星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

 眠れない日は眠らない

6月4日に「花粉まじりの孤独にくしゃみします」というタイトルで書いた日記に、今でもコメントをいただいている。
 
 
 
その中にはわたしと同じような境遇の方もおられる。
おとなになっても心に傷跡が残っている。もうカサブタになっていても、いつそれがはがれて新しい傷になるかわからない不安のようなものを抱えておられるんだな、と思う。
 
 
そのうちの一人の方は自分の体験から、「片親がいないということは、かわいそうと思われるものなのでしょうか・・?」「やはりどこかで性格がゆがんでる感じがする」と言われている。
 
 
何もお返事できなくてごめんなさい。自分で自分がかわいそうとは思ったことはないですが、どこか欠けた部分があるのかな、とわたしも思ったことがあります。
 
 
「この指パパ、太っちょパパ・・・♪」っていう歌があるでしょ。(歌詞はうろ覚え)あの歌が嫌いでした。嫌いっていうのじゃなく、この歌を楽しそうに歌っていると、周りの人が不憫だなって顔して見るんです。・・・やっぱりかわいそうって思われてたんですかね。
 
 
でも最近、離婚なんて簡単でしょ。バツイチなんて言葉が普通にあって、わたしたちが悶々と考えているのがアホみたいにみえる(笑)。
 
 
 
ついさっきコメントを書き込んでくれた方は、「最近やっとお母さんに、別れたお父さんに会いたいって言えた。お父さんは会ってくれるだろうか」と不安だとのこと。
 
 
前にも書いたけど、わたしは一度も会いたいと思わなかった。でも小学校に入学するときに父がランドセルを贈ってくれて、一度でいいからわたしに会いたいって言ってきたことがあった。でも母がガンとして「会わせない」って言ったらしい。
 
 
それをあとで聞いて、「お父さん、かわいそう」って思ったんだ。自分はどっちでもよかった。小さい頃からヘンな子でしょ。
 
 
わたしの結婚が決まったときに叔父(母の弟)が、「お父さんに報告したほうがいいよ」って言ってくれたけど、結局言わなかった。今さら会って話すことないしなって。薄情な子?
 
 
「お父さんに会いたい」っていう言葉を目にして、わたしに欠落しているのはこういう感情だなって思った。
 
 
会いたいときに会ったほうがいいと思います。会えるといいですね。
 
 
 
わたしなんか特別不幸なわけでなく、むしろ恵まれているほうで、ものすごく悩んで眠れない日があったとしても、黙って愚痴を聞いてくれるひともいて、だから誰かの支えになったりアドバイスなんかできないんだけど。
 
 
それでも最近わかったことがあってね。
 
 
寂しさや悲しさをひとりで抱えていると、どんどん自分の中でモンスターみたく大きくなってそのうち自分が食われちゃうから、その前にどこかに吐き出したほうがいい、ってこと。
 
 
わたしにとってはここがその場所かな。で、見ててくれるひとに心配かけてちゃ世話ないけど(笑)
書いてみて初めて自分が何考えて生きてるのか見えてくることもよくあるしね。
 
 
親でもきょうだいでも友達や恋人でも、匿名のネット上でもいい。どこかにそんな場所、みつけられたらいいね。
 
 
 
 
“割が合わないのが人生 少し不幸がうまくいく
肩に力入れるくらいなら いっそとぼけていたい“
 
(空/スムルース


コメント プレイバック

昨日のコメントについて書いてあってびっくり!
今までは会いたいって思っても会う自信がなかったのですが、
最近あゆのMemorial Addressって曲を聴いていまどっちかが
死んでしまったら‥って考えたら今会わないと後悔すると思いました。
友達に言ったらあってくれr
Posted by あや at 2005年06月21日 14:54