、そんなふうに自分達の手でひとつひとつ作り上げて進んできた彼らが、いろんなイベントや対バンに呼ばれて、ライブする機会が増えるのはとても嬉しいこと。
「チキンジョージでライブするのは初めてですが、30周年のイベントに呼んでいただいて嬉しいです!」
と松井くんが言われたいたのは、本当の気持ちだろう。
神戸でライブするのは5回目ですよーと意味無いカウントをしてしまった(笑)
“imago”を聴くのも久しぶりだな。
森くんのニューベース、めっちゃいい音だ。
色もかっこいいです!
やっぱりライブでは“海鳥”やってくれないと。
カオリさんのドラムがかっこいい!
いつも笑顔で叩く姿を見るのが楽しみ。
“小さな光”
深くて暗い海の底にいて、
どこにも行けず辛い日々を送っていた自分が、
空の上から射してきた光に導かれて浮上したところ、
海からあがって空に舞い上がることができた。
というイメージでこの曲を聴いている(笑)
それはメロディーや松井くんの歌う言葉からイメージしているのだけど・・・
この日は和田くんのギターがとても美しく優しくて、その光はここにあるよ、と空から海の底に降り注いでくるような音で、その音を聴いて泣きそうになってしまった。
そして、自分を救う光は、ひとからもらうものもあれば、自分の中から発することもできるんだなあ、と曲を聴きながら思ったよ。
観るたびにバンドが大きくなってるなあ、東京ワンマンにも行きたいなあ。
MCで松井くんが、「このあともすごいことになっています!楽しんでください!」と繰り返し言われて、みんな大笑い。
ワクワクするよ。
8月に三田のほうでオールナイトのイベントをやる話をされたとき、ベースの森くんが、
「飯盒を持って行きます!」と言われて、その「はんごう」というイントネーションがおかしような、合っているようなで、
お客さんが口々に「ハンゴウ?」「ハンゴウ」とつぶやいていたのがおもしろかった。
ライブが終わった後、6月にクアトロで初めて空中ループを観たという友人が「前より今日のほうがずっとよかった!」と言ってくれて、嬉しかった。
◆蜜
01.レター
02.HE
03.恋2
04.スイートメモリー(カバー)
05.Tasting of me
06.ハニーBoy
07.涙ボロゲーニャ
(セットリストありがとう)
話題沸騰中?の蜜!(笑)
女性(ウニちゃん?)ボーカルと、ボーカル&ギターの男性(あっちゃん?→はっちゃんだそうです)の男女歌モノユニット。
ウニちゃんのハスキーボイスにおっ!?となって、
はっちゃんのハイトーンボイスにおおっ!!となって、
二人がハモると、あまりの心地よさに失神しそうになった(笑)
そしてウニちゃんのMCや仕草、二人の掛け合いに爆笑!
ウニちゃん、
「次の曲は・・・痰を飲み込んだら歌います。」って言って飲み込もうとして飲み込めず、あっちゃんの水をもらって飲んだり、
ステージ上でくるくるスピンしたりスキップして「いつもあまりしないスキップ、今日たくさんしてる!」ってみんなを笑わせたり。
それを見たはっちゃんはぼそっと、
「今日、どうしたの?」とか「めんどくせえヤツ」とか突っ込みいれて、これまた大笑い。
あの笑いを取る間(ま)は、ヨシモトも真っ青だろう。
って、どんなバンドやねん!(笑)
演奏はアコギ1本だけど、二人の歌が本当に美しくて表現力があり、客を飽きさせないMCとともにそのライブパフォーマンスは期待以上に素晴らしかった。
ミナホにも出てくれないかなー。ぜひ!!
セカイイチとスムルース、どっちがトリかな?と思っていたが、セットチェンジでセカイイチのドラムの響ちゃんがステージに現れた。
それを見届けてトイレに行って戻ってきたら、2列目にいた友人が最前列にいて、わたしの隣にいた友人が3列目から2列目にいた。
「?」としているわたしを友人が前に呼んでくれて、「スムルースのファンの人が、場所を替わってくれたよー」と。
おおっ!素晴らしい!対バンライブのあるべき姿だね。(最近あまりない)
ありがとうございます!
