出演:cinema staff / THE NOVEMBERS / スクイズメン
(1枚目の写真、写ってしまっている方、ごめんなさい)
神戸スタークラブの名物店長だった松原さんがそこを辞められて、新しく造られたハコが『太陽と虎』
以前URBAN SQUAREというライブハウスがあった跡地に造られた。
工事中から気になって何度か見に行ったモノ好きなわたし。
そのときの写真がこれ↓(6/4時点)
6月にプレオープン、7月にグランドオープンした。
わたしも早く行ってみたくてHPのスケジュールをチェックしていたが、なかなか予定が合わず、どうせなら思い出に残るよう、好きなバンドのライブのときに行こうと思った。
そうしてじりじりと待っていたら、8/13にcinema staffがTHE NOVEMBERSを連れてきてくれるというニュースが!
しかも、地元神戸でTHE NOVEMBERSのライブを観るのは初めてだ。
ていうか、今まで神戸に来たことあったっけな?
少なくとも3年前に彼らを知ってからは、無かった気がする。
(と思ったら、昨年10月にART-SCHOOLのツアーのゲストでスタクラに来られていた。ライブが続いたので躊躇していうるちにチケットが取れなかった、ような記憶が)
お盆なんて関係ないうちの職場は、世間が休みでも通常勤務。
仕事が終わってダッシュで太陽と虎(略してたいとら)に向かった。
高架下の小さいライブハウスの前には、すでの長蛇の列ができていた。
(cinema staffのツアー中、全公演に帯同しているTHE NOVEMBERSのセトリなど、ネタバレが下にあります↓それと、ライブ以外のことが長いです・・・)
わたしの整理番号は103番。列の真ん中へんに並んだ。(タイトラのキャパは公称250)
スタッフの方が「お待たせしました!ただいまから開場しまーす!」と言われたら、松原さんも出てこられた。
え?ちょっと痩せはった?
酒量減らしたのかな?(ナイやろ〜)
苦労されたのかな?(あるかも・・)
オトコマエ度が上がった気がする・・・(気のせいか?)
番号を呼ばれてもみんが前に詰めなかったので、
松原「どんどん前に詰めてくださーい。怖くないですよー」(笑)
それでも動きが少なかったので、再び松原さんが、
「前に詰めてくださーい。らしくないですよー!」(笑)
いや〜、ライブ前から笑わせてくれました。
もうすぐ呼ばれるなー、と待っていたら、やたらかっこいい男性の集団が太陽と虎の入り口に近づいてきた。
!!
THE NOVEMBERSのメンバー4人だ!
「きゃあきゃあきゃあ!」
ミーハーのわたしがそう頭の中で叫んでいたら、松原さんが4人に向かって、
「当日券の方は後ろに並んでくださーい!」
メンバーずっこけながら大笑い。それ見た客も大笑い。
彼らを横目で見ながら、番号を呼ばれたので受付の前に進むと、4人がニコニコしながら入って来た。
入り口が狭いので、通路を空けるべく壁にくっつくわたしの前を、彼らが通っていく。
最後に入ってきた小林くんと目が合ったので、何か声をかけようとしたが、とっさに出た言葉は
「お疲れさまです!」
まだ今からライブなのに・・(涙)
気の利いた言葉ひとつ言えず残念な思いだったが、それでも珍しい松原さんとの絡みを見れてとっても幸せだった。
太陽と虎の中に入ってびっくり!
当然のことながら造りはURBAN SQUAREのときと同じで、受付を通ったら左手にドリンクカウンターがあって、フロアとの境目にでかい柱がある。
そこから5cmくらいの段を降りたら縦長のフロアがあって、狭いが高さはそこそこあるステージがある。
柱や壁の上の方には蔦が這っていて(作り物だけど)、まあそこまでは普通のライブハウスなのだが・・・
フロアのかみて側の壁の高い位置に、でかい誰かの写真が飾ってある。誰?と目をこらしてみると・・・・
パンダ!?なぜ!?しかも笹食ってるし(笑)
えーっと、高校の音楽室にモーツアルトやバッハの写真が飾ってある感じ。または、校長室に歴代の校長の写真が飾ってあるような・・・
そのパンダは、高いところから客を見下ろしていた。(見守っていた、の間違いか?)
ステージとフロアの間には柵があって、ステージの両脇前方には四角いお立ち台のような台があるのだが(もしかしてスピーカーだったかも?)、そのかみて側の台の上には、でかいペンギンの置物があった。
柱や壁の蔦をよく見ると、すきまに鳥やなぞの物体がぶら下がっていて・・・ライブなくても探検して楽しめそう。
どうやら、遊び心満載・・・というより、遊び心オンリーで造ったハコと見た!
