星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 人生時計

今日、実家から神戸に戻ってくるときの、車の中で見た夕陽がとてもきれいだった。




以前何かで読んだ話。



『自分の年齢を3で割った数字が、今の自分の人生時間』



つまり21歳の人は朝の7時。

1日のはじまり、時間はたっぷりある。



36歳の人は12時。お昼時。まだまだやりたいことができる。



51歳の人は17時。ちょっと寂しい夕暮れ時。


わたしは・・・・もうすぐ夕暮れです(笑)


どんなにあがいても、誰の上にも平等に時間が流れるのだからしかたがない。

やがては真っ暗な夜がくる。




そんなことを考えていると、先日のGOING KOBEで見たふたつのバンドのことを思い出した。





ガガガSPコザック前田さんは、


「25歳からが青春やと思てます」


「90歳までガガガやったろ思てます。

倒れてタンカに乗せられてもマイクを握っている、みたいな」


と言われていた。







もうひとつ思い出したのはフラワーカンパニーズの新曲“この胸の中だけ”という曲。

自分が通っていた小学校に忍び込んだら、その校庭で30年前の自分(少年)に出会った、という内容。

今の自分と少年が会話する部分がセリフになっている。




少年に「幸せなんだね」と聞かれて、

「どうだろ?幸せなのかな?そもそも幸せって一体何だろうねぇ?」

と答える僕。

すると少年は、

「夢中になれるもの持ってるって事だろ?そんな事もわからなくなっちゃったの?」

と言う。



このフレーズを聞いたとき、思わず泣いてしまって、「どうかしてるぞ自分」と慌てた。

なんで泣けたか今もわからない。涙もろいのも年のせい?






好きなバンドがあって、ライブが何より好きで、その気持ちは若い人にも負けない、って思う自分と、

負けないって誰と勝負してんだ?ムリすんなよ、って自分を笑う自分がいる。


遮二無二ライブに行くのも残り時間が少ない夕暮れ時だから、っていうのもホントの気持ち。




それでも誰かの目を気にしたり、誰かと争ったりする時間があれば、夢中になれるものを大切にしてたくさんのひとや音楽と出会うほうがいいな。同じ時間を過ごすなら。




いつかは夕暮れ時を迎えるのなら、でっかい夕陽を沈めてやる、と思ったのでした。




そんなことムキになって考えるなんて変なおばさん、って自分でも思うけどね。