星と石ころ日記

神戸在住。風の吹くまま気の向くまま。

the pillows TOUR 08 LOSTMAN GO TO CITY@名古屋BOTTOM LINE(12/10)


前日に引き続きピロウズロストマンツアー。

でも今日は仕事を終えてから新幹線に飛び乗ったので、開場どころか開演にも間に合わないかもしれない。


何人かの友人の「がんばれ」メールに励まされながら、大きな荷物は名古屋駅のロッカーに入れて、構内を地下鉄の駅まで走った。


地下鉄の中で19時を迎え、「開演に間に合ったらよしとしよう」が、「Beehiveに間に合ったら・・・」「せめてサリバンになりたいが聴けたら」と、変わっていく。


サリバンになりたい、じゃあもう終盤じゃん!

でもピロウズの曲、1曲1曲が短いからなあ。

こんなときに限って時間通りに始まるんだよなー。




地下鉄東山線今池駅で降りて3番出口に急ぐ。階段を上がったら目の前にボトムラインの入り口が。近っ!

ドアを開けて中に入ると物販の準備をされているスタッフさんが数人おられ、受付は2階ですよと教えられて階段を駆け上がる。



19時20分。

チケットを見せていたら、ドアの向こうからさわおさんの歌う声がもれ聞こえた。


“Fun Fun Fun OK♪”

あー、4曲目だ。




フロアに入るとわっと熱気が襲ってきた。

今日もSOLD OUTらしく、お客さんがいっぱい。

上着だけを入れたバッグをロッカーの横に置いて(ロッカーは満員)、後ろのほうにある柱の横からステージを観ることにした。



01.Rain Brain
02.STALKER
03.Degeneration
04.Fun Fun Fun OK!
05.Juliet
06.Sick Vibration
07.Beehive
08.Moon is mine
09.ウィノナ
10.昇らない太陽
11.Nowhere
12.Wake up,Frenzy!
13.サヨナラサマー(puffyへ提供した曲のセルフカバー)
14.シュガー・ナイトメア(V6へ提供した曲のセルフカバー)
15.Skim Heaven
16.HEART IS THERE
17.SUICIDE DIVING
18.サリバンになりたい
19.Ritalin202
20.Mole Town Prisoner



En
01.Paper Triangle
02.ムーンマーガレット


(SE) Beehive


En
03.No substance




●「必死で作った曲があまり認められないかと思えば、さらっと作った曲が意外に評判がいいことがあるんだ」と、『Beehive』


あー、よかった、間に合ってよかった、と思いながら後ろのほうで飛んだ。

後ろのほうって言っても横長のフロアなのでよく見える。

わたしを大きく産んでくれたおかーさん、ありがとう!(笑)



柱には大きめのモニターがついていた。さらに後方、ロッカーがある付近は少し床が高くなっていた。見上げれば2階席もあるようで、頭上にお客さんが見えた。



●『昇らない太陽』のくだりは大阪より詳しく。

当時所属していた某レコード会社の社長が途中で代わって、ピロウズは売れないと思われたのかないがしろにされるようになってきた。


「CDが売れなくなってきた時代だったから・・・

その頃もライブではお客さんがたくさん入るようになっていたけど、君たちだってCD買わずにコピーしたりするだろ?ライブに来たお客さんがみんなCD買ってくれたら、○○万枚売れるはずなのに・・」(笑)


「『バビロン 天使の詩』のPV知ってるか?」(笑)

外国のバンド?のPVを真似てチープ感を出そうとしたのに、ほんとにお金がなくてチープになっちゃった、と。

これ?(笑)↓



“あのPV好きだよ!”とお客さん。


「うん、悪くないんだが俺が思い描いたものとはかけ離れてしまったんだ。


それで・・・あ、話が長くなるけどいいか?

マニアックファンばかりだからいいよな?(笑)



いろいろうまくいかなくて、もう駄目なのかな?と思って、初めてメンバーに相談したんだ。

そしたらシンちゃんは、“リーダーについていきますよ”って」



おおっ!


「・・・シンちゃんは、ただめんどくさかったんだと思う」(爆)



「Peeちゃんは、今までどおり『Thank you, my twilight』みたいなアルバムを作ったらいいんだよ、と言ってくれて・・・」


おおっ!


「でも全然違う感じのアルバムを作っちゃったんだけど」(笑)


「(昇らない太陽は)ツアーで青森に行く途中でできた曲なんだけど、俺凹んで鬱だったんだけど、いい曲できたな、って楽しくなっちゃって」(笑)


「その曲をやるよ。・・・泣いてもいいぞ!」(笑)


ぐっ!泣かへんもん。

でも、ネタバレしてても感動してしまった。




●「ボトムライン、久しぶりに来たな。

15年くらい前、まだ今みたいに売れてなかったMr.Childrenと対バンで来たんだ」


えー!という驚きの声と、「観たよー!」という声が混ざる。


さわおさん驚いて、

「え?観てたの!?・・・・(そのお客さんを見て)じゃあもう若くないんだ」(笑)



そしていたずらっぽく笑って、

「俺たち、なかなか人気出てきただろ?」


・・・ここで泣けた。なんでやねん。でも泣けた。




puffyのカバーをやる、と聞いて、盛り上がるバスターズ。

「でも、CD買ってないだろ?」(笑)


「苦手だが、乙女心満載でやるよ!」(笑)



●V6のカバーをやる前。


三宅健くんがピロウズのファンらしくて。

で、彼に“どんな曲がいいの?”って聞いたら、“サードアイみたいなのがいいです!”って」


おおっ!


「楽器持たずにサードアイみたいなの?って言うと、“ロックがやりたいんです”って言うんだ。


それで16ビートで、ロックで、でも振り付けが入ってもいいように考えて作ったんだけど・・・何もはいってなかったな!」(笑)



三宅くん、サードアイとは、お目が高い!(笑)



●『Skim Heaven』が終わったあと。


「このツアーでまだやってない曲をやろうと思う」



え!!大阪ではセトリを変えるのは無理、みたいなことを言ってたよ?


「練習してたらいい感じだったんだ」



タンタタタッタ、タタッタタンタのドラムの音。この曲は!


「HEART IS THERE!

ウ〜〜〜〜〜〜1・2!」



一緒に叫んだあと、ジグザグにお客さんの間をかき分けながら前に進む。

気づいたらさわおさんの前6列目に(笑)



大大大好きなこの曲。もうひとつのブログのタイトルにつけるくらい好きなのです。

笑いながらモッシュしてしまいました(汗)

でも、同じような子たちがいっぱい。




それで、そのあとはさわおさんとPeeちゃんの間に棲息(笑)


もう一度聴きたかった『サリバンになりたい』からラストまで、久しぶりにモッシュゾーンで。(あれ?昨日は?)




●『ムーンマーガレット』


そういえばこの曲、昨日初めてライブで聴いたんだった。また聴ける。



・・・なぜか涙が。え?ここ?


『昇らない太陽』では泣かなかったのに。

時々自分の気持ちがわからなくなるよ。






大阪と違って、このあと会場に『Beehive』が流れて、みんなで手拍子&大合唱。

終わったらWアンコールを求める手拍子。





そして『No substance』!


弾けるしかないよこれは。


BIG CATでわたしの隣の男の子が、「ノーサブ聴きたい」としきりに言っていたのを思い出した。ごめんね。



ライブ終了。


わたしはここでピロウズ納め。

寂しいけどしかたがない。


来年の20周年のお祝いライブまで、さよならかな?


それまでに、また会えるかな?





 無口な風が騒ぎ出して
 寂しい僕の庭に今
 両手広げて キミが咲いてる

    

心の中で『ムーンマーガレット』、歌いながら帰った。