そしてフロアの後方、客の頭上には、しっかり組んだ屋根裏的なスペースがあって、そこにPAや照明の機材がセットされているようだ。このへんはスタクラと同じだ。
あと、ドリンクカウンター前のスペースからは柱が邪魔でステージが見えないが、その柱に結構立派なモニターが設置されていた。ふむふむ。
そしてトイレはもちろん(?)、『おす』『めす』という表示(笑)
狭いフロアではあるが、お客さんはいっぱいで、熱気があふれていた。
初見。神戸発のバンドらしい。
ギター&ボーカルの井上くんを真ん中に、しもてにキーボードの三好くん、かみてにドラムの影山くん(サポート)、そして井上くんの後ろにベースの今埜くんという珍しい配置。
井上くんの声が想像していたより高くて透明感があって、激しい曲調のときはやや声質と合わない気がしたが、徐々に聴き慣れてきたのか、後半の曲はしっくりと聴けた。
それでも、少し抑え気味にしっとり歌うほうが似合っている気がするのだけど。
「シネマスタッフさんにはよく声をかけてもらって、一緒にライブさせてもらっています。
シネマの辻くんは、このツアー中頭にケガをして6針縫ったそうで、心配してましたが元気そうでした。
今日もまた額をわるでしょう・・・ウソだよ。ごめん。」(笑)
7曲演奏されて終了。
103番ということで、小林くんのギターを弾く指の見える場所には行けなかったが、やや後方ながらど真ん中、前には大きい子がいなくて視界良好。小林くんと正対する位置なのでよしとしよう。
小林くんの歌っている表情を見るのが何より好きなので。
01.chernobyl
02.sea's sweep
03.I'm in no core
04.dysphoria
05.こわれる
06.白痴
07.バースデイ
08.Misstopia
さっきライブハウス前で見かけたときは、小林くんは赤いTシャツでリラックスされていて、そうしているとただの普通の金髪のお兄ちゃん、なのに、
黒いシャツ着て金の髪をセットして、ギター抱えてステージに立つと別の生き物になる。
当たり前のことながら、不思議だ。
大きな拍手に迎えられ、最後に登場した小林くん。
何を思ったかステージかみてのペンギンに近づき、それを抱えて最前の客に手渡した。
そして右手をぴっとしもてに向けて「向こうにまわして」という動作を。
最前のお客さんが順々にペンギンを移動させている光景は、後ろから見るとペンギンが海を泳いでいるみたいだった。
そしてステージの反対側の台の上におさまるペンギン。
小林「(足元を指して)今日ここが、われらのケンゴ・マツモトのオンステージになるよ。」
ああ、ペンギンが邪魔だったのね(笑)
客に運ばせるところがニクいなあ。
アパートの螺旋階段の
手すりの色はミントグリーン
“chernobyl”はじまりでびっくり。
3曲連続で突っ走る。
“I'm in no core”をライブで聴くのは初めてだ。
彼らの曲の中でも、特に過激な歌詞だ。(そういうのいっぱいあるけど)
3曲終わって
「こんばんは、東京から来たTHE NOVEMBERSです。いい夜にしましょう。」
だったかな?
“dysphoria”〜“こわれる”〜“白痴”
こんな3曲、連続でやられたらこわれますって!
ケンゴさんも珍しく前に出たり台に乗ったりして客を煽る。かっこいい!!
正面に見える小林くんの顔をガン見しながら聴いていたはずなのに、気づいたらヘドバンしていた。
ああ、もっと前に行きたい!小林くんの指がギターの弦の上をスライドするのを、足がエフェクター踏むのを見たい!
そんな衝動と闘いながら、おとなしく観たのに汗びっしょりに。
対バンなので曲数少なく、“白痴”で終わるのかと思ったら、ギターを置いて楽屋に下がったのはケンゴさんだけ。
???
小林「もう少しやるよ。」
おおっ!
小林「ここの守り神である彼(ペンギン)を動かしたから、彼(ケンゴさん)の弦は神に召されました。」(笑)
ああ、なるほど。見えなかったけど弦が切れたのね。
ケンゴさん、別のギターを持って再登場。
小林「ここ(太陽と虎)、おもしろいね。東京にはこんな素敵な場所、ないよ。
東京のライブハウスは、君はマルクスを読んだかい?って雰囲気だけど(笑)
ここは、(パンダの写真を見上げて)パンダや、ペンギン様やあのへん(柱を指さす)や・・・男子トイレにはいかがわしいモノがあった(笑)
僕は東京のライブハウスは好きでも嫌いでもないけど、
ここはめちゃめちゃ好きだ。」
客「うお〜」
松原店長、後ろのPAから、「もっと言って〜」(笑)
小林「僕は東京のライブハウスは好きでも嫌いでもないけど、
ここはめちゃめちゃ・・・(ピックを持ったまま手のひらを客に向け、指を天井に向けた)」(笑)
客「うお〜」
松原「・・・(何か言った?)」
小林「うるさい!(笑)
(そしてしれっとした顔で)
48年生きてきて、こんなに温かくされたことがないので、胸がいっぱいです。」(笑)
松原「・・・おっさんなんや・・・ 」(爆)
笑いのビッグウェーブが(笑)
「マルクス」と「いかがわしいモノ」、そして「48年生きてきて」がツボに入り、しばらく笑いが止まらず。
このあとの曲、本当に“バースデイ”だった?(え)
そしてその(おそらく)“バースデイ”のアウトロから“Misstopia”のイントロへと続くギターの音に、ゾクゾクした。
ああ、今度こそラストだ。
きみの心のやわらかいところで
僕は膜になりたい
すべてを許せるような
11月のワンマン、待ち遠しい。
去年はチケットを取りながら病欠だったので、今年こそ。
今日は神戸まで来てくれてありがとう!
THE NOVEMBERSが終わったら後ろに下がり、トイレへ。
男子トイレに入りたい誘惑と闘いながら、女子トイレへ。
・・・普通のトイレだった。(何を期待してることやら)
それからドリンクカウンターのお姉さんとお話しながら次のシネマを待った。
時間が遅くなるので、途中で抜ける予定。
ボーカルの飯田くんの声は、ノベンバ・小林くんとは真逆な感じの声で、聴いていてとても気持ちよかった。
そして、途中で帰るつもりで一番後ろにいたが、中盤の「新しいアルバムからの曲をやります」と言われた以降の曲がとても良くて、結局最後まで聴いてしまった。
特に、最後の歌詞が「のたうちまわる〜」っていう曲(おそらく)が気になる。なんて曲だろう。(→“制裁は僕に下る”だそうです。ありがとうございました!)
覚えているMC:
・「岐阜から来たシネマスタッフです!」
・ベース・三島くん「ツアータイトルの“想像上の辻”は辻のことです。今日は辻が喋ります!」
・一瞬困った顔をしたギターの辻くん、ボーカルマイクを借りてMCを。
詳しくは覚えていないが最後に、
辻「こんなに優しい人たちに囲まれて、僕は幸せです!」
店長・松原「ウソつけ〜!!」
辻「・・・・(ヤジで頭が真っ白になった様子)」
松原「やっぱりウソやったんかいな。」
辻「打ち上げがんばりますから許してください!」
三島「それじゃあ(お客さんに)伝わんないよ!」(笑)
・三島くん?「さっき小林さんも言われてましたが、ここの男子トイレは本当に怪しげで・・・女子トイレも見せてもらいましたが普通のトイレでした。」(笑)
気になるぞ、男子トイレ・・・
・飯田くん?「ノベンバーズやスクイズメンの力を借りながらですけど、神戸でこんなにたくさんのお客さんに来ていただいて、嬉しいです!」
・アンコールで再登場。
辻くんはでかいアヒルの人形を抱えて登場。
辻「こんないいものいただきました。ありがとうございます!」(笑)
松原「返せよー!」(笑)
三島「皆さん時間は大丈夫ですか?
たいとら的には大丈夫ですか?」
松原「だめー!」(笑)
と言いつつ1曲アンコールをやってくれた。
ライブは楽しかったし、太陽と虎は居心地よかった!
入場時にもらったドリンクチケットはカードになっていて、スタッフさんに教えてもらうまで気づかなかったけど、このカード、絵柄が20種類以上あるそうだ。
そして裏には店長さんのコラムが書いてあった。
(画像アップ、店長さんに許可をいただきました。ありがとうございます!)
スタッフさんのお勧めはイルカのカードらしい。
そのカードが当たるまで、通わなきゃいけないかな?
『music zoo KOBE 太陽と虎』が神戸の名所となりますよう、ご活躍をお祈りします(笑)
誰の?やっぱ松原さんの。
さあ、みんなもHPをチェックして、太陽と虎に足を運ぼう。
(注・太陽と虎のまわしものではありません 笑)