01.神通力
02.New Pop Song Order
03.Jaipur Town
04.あたりまえの空
05.三日月
06.ステップオン(新曲)
07.井の中の世界
08.カプセル
慧ちゃんどうしたん!?っていう感じの、派手目でおしゃれなお召し物。
柄物のシャツに黒のベスト、ピンクのネクタイ、ギターのストラップは赤白の格子柄。それにお洒落な帽子。
「こんなの着てるから暑い!」
と言われてたけど・・・
今考えてみたら、あれはお祝いモードだったかも。
スローテンポなメロディーに乗せて慧ちゃんのボーカル。
「30周年おめでとう♪
長丁場ご苦労さん♪(笑)
それでも伝えたいことがある〜♪」
うん?と耳を傾けると、
あなたに会えてよかった
あなたと話せてよかった
うわーーー!!“神通力”!!
めっちゃ久しぶりに聴くよー、わあわあわあ!!(←心の叫び)
そのあと“New Pop Song Order”〜“Jaipur Town”
ああ!モッシュしたい!
気持ちよく踊ったが、ちと欲求不満(笑)
セカイイチのライブではあまりモッシュはないが、このあたりの曲はもちょっと盛り上がりたい。
“あたりまえの空”
慧ちゃんの声に耳を預ける。
「ずいぶん懐かしい曲をやります。」
“三日月”
ライブ前にファーストアルバムをずっと聴いていた。
- アーティスト: セカイイチ,岩崎慧
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2005/01/26
- メディア: CD
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先日「タイトルに“月”の付く曲」を日記に書いていたこともあって、急に聴きたくなった。
このファーストアルバムは、“聞いてますか お月様?”と“三日月”という曲タイトルを見て衝動買いしたもの。
そして、“三日月”ライブで聴きたいなあって思っていたから、イントロだけで嬉しくて、泣きそうだった。
前にいた友人が、こっそり涙ぐんでいるのが見えた。
「チキンジョージは、僕が17歳の頃からお世話になっているんです!」
と、慧ちゃん。
「11年だよ、凄いよね。」
ギターのウッチーの方を見て、「30年って言ったらうっちーと同い年だよね?チキンジョージ。」(笑)
そしてメンバーが3人だった頃のセカイイチがここでライブしたとき、お客さんはひとりだった、と。
「ステージの上のほうが人数が多くて・・」(笑)
健「そんな状態だったのに・・・ここチキンジョージは名前にちなんでかトリのカラアゲやチキンライスを食べさせてもらえるんだけど、
誰よりも僕らがたくさん食べました!おいしいおいしい、って。」(笑)
慧「いや、残しちゃいけないと思って。」(笑)
オフィシャルのブログにスタッフさんも書かれていた。
『しかも何がすごいって、そんな17歳の岩崎くんがお世話になったブッキングの方と同じ方が、今回のイベントにも呼んでくださったのです!
11年経った今でもセカイイチを応援してくれているなんて、本当にすごいことだと思います。本当に感謝してもしきれません。』
長いこと同じバンドを見ていくと、そんな繋がりも知ることができて感動するね。
それでもチキンジョージでライブやるの、5年ぶりだって。
また来てね。
新曲もお披露目。
今年秋頃アルバムをリリースするって言われていたっけ?
楽しみだけど、今年の秋〜冬にかけてはリリースラッシュになりそうで恐ろしい(笑)
後半のどの曲だったか、慧ちゃんが間奏でギターを弾きながらくるっと客席に背を向け、客の上にダイブ!
隣にいた友人と慌てて近寄り、背中を支えた!
最前に男の子がいた付近を狙って倒れこんできたものの、ギュウギュウに密集していなかっただけに怖かったんじゃあ・・・
あれってよっぽど客を信頼していないとできないよね?
慧ちゃんを落とさなくてよかった。
“井の中の世界”
もう、この曲を聴くだけでもライブに行って!って言えるよ。
途中ボーカルマイクの調子が悪くて、ベースの健ちゃんのマイクに移動して歌い続けた慧ちゃん。
そんなことも気にならないくらい素晴らしかった。
越えてゆけ どうせ君が作った限界なんでしょ
と聴くたびに、越えられそうな気がするよ。
“カプセル”
ラストだ。
イントロからかっこいい!
響ちゃんがニコニコ笑顔でドラムを叩くのが見えて、わたしまで楽しくなってニコニコしてしまった。笑顔が伝染した!
ライブは短かったけど、大満足だった。
アルバムリリースされたら、またツアーあるよね?ワンマン観たいな。
セカイイチが終わって、最前を譲ってくださったスムルファンの方と入れ替わって、最後の力を搾り出す。もう午後10時。
遠征してきた友人は、バスの時間が迫っているので後ろで観る、と下がっていった。
01.空だけは青
02.東京は晴れている
03.殺風景
04.Beat
05.体感幸福論
06.よくあるラブソング
07.幸福の花吹雪
En
01.スーパーカラフル
新しいアルバムをまだ聴いていないので、わからない曲もあり、曲順もあいまい。どなたか教えてくださいな。 →教えていただきました。
●徳田くんが何度かセカイイチの岩崎慧ちゃんのネタをMCで。
「今日の楽屋は凄いことになってて、岩崎・・・慧なんてyou tube見ながら“この曲がいいんだよ”って踊りまくってて・・・
ここ(ステージ上)も楽屋も同じなんだよ。うるさいうるさい!」(笑)
でも楽しそう(笑)
回陽くんも、「さっきi-tuneでイントロドン!やってたよ!」(笑)と。
●徳田「2週間前にツアーが終わって、ゆっくりする時間がありました。
前に会ったひとはわかるでしょうけど・・・太りました!幸せ太りです!
体脂肪計に乗ったら“軽・肥満”って!がーん!です」(笑)
「慧がそれを見て、僕のこと“ケイヒ・マン!”って。」(笑)
そして徳田くんがいきなり、「重大発表があります!」
「実は僕、この秋、ついに結婚を・・・」
おおっ!?
「この秋、結婚できたらいいな、と・・・」(笑)
「結婚できたらいいな・太りです!」(爆)
「次の曲、聴いてもらったらわかります・・・わびしいひとり暮らし、“殺風景”」(笑)
●“体感幸福論”前のMCで、「幸せっていうのは身体で感じるもの」っていう意味のことを徳田くんが言われた。
大切なものは言葉にできない だから寄り添う
ああ、こんな曲なのか。やっぱり最新アルバム、聴かなきゃ。
ひとつひとつの歌詞が沁みた。
●「今日のライブ、“空中ループ”まではいい感じのライブだったのに、“蜜”!変態がステージにいる!って感じで(笑)
おかげで僕らも助かってます、普通じゃないから。あ、でも、セカイイチほどじゃないけど。」(笑)
●最後のほうで徳田くん、
「もうすぐ11時!なんと50分押しです。」(笑)
笑いながらもぎょっとした人、多かったはず。
「それでも残ってくれて、ありがとう!」
●恒例の逆さ書道は、チキンジョージ30周年にちなんで、
「三十」→「寿」だった。
うん、さすが!
●来月もここでライブやります。
アフロ(鶴)と対バン。
「鶴がいなかったら僕らも少し売れたかも。」(笑)
うなずくメンバー。
「あと、セカイイチがいなかっても売れたかも。」(笑)
「そうだ、これからイヤなことがあったらセカイイチのせいにしよう!」(爆)
バンド同士の仲の良さを物語る?(逆か? 笑)
●アンコール。
「7年前の曲をやります。」
“スーパーカラフル”
そして僕らは必ず傷ついていった
そしてそのうち馴染んでいった
未完成を重ね続ける スーパーカラフル
全然古くならない、いい曲だなあ。
“帰り道ジェット”とともに大好きな曲。
アンコールで聴けて嬉しかった。
終わったら午後11時少し過ぎ。足がパンパン。
身体は疲れたけど、心は元気だった。
どのバンドも、またいつか会いたいバンドばかり。
こんな出会いのチャンスをくれた、チキンジョージにありがとう!
そして、30周年おめでとうございます!
これからも末永くよろしくお願いしますね。