星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

CAPITAL RADIO’08 in 大阪@BIG CAT(5/31)

出演:フラワーカンパニーズ怒髪天THE BACK HORN




朝からの雨も上がり、傘を持たずに大阪に行けてヨカッタ。(傘持つの大嫌い)


Tシャツつきチケットだったので、列に並んで黄色のTシャツと引き換えて、先に来られていたMIRUさん、とらさんにご挨拶。

そのあとひとりで腹ごしらえしてから開場時間を迎えた。



心斎橋のアメリカ村にあるBIG STEPというファッションビルの4階にあるBIG CAT。

なんばHatchほど大きくなく、フロアに柵もないここBIG CATが最近好きになりつつある。

ステージも高くて見やすいし、なんと言っても開場前に並ぶところが中の階段なので雨でも楽。

なんで大猫(BIG CAT)という名前がつけられたのかが気になるところ。



3バンド出演のイベント。


主催の“CAPITAL RADIO ONE”とは、音楽モチーフにこだわった京都のインディーズブランドで、WEB販売やロックバンドのツアーTシャツやロックフェスのグッズ製作、ロックフェスに出店するなどされているそうだ。(オフィシャルより)


前日の名古屋編は、THE BACK HORNではなくTOMOVSKYだった。

先にフラカン怒髪天の出演が発表された時点でチケットをゲットしたので、整理券番号は74番だった。



がんばればかなり前に行けたが、以前クアトロであったTHE BACK HORNのライブでエラい目にあった経験があったので、7列目あたりをうろうろすることにした。


続々と入って来る人の流れを見ていると、お久しぶりのいなざわさん発見。

開演までふたり並んで、THE BACK HORNの豆知識を教えてもらって楽しかった。ありがとう。




客電が落ちて、ステージにCAPITAL RADIO ONEの社長・梶さん登場。

前説・・・おもむろに紙を広げてそれを読んでおられたが、紙を持つ手が震えてその音がマイクに入っていた。

それでも内容はかなりおもしろく、

「今日はピーズを観ずにこっちに来てくれて有難うございます。」(笑)


今日はBIG CATから徒歩7・8分のところにあるクアトロで、ピーズワンマンがあるのだ。(かぶらなければそっちにも行きたかった)


「昨日の名古屋はバックホーンではなくトモフスキーさんでしたが、怒髪天のマネージャーさんが感心しておられました。どのバンドのライブも凄い盛り上がっていたな、って」

怒髪天さんにもフラカンさんにもいつもお世話になっています。バックホーンさんもよろしくお願いします」(笑)

CAPITAL RADIO ONEで何種類かバンドTを作ってもらっているらしい。そういえばピロウズも作ってもらったよね。


「業務連絡はこれくらいで(笑)、次は伝言です」


伝言?



  バックホーンだけ見て帰る奴はぶん殴る!!”


怒髪天の増子さんからです。(爆)

なのでロビーなどに出る際は十分お気をつけください。

“す・水分補給です”と言ってくださいね。”」



場内大爆笑。


もし一部のお客さんの間でギスギスした雰囲気があったとしても、すっかり和やかな雰囲気になった感じ。

グッジョブ!増子さん。(いや梶さん?)





THE BACK HORN


01.サニー
02.罠
03.ジョーカー
04.風船
05.覚醒
06.コバルトブルー
07.刃


メンバー登場で後ろからたくさんの、“前に行かせて”オーラを発しているお客さんがやってきたので通してあげた。

それでもあまり下がらなくてすんで、メンバー4人がよく見える位置をキープ。いつの間にかいなざわさんとははぐれてしまったけど。



ドラムの松田くんがMC。

「これからも、20年も30年も続いていく、フラカン怒髪天というベテランのバンドと一緒にライブができて嬉しいです!

そういう僕らも今年10周年。若いとは言えないですけどね」



前で盛り上がる若い人たちを見ながら、栄純さん(さん?)の頭どんなになってるんだろとか、山田くん歌っている姿綺麗やなー、なんてぼんやり考えていたら、『ジョーカー』


 
 父も母も強くなれと、もっと頑張れと言います。

 僕の姿が見えますか? 誰か僕を見つけてくれ。



背中がゾクッとして一気に引き込まれた。

ぼんやりしててごめんなさい。



はじめは熱い3バンドなのでペース配分を、と思っていたのに、『コバルトブルー』のイントロが聴こえた途端、前の人の脇をすり抜けてモッシュゾーンに突っ込んでいた自分がいた(笑)


ラストの『刃』でも飛んで、終わったら汗びっしょり。いや〜、かっこよかったね!バックッホーン。



暑くて頭がぼ〜っとしてきたので深呼吸をしにドアに向かった。“す・水分補給です”と言いながら(笑)





水分補給してからまたドアの中へ。

お客さんいっぱいだったのでフロアの真ん中あたりで待機。

ステージは幕が閉められているので次が何かわからない。怒髪天かな?


・・と思っていたら、“コケコッコ〜〜〜”と鶏の鳴き声が聞えて竹安さんの姿が見えた。

わっ!フラカン


慌てて前に行った。圭介さんの前6列目くらいまで。




フラワーカンパニーズ


01.馬鹿の最高
02.恋をしましょう
03.くるったバナナ
04.脳内百景
05.深夜高速
06.この胸の中まで
07.YES,FUTURE
08.真冬の盆踊り



フラカンとの出会いは2006年5月のSET YOU FREEファンダンゴ

ライブってこんなに楽しいものか!と初めて教えてくれたバンド。


5月初めのGOING KOBEで『この胸の中まで』を聴いて、そのとき買いそびれたシングルを今日こそ買おうと決意してきた。


いきなりの『馬鹿の最高』でテンションが上がる。


『恋をしましょう』をライブで聴くのは初めてだ。



 恋って言う字を書こうとしたら変っていう字になりました 


の歌詞は、おかしいやら切ないやら。



「久しぶりの曲をやります」と『くるったバナナ』

タイトルが思い出せずあとで人から教えてもらった。



『脳内百景』を聴くのも久しぶり。何せ去年1年、フラカンのライブに行けなかったもの。


『深夜高速』のイントロはちょっと?だったが、圭介さんの声は相変わらずすごい。




●圭介「バックッホーン、フラカン怒髪天…よくもこれだけ暑苦しいバンドを集めたよね。

しかも一番若いバックホーンからやっちゃったんで、あとは平均年齢上がってくだけ。

楽屋の匂いも違うんだよ、僕らや怒髪天バックホーンじゃあ」(笑)



●圭介「増子さんからの伝言を訂正します。バクホーンだけ見て帰る奴はぶん殴るって言ってたけど、ぶん殴るじゃなくて、

“ぶっ殺す”(爆)

増子さん、ホントに強いから。怒ったところ見たことないけど。

楽屋ではずっと喋ってて別の意味で怖い。」(笑)


「なので後ろのドアは鍵がかかっています。開けても増子さんが立っておられます。」(爆)



●圭介「先月ライブ会場限定シングルを出したんで今日は買ってってください。あ、ドア鍵がかかってるから(笑)ライブ終わってからね。」



●圭介「さっきバックホーンの松田くんが言ってたけど、もうベテランバンドって立場なんだよね。

そういえば山田くん、色気あるよね?楽屋で後ろから見てたら抱きつきたかったよ〜(笑)

増子さんも山田くんのこと、“俳優さんみたいだなー”って(笑)


俳優といえば、ここ(グレートマエカワ・・前さん指して)にも俳優がいるから。

『人間爆発』って映画に出たんだ。彼しかできないから。」(笑)


前さん「6月に大阪でも上映するみたいなんで観にきてください。」


●前さん「7月にはシャングリラでワンマン2days。

初日は昔の古い曲やるから、最近の曲が好きな人は来ないでください。」(圭介さんが“いや、来てよー”と)


あー、1日目と2日目、内容が全然と違うのね。2日目しか行けないけど。




あと圭介さん、前さんのことを「アマゾンで新しい民族が見つかったから」と言ってみんなを笑わせてくれた。

前さんはそれ聞いても涼しげな顔をしていた。



『この胸の中だけ』でまた泣いてしまった。圭介さんの声に、言葉に。


校庭で出会った少年(30年前の自分)に、「幸せってなんだろうね?」と問いかけたら少年はこう答える。



 夢中になれるもの持ってるって事だろ?

 そんな事もわからなくなっちゃったの?



ライブのあと後ろにいた男の子たちが、「あの曲、ヤバいよな!」と話をしていた。



最後はモチロン『真冬の盆踊り』

イベントはお祭りなんだから、やっぱりこれで締めなくちゃ。


踊り狂わせてもらいました(笑)




トリは怒髪天初めてライブを観る。曲もほとんど知らない。

今年2回、ライブに行くチャンスがあったんだけど仕事が終わらず行けなかったので、今日を楽しみにしていた。

バンドTを着ているお客さんもチラホラおられたけど、意外とかわいいTシャツだった(失礼?)


めっちゃ暑くてもう膝もガクガクだったが、最後だ。がんばろう!




怒髪天


01.N・C・T
02.好キ嫌イズム
03.ロクでナシ
04.五月の雨
05.ドンマイ・ビート
06.ビール・オア・ダイ
07.酒燃料爆進曲
08.サスパズレ


En
01.ヘベレ・ケレレ・ヨ〜



セットリストはわかりませんが、このへんの曲をやったそうです。もっとたくさん曲がありましたが

(ナナさんところから頂いてきました。ありがとうございます)



“日本が誇る、JAPANESE R&E(リズム&演歌)バンド”とはどなたの言葉でしょう。ぴったり〜(笑)



●幕が開いたらメンバー全員が思い思いのポーズをしてフリーズ状態。(マネキンみたいに)

増子さん、おもむろに手に持っていた櫛(?)をフロアに投げ入れ、


「残ってるじゃねえか。生かしといてやるよ!」(笑)


誰も帰れませんよ〜怖いもん(笑)



●増子さん、「すごいよねー、バックホーンは武道館バンドだよ?これは何の罰ゲームなんだっていう。
出演順を知っていちばん驚いたのは俺たちですからね。」(笑)


「最初聞いたとき、リハの順番かと思ったよ」「一番でよかったんだ、早く終わってビールが飲めるし」とも。


●「フラカンとは昨日の名古屋でも一緒だった。

バックホーンとは久しぶり・・・でもねえか。アラバキで一緒だったな」


お客さんが“アラバキ行きました〜”と。その声のほうを見て増子さん、

「おう。アラバキ行ったのか?俺もだ(笑)偶然だな。

珍しくメンバー全員揃って行ったんだぜ。」(爆)




●「みんなピーズ行かなくて良かった。ハルさんもライブをキャンセルしてこっち来るらしいから。」(笑)



● 「この(BIG CAT)近くの、前にタワレコがあった場所かな・・まんだらけができたんだよ。
コスプレ喫茶があって、それがすごいの!そこにいる客がすごい。
オタクのコスプレですか?って感じ。
でもその客の会話についていける俺って・・・なんだかなあ」(爆)



● 「うちのメンバーの坂さんが遂に、痛風になりました!
それで俺も箔が付いたと言うかいよいよアダルトバンドだ。
“おう、うちのメンバー痛風になったんだよ”つって」(笑)

そして「ビールはプリン体が多くて良くねえな。焼酎にしよう。」って。




●「アフリカで新たな原住民が発見されたらしいけど、今日は来日してベース弾いてたな。(前さんのこと)

一番初めはギター弾いてた。(手のひらを後頭部で立てて)こーんな頭してたな!(栄純のこと)」


バックホーンファンもフラカンファンも大爆笑。




●『サスパズレ』では曲が終わりそうで終わらなくて、MCが挟んでまた曲が始まって・・・


「ハルさんが来るまでひっぱろうかと…シンちゃんは“絶対に行かねー”とか言うんだよ!」(笑)




アンコールで再登場した増子さん、

「ハルさんが来るのを待ってんじゃねえだろうな?」(笑)


『ヘベレ・ケレレ・ヨ〜』(という曲らしい)

CAPITALの社長・梶さんもステージに呼ばれてコーラスで参加。袖にいたら突然引っ張りだされたとか。

スタッフの方だろうか、その社長の雄姿をステージ袖から写メ撮っている姿が見えて、微笑ましかった。



そしてアウトロでの増子さんの一言は、

「Tシャツもフォーマルになる。」



意味不明〜〜(笑)


もっともっとおもしろいMCがあったけど、とにかく・・・


曲もMCも聞いていて元気が出る。すごい才能だね、あれは。



そして無性にビールが飲みたくなって困った。






すべて終わってもう一度CAPITAL RADIO ONE・梶さんのご挨拶。

「途中で帰る人もなく暴力事件が起きなくて良かったです。」 (爆)


暑さでフラフラになりながらも気分よくロビーに出たら、物販に圭介さんと前さんがおられた。

念願の『この胸の中だけ』のCDを買って、おふたりに握手をしてもらった。

「シャングリラ、行きますね!」と言ったら、「ありがとう!!」って素敵な笑顔を返してくださいました。



どのバンドのファンとか関係なく、気持ちよく楽しめたいいイベントでした。



CAPITAL RADIO ONEさん主催のこのイベント、今回が第1回とか。

また次もお願いします。

Tシャツ作ってるあのバンドも次にはぜひ呼んでくださいね!