OTODAMA'10〜音泉魂〜この道を・・・行けばわかるさ!@泉大津フェニックス(9/4)
暑い、暑いっ!!
9月になったというのに、先週のRUSH BALLより暑いんちがうか?の朝、先週より早く三宮のツアーバス到着場所に集合。
OTODAMAのツアーバス・神戸発のバスは、広島〜岡山を経由してやってくるらしい。
そうすれば少人数でも敢行できるからって。実際三宮から乗ったのは5・6人だったようで、ありがたいなー。
広島を2時に出発して、神戸は7時半出発。寄り道してもらって申し訳ないです。
約1時間で泉大津到着。
降りたら記念のグッズをもらった。(ツアーバスを予約したとき、グッズ引換券をもらっていた)それがこれ↓
それから1時間弱待って、ようやく門を通してもらって会場へと向かう。
出演者ののぼりがはためくなか、開場までまだ時間があったので、オフィシャルグッズ売り場へ向かった。
オフィシャルグッズには興味がないのだけど、今年のはかわいいデザインのものが揃っているので購入。(あとで聞いたら13時過ぎには完売したそうだ)
ビークルの売り場は早くも長蛇の列。さすがだ。ラストライブだもんね。
そのあとやっと開場。早く着きすぎると面倒だけど・・・グッズが買えたから良しとしよう。
なんとチケットは「2」のぞろ目だった。
同じ会場を使っても、RUSH BALLのときとシートエリアの仕切り方が違っておもしろかった。OTODAMAは、横にも仕切りのロープが張ってあって、動きやすい。
RUSH BALLのときにも会場に清水音泉ブースのテントがあって、へえーと思ったが、このOTODAMAにはGREENSのテントがある。イベンター同士、ライバルってわけじゃないのかな?
音楽で大阪・関西を盛り上げようってことかな?と思った。
早く入場できたので、動きやすいようにロープ脇にシートを敷いて陣地をつくった。
今日はOTODAMA初のSOLD OUTだから、どれだけの人がやってくるのだろう。
ひとりなので、シートは小さめに敷いておこう。
清水音泉主催のイベントらしく、出演順は「入浴順」、メインステージが「大浴場」で、小さいほうのステージは「露天風呂」。
その他、会場の隅っこにいくつかのテントがあって、それぞれ「源泉!ライブハウステント」「秘湯!SET YOU FREEテント」「貸切!宴会場テント」などが設置されている。
この小さいテントもおもしろそうで、去年は関西にあるライブハウスの店長の座談会(?)があって、それを見た次男がめっちゃ喜んでいた。
わたしもそっちも覗いてみようと思うのだが、観たいライブが多くて時間がない。
今年もまた、大浴場と露天風呂しか観れなかったのが残念。
では、観たライブを順に。(セットリストのいくつかは、OTODAMA風呂具=ブログからいただきました→http://otodama-blog.cocolog-nifty.com/blog/)
◆風呂沸かし ひとりTOMOVSKY
シートに座ってほっとしていたらトモフの声が。「お〜い!風呂沸かすぞ〜」
慌てて大浴場に小走りで向かった。
入場途中からライブが始まったので最初は客も少なかったが、徐々に人が集まってきて、
「お。増えてきた増えてきた。」と嬉しそうなトモフ。
01.歌う44歳(2番 夏の44歳)
02.ワルクナイヨワクナイ
03.うしろ向きでOK!
04.うしろの記憶
05.我に返るスキマを埋めろ
06.ほめてよ
とにかく・・・ユルかった!(笑)
時々自分の携帯を取り出して時間を確認しては
「僕の持ち時間は20分。あと7分!」(笑)
「僕ってエラいと思わない?こんな大きなステージでひとりでやって。」(笑)
「永ちゃんばりにタオルを投げるんだ・・・あ、このタオル、かわいいでしょ?」(笑)
と、いきなりグッズの紹介。
水色の地にピンクのネコの絵のタオルのことを
「にゃんこのタオル、略して“にゃおる”!今日500枚持ってきてるよー」(笑)
2曲やったあとだったか、突然トモフがちょうどわたしの後ろくらいに視線をやって、
「おい!なんでそんなところにいるんだ?」
と言うので振り向いたら、そこにはThe ピーズのアビさんが!
で、アビさんの音頭でみんなで「トモフ」コールを。
嬉しそうなトモフは、
「みんな愛らしいね!」
最初トモフはアコギで弾き語りをしていたが、“我に返るスキマを埋めろ”では伴奏がほしかったようで、
「じゃあ今からカラオケターイム!
こんな時間からカラオケやる44歳なんて僕だけ!」(笑)
この歌の途中で時間切れになり、曲をストップ。
みんなからブーイング受けたら、ステージ袖にいるスタッフを振り返って、
「僕の時間は20分?30分?どっちだった?」
と言って結局30分やってOKになって、カラオケを途中から再生して歌いきり、最後に“ほめてよ”をやってくれた。
「僕もそうだけど、オトダマ族はほめられたいはず。」って。
「オトダマ族」にウケた(笑)
あと、「みんな仲良し!」とか「ケンカするなよ!」って言ってた。
単純な「みんな仲良し」の言葉にめっちゃ感動してしまった。
強引に出演時間を延ばした感もあるが、楽しかったので良し。
つか、ステージ袖のスタッフさんが丸見えで、時間は「20分」って合図する人と、「30分やっていいよ」って両腕で○作る人と、分かれてておかしかった。あとでケンカになってなきゃいいけど(笑)
どんなに客が多くても、目的はそれぞれが違っても、今までどおりユルくていいんだ、って教えてくれたトモフは、最高の湯沸しだった。
◆入浴宣言 レイザーラモンRG&代打屋中川
えーっと、ここ省略していいですか(笑)
RGは持ちネタの「F1グランプリのテーマ」と「手羽先あるある」を歌いきって、川藤さんに扮した代打屋中川に突っ込まれ、客から「帰れコール」を受けていた。
また、特別ゲストの稲垣早希ちゃん・・・に扮したガリガリガリクソンが出てきて新ネタやったら、完全に引いた客からまた「帰れコール」が。
絶妙なタイミングで「帰れコール」をやったお客さんが素敵だった(笑)
このあと大浴場で始まったDOESのライブ。
最初に「今日のライブをビークルに捧げます!」って言われて、うっとなった。
フラッドを観るために露天風呂へ。
RUSH BALLと違って、大浴場と露天風呂の間に仕切りがない。
なので、隣のステージの声がよく聞こえるし、シートエリアの前のほうに設置されたスクリーンには両方のライブの映像が映されるので、それを観て楽しめる。
DOESのかっこいい演奏を聴きながら、露天風呂ステージの開演を待った。
◆露天風呂壱番風呂 a flood of circle
01.ブラックバード
02.泥水のメロディー
03.フェルディナン・グリフォン・サーカス
04.Human Lisence
05.Buffalo Dance
06.プシケ
07.象のブルース
3列目にいたが、2曲目で押しがきて1.5列目くらいに押し出された。
始まる前にとなりに、明らかに場所取りとわかる女の子がいた。
でかいリュックを、しかも口を開けたまま足元に置いて、ライブが始まってもしゃがんでメールをしている。
モッシュきたら危ないよ、って声をかけようとしたときに立ち上がって、直後にモッシュが。彼女が無事だったかは不明。
OTODAMAはそんなことしなくても大丈夫なのに。
9/15にアルバムリリースする彼ら。
「11月には心斎橋のクアトロでライブがあります!」
そしてその前に10月に太陽と虎にも来るよね?ああ、楽しみ♪
“Buffalo Dance”のときにベースの石井くんが、ステージから下に飛び降りて柵に登って笛(ホイッスル)を吹いた。
手を伸ばして腕にタッチ!あのときが最高の押しだった。
そんな石井くんと客を、佐々木くんがギターを弾きながらニコニコしながら見ていたのが印象的だった。
大浴場では次はTHE BAWDIES。
各ライブの時間設定が余裕を持たせてあるので、「どうしても最前列に行きたい」でなければ、前のライブを最後まで観てから移動しても十分間に合う。
それでもさすがTHE BAWDIESはお客さんがいっぱいだったので、シートに戻ってスクリーンで観た。
一発目からモッシュに巻き込まれて、暑いのもあってかなりの疲労。
それでもOKAMOTO'Sが観たかったので、水分補給してから露天風呂ステージへ。
◆露天風呂弐番風呂 OKAMOTO'S
01.Run Run Run
02.Beek
03.Baby Don't Stop
04.The Kids Are Alright
05.まじないの唄
06.Call Me Jack(新曲)
07.恋をしようよ
08.スマッシュ
「新宿から来たOKAMOTO'Sです!
実際昨日の夜新宿でライブして、夜走りして大阪に来ました!」
やっぱリズム隊、いいなあ!
ハマちゃんが前に出て客を煽るのを初めて見た!
ボーカルさんが一生懸命盛り上げようとされていて好感を持ったが、あの音だからそんなんしなくても十分盛り上がるんじゃあ、と思った。
そのあとシートで食事(と言ってもたこ焼き)しながら熱湯コマーシャルを見た。
フラカンの圭介さんが、「KINDAMA〜年越し音泉!謹賀魂〜」のコマーシャルを。
四星球も出てきて、熱湯風呂に入れたらKINDAMAに四星球も出演させてもらえる、ということになって、順番に「熱っ!」といいながら風呂に漬かっていた。
うーん・・・ここでも吉本のノリ?(笑)
最後に圭介さんを中心に、“元少年の歌”を。
フラカンは今年はSET YOU FREEテントで白眼充血絶叫楽団として出演するそうだ。
確か3年連続出演はできないというOTODAMAルールがあるって、どこかで読んだような。だからかな?
久しぶりにミドリが観たかったが、へばってしまってシートでスクリーンを観た。
セーラー服でないまりこさんは初めて観るな。
“あんたは誰や”で客の上に飛び込んで、「そっち違う!あっち!」と叫びながら客に運ばれていた。
シートの上でうとうとしてしまい、焦げ付きそうになって目が覚めた。
露天風呂のほうからザ・ビートモーターズの曲が風に乗って聞こえてきた。
かっこいいメロディやな、観たかったな。
◆大浴場四番風呂 長田進 with GRAPEVINE(GUEST 奥田民生)
01.MALPSO
02.CORE
03.愛ゆえに
04.風待ち
05.Roseblue
06.FLY
07.俺の車
1曲目、長田さんのギターと亀井くんのドラムのセッション。
かっこいい!
2曲目から田中くんたちも登場し、バインの曲と長田進 with GRAPEVINEの曲を交互に。
田中「今日は長田監督メインだから。俺らはバックバンドと化しています。」(笑)
最初にやったバインの曲、タイトルがどうしても思い出せない。
「狂って しまいそうだ〜♪」って曲。
4曲目、田中くんがアコギを持って、「久しぶりの曲を。」と。
“風待ち”
ああーーー!!これ聴けただけで満足!
そして田中くんに紹介されて民生さん登場。
長田進 with GRAPEVINEとしてリリースしたアルバムに、民生さんが1曲提供したとか。
田中「ふたり(長田さんと民生さん)の関係を説明しなくていいんですか?」
奥田「え?・・・友達。」(笑)
1曲おいてバインの“FLY”
1コーラス田中くんが歌ったあとに、2コーラス目を民生さんが歌い始めたときには大きな歓声が上がった。かっこいい!しぶい!
そして次の曲は長田さん、民生さん、田中くん、西川のアニキの4人でギター祭り。
4人が順に弾いたギターソロ、あれ、全部アドリブ?凄いかっこよかった!
欲を言えば・・・がっつりバインのライブが観たかったなー。バックバンドじゃなくて。
後半は観たいバンドが続くので、スクリーンでアナログフィッシュを観ながら、それから久々のポリシックスを観ながら休憩。
3人になったポリ、初めて観る。
「ただいまー!」
という感じのライブだった。ステージも凄い暑かっただろうけど、ハヤシくんがんばってた。
◆露天風呂伍番風呂 毛皮のマリーズ
01.ボニーとクライドは今夜も夢中
02.すてきなモリー
03.愛する or die
04.コミックジェネレーション
05.ビューティフル
06.REBEL SONG
07.バンドワゴン
初見。
上半身裸のドラムさん、次にギター、ベースの方が登場。ベースは女性だったのね。
演奏が始まって登場したボーカルの志磨くん。
!!
うわあ、女王さま!?
っていうのは冗談で、
真っ赤なつなぎ風お召し物、上半身は裸なのでつなぎじゃなくてサロペットに近いか?
見事なロンゲで、頭には王冠。(←手作り風)
やっぱり女王さまか。
4人のうち3人が和歌山出身だそうで、「お父さーん!」「お母さーん!」って、和歌山に向かって叫んでいた。
そのあとやった“ビューティフル”
「誰かが私を待っている」・・・と言いながら
誰かを待ってました 昔のロックを聴きながら
とか、
まるで人生のような音楽 まるで音楽のような人生
とか、聴きながら不覚にも泣きそうになった。
ビジュアル的に誤解されそうなバンドだけど、ライブ観たらわかる。凄いロックなバンドだって。(←もうちょっといい表現ができんものか・・)
暑くてバテバテでもうライブどころじゃない、というところまで来ていたけど、元気をもらったよ。ありがとう!
◆大浴場六番風呂 THE BACK HORN
01.ブラックホールバースデイ
02.戦う君よ
03.閉ざされた世界
04.空、星、海の夜
05.サニー
06.コバルトブルー
07.刃
これまた久々のバクホン。
ああ、やっぱりかっこいいなあ。
次の露天風呂のCoccoを観たかったので、スタンディングエリアの後ろのほうにいて途中で抜けようと思っていたが、ライブが素敵すぎて抜けられず。
まして“コバルトブルー”〜“刃”ときたら・・・・
モッシュゾーンに飛び込んでいかないよう、自制するのに必死だった。
いいライブだった。次の大阪がZEPPじゃなきゃあ、行くのに。
◆露天風呂六番風呂 Cocco
01.強く儚い者たち
02.カウントダウン
03.ニライカナイ
04.蝶の舞う
05.絹ずれ
06.瑠璃の花
露天風呂で一番客が多かったと思う。
物販側に回り込んで観ていた人も多かった。
1曲目のイントロで、みんなからため息とも歓声ともつかないような声が上がった。
“強く儚い者たち”
2曲目に入る前に、Coccoはステージ袖にいたスタッフのところに行って、自分の右手とマイクを、ビニールテープでグルグルに固定してもらっていた。
そんなに力が入らないのかな?
心配になり、そのあとの数曲、集中して聴けなかった。
4年前にワンマン観たときよりも、ずいぶん痩せたみたいだ。
かがんだ姿勢で歌う時、声があまり出ていないような気がした。風のせいで声が散ったのかもしれないけど。
MCもメンバー紹介と、最後に「また来ます」だけだったので、余計に元気がないように感じたのかも。
Coccoのライブのあと見た夕焼け。
一番星も見えた。
あと少しでOTODAMAも終わる。
一旦シートに戻って荷物をまとめ、MONGOL800を聴きながらまた露天風呂ステージへ。
そこには怒髪天待ちの客がすでにたくさん集まっていた。
大浴場から“小さな恋のうた”が聴こえてきて、何人もの人が歌が聴こえてくるほうを向いて拳を上げて、曲が終わったら大きな拍手が起こった。
みんなが音楽を楽しんでいるのがわかって、嬉しくなった。
そのとき坂さんがドラムのチェックされていたんだけど、恋のうたと同じリズムで叩いておられておもしろかった。モンパチと共演やん。
MONGOL800のライブが終わったのがわかって、みんなで大きな拍手を。
それがやがて手拍子になり、OTODAMA初登場の怒髪天の登場を待ちわびる音に変わった。
◆露天風呂七番風呂 怒髪天
01.BE MY WIFE(BEAT CRUSADERS カバー)
02.酒燃料爆進曲
03.労働CALLING
04.夏のお嬢さん
05.ドンマイ・ビート
06.真夏のキリギリス
07.オトナノススメ
いつもの出囃子と違う?と思ったら、友康さんを先頭に、ビークルばりにお面をつけて4人が登場!
それぞれ自分の顔が描いてあるお面。そっくりだ!
ビークルのお面の作者と同じかな?
(画像はこちら→http://otodama-blog.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-145b.html)
定位置についたら、増子さんと友康さんがお面を外して客席に投げたけど、ブーメランのようにステージに戻っていったという(笑)
まず1曲目はビークルの“BE MY WIFE”
おおっ!
あとで増子兄ぃが、
増子「がんばって英語で歌ってみたけど噛んじゃった(笑)・・・英語、難しいなあ!
シミ、英語できる?」
シミ「出来るわけねえだろ!」(笑)
シミ「(足元のセトリの紙を指差して)これには“嫁に来ないか”って書いてあるんだよね!」(爆)
増子「だって、“ビーマイワイフ”じゃわかんねえもん!」(爆)
登場の仕方といい、カバーといい、ビークルへの愛を感じたよ。
そして“酒燃料爆進曲”〜“労働CALLING”
大浴場からやってきた男の子たちが、どんどん前に行くのがわかった。
わたしはと言えば、モッシュはしたくないけど(もう足がガクガク)、その近くにいてみんなのエネルギーを感じたい、ということで、前に行く子を通してあげて、自分の位置は変わらず保つ、という感じで。
増子「今日、あっついなあ!矢沢の永ちゃんも言ってたろ?夏フェスに必要なものは3つある、って。一つ目は『水分』」
ベタやな!と思いながらうなずく。
増子「二つ目は『塩分』」
うんうん、あれ?三つ目って?
増子「三つ目は・・・」
三つ目は?
増子「『兄貴分』!」
おおっ(笑)
増子「今日はおまえらに兄貴分を注入しにきたよ!」
おーーーーーーっ!!
増子「DJの人に言われたよ。この曲でブレイクした感じですねって。
この曲でぇ?他のにしてくださいよ、って。」(笑)
“夏のお嬢さん”
後ろの男の子が、初めてこの曲を聴いたようで大爆笑していた。
何回聴いてもおもしろいけど。
“ドンマイ・ビート”〜“真夏のキリギリス”
そろそろ限界だーーー。さすがに若者は元気だな!
そして兄ぃはもっと元気だ!
“ドンマイ・ビート”の踊り、めちゃよかった。できることなら保存版!(笑)
途中で兄ぃが、大浴場ステージを気にしながら、
大丈夫。俺らが終わるまでビークルは待ってくれるよ。
終わんないのに始まったら、叱ってやっからな!
という意味のことを言われた。
俺らが終わってないのにやるなよ!って意味かと思ったが、あとで考えたらこれ、客のために言ってくれたんだな、と思った。
増子「さあ、あと1曲!バンバンするぞ〜」
「あと1曲」にみんな「え〜〜!」と。
“オトナノススメ”
オトナはサイコー!(サイコー!)
のところで、思いっきりジャンプしてしまった。
隣のお兄ちゃんがびっくりしてたかも。本気でそう思ったからね!
あー、終わっちゃった。いっぱい拍手して、ざわざわしていたら、突然兄ぃが、
「全員、気をつけ!!」
はっ!?
し〜んとなって、全員でびしっと気をつけを。
「回れ〜右!!」
ザ・ザザーと回れ右。
「???」
「全員、ビークルのラストライブに向かって進め〜〜!!イッチニ!イッチニ!」
おおっ(笑)
笑いながらも兄ぃのかけ声に合わせて5mくらい行進。
はっと気づいて振り返ると、兄ぃと友康さんがみんなの後姿をニコニコして見つめながら手を振っておられた。
「ありがとう!」って半身になってわたしも手を振った。
怒髪天、退場。
近くにいた男の子が無人になったステージを見ながら、
「ええ人たちやなあ・・・」
と、つぶやくのが聞こえて、泣きそうになった。
兄ぃ、しっかり『兄貴分』はみんなに注入されたよ!
◆大浴場八番風呂 BEAT CRUSADERS
01.LOVE DISCHORD
02.E.C.D.T.
03.IMAGINE?
04.SUPPERCOLLIDER
05.DAY AFTER DAY
06.PERFECT DAY
07.CHINESE JET SET
08.GHOST
09.BANG!BANG!
10.FEEL
11.BE MY WIFE
En1
01.FOOL GROOVE
02.GET IT UP(新曲)
En2
01.HIT IN THE USA
ファンの方には申し訳ないけど、ビークルのことはほとんど知らない。
初めてライブを観たのは去年のOTODAMA。
だから、ラストライブと言っても、シートで片付けしながら観るつもりにしていた。
だけど、兄ぃの指示があったから、ってわけでもないけど、しっかり観ようと思った。
バンドのことは知らなくても、大好きなバンドが解散してしまうという悲しさはよくわかる。
ヒダカさん、登場するなり「サヨナラ」って言ってたよね?
「散開してほしくない人は?」って客に尋ねて、1万人くらいが手を上げたら、
「ならみんなCD買ってくれー」って。
どこまでがジョークでどこまでが本気なんだか。
ビークルは、最後のライブをどうしてこのOTODAMAにしたんだろう、と不思議だったが、少しでもたくさんの人にラストライブを観てもらいたい、あまり湿っぽくならないよう野外で、と考えたのかな、と思った。
だからってなぜOTODAMAだったのかはわからないけれども。
最後まで「お○んこコール」やらその関西弁バージョンやら。
わたしは、スタンディングエリアはいっぱいだったので、シートエリアで、ステージとスクリーンを半々に観ながら周りの人たちと一緒に踊った。
後ろの方でも、何度もタオルで涙を拭きながら聴いている人がたくさんいた。
寂しいだろうなあ。
アンコールで「最後に・・・新曲やります。」と。
最後に新曲!?
切ないなあ。
そのあと荷物を持って露天風呂ステージ脇へ。
ツアーバスなので最後まで観るのもはばかれる。
別れを惜しむアンコールの手拍子が続く中、露天風呂ステージではThe ピーズのメンバーが・・・モップを持って床を拭きながら、ビークルのステージを遠目に観ていた。
モップ・・・風呂そうじだから!?(笑)
そこまで徹底してやる彼らに感動。
大浴場ステージではもう一度ビークルが出てきて
「ピーズに悪いからあと1曲だけ。」
終わってからひとりずつ、
「またすぐ会えるよ!」とか、
「楽しいことはまだまだ続くよ!」とか、
「職安行ってきまーす!」(笑)とか挨拶されていた。
ビークルが終わったら花火が上がった。
そのあと番台さんと思われる方の締めの挨拶が聞こえた。
ああ、本当にThe ピーズは終演後の演奏なんだな。
◆風呂そうじ The ピーズ
気づいたらThe ピーズの面々は、モップを楽器に持ち替えてスタンバイしていた。
大木弟(TOMOVSKY)に始まり、大木兄(The ピーズのハルさん)で終わるOTODAMA。
大好きだ。
アーティストに「湯沸し」や「風呂そうじ」役をやらせるフェスなんてそう無い。
けれどそれを楽しそうにやってくれる、シャレのわかるアーティストたち。
もちろんライブはいつもどおりの真剣勝負で。
ユルいフェスなんて言っても、緊張感がないわけじゃない。
大事なことには芯を通して、あとはみんなでいっぱい遊ぼうぜ!ってことなんだろうな。
そして「みんな仲良し」
The ピーズ、2曲くらい終わったあとハルさんが、
「今日は暑かったから、みんな疲れてるのはお互い承知の上だ。
ムリしないで、好きにしてくれよ。
帰る人は気をつけてな!」
と。
もう、すっごい、涙が出るほど感動して、最後までライブが観たいって思ったよ。
最後まで観てもいいけど、神戸だけじゃなくて岡山・広島まで帰るバスなので、自分だけが遅くてみんなの帰りが遅れたら申し訳ない。
なので3曲だけ聴いて帰ることにした。
ハルさん、このお返しはきっといつかするよ!
と、忘れないように書いておこう。
(The ピーズのライブは、終盤にフラカンのメンバーが乱入?して、それはそれは楽しかったそうだ)
ところでオフィシャルグッズとして買ったのは、Tシャツだけじゃないよ。
おせんべ、おいしかったよ